ぶちゃこさんのレビュー一覧

相変わらず、シャルは可愛いです。この巻で最初の目標を達成するシャルですが、これからもいろいろありそうですよね。頑張ってほしいです。そんなシャルを全面的にバックアップしているのはお兄ちゃん。これからも魔王様君臨を期待しております。

素敵な魔王なお兄様

ヒロインのシャルは、前世の記憶が戻ったときに、とても葛藤します。現実にゲームでの出来事が起こったらと考えて、恐怖します。そんなシャルを救うのは魔王のお兄ちゃん。ある意味シャル以上のチートさを感じさせる魔王です。お兄ちゃんが見守ったいてくれるから、シャルは息ができていると言っても過言ではないですね。果たして、シャルの懸念は全て払拭されるのか。まだ出てこない彼方との関わりはどうなるのか。とても楽しみです。

題名に間違いはないのですが、この二人がスローライフに行き着くまでに、本当に大変な思いをして。毒親、育児放棄に差別。そして戦争。そんな要素が組み込まれた中、虐げられたヒロインと心を壊しかけているヒーローが出会い、虐げられてきた故に純粋なヒロインに救われるヒーロー。そしてそのヒーローに救われるヒロイン。王や彼女の父、義母など、くだらない人間がいるために苦労してきた二人ですが、これから本当に自分たちが望んだ暮らしが手に入れられそうで、良かったと思います。

正攻法な展開

公爵との婚約、そこに出てくる他の公爵令嬢は、以前からヒーローのことが好きで、でも相手にされていないことに気がついていない。婚約者であるヒロインを威嚇し婚約破棄を狙うものの、ヒーローに撃退される、まさに王道です。安心して楽しく読めました。

完結おめでとうございます

完結しましたね。作者様おめでとう御座います。そして、最後に軍人少女らしい姿を書いていただいてありがとうございます。軍人としてのラゼと学生としてのラゼ。この二つが結びついて、ラゼがピンチのときに友の顔が浮かんで、それが生き延びる力になった時、本当に泣きそうになりました。
最初から、また読み直そうと思います。

ウチにもきて欲しいかな

いやあ、きて欲しいです、リリカちゃん。針葉樹林を切開き、雪かきで屋根に上り、夜会服をしたて、フルコースを作るリリカちゃん。性格もよくて褒め上手。万能メイドさん万歳。
…公爵様も頑張って下さい。

お勉強好きな二人

妖精姫と言われるヒロインと辺境伯を継ぐことが決まっているヒーロー。互いに2年間の学生期間を最後の自分らしくいられる時間として勉学に励むのですが、正直励みすぎなような。でもとにかく可愛らしい2人です。読んでいてほっこりしました。最後、想いが通じ合って良かったです。

頑張ってほしい

前世の記憶を取り戻したヒロインは王城を飛び出します。彼女を追いかけてきてくれたヒーローと二人で王都を脱出しようとしますが、城壁都市である王都からの脱出は難しく、二人は冒険者として暮らし始めるのですが、というところです。二人を取り巻く人々の考えや生活などが丁寧に描かれ、とても良かったです。残念ながらヒーローもヒロインもこれまでつらい思いをしてきているのに、優しさを忘れず、力に頼ることもせず生きていこうとするのは、本当に素敵でした。
二人の目の前に明らかにされていく、社会の歪さ。ぜひ、それを跳ね除けて幸せになってほしいです。

面白かったです

友達に、婚約者に裏切られて、処刑されるところを父親に助けられて、でもその父親とも生き別れになってしまったアイリ。もはや誰も信じられない、人は変節し裏切るもの。彼女がそう思うのは当たり前だったが、そんな人間不信の彼女を護ってくれたのは。
お父さんの行方がしれないし、アイリとシンの関係もまだまだだけど、人には信じられる人もいるのだということがわかって、彼女の心が救われて、本当に良かったです。

面白い

転生モノで、彼女は自身の婚約者ルートをヒロインのエリーが選択した場合の悪役令嬢。そのことに気がついた彼女は、婚約破棄を選択する。その後、虐待されている公爵家三男と出会い、、というお話なのですが、とても面白く、一気読みしました。元婚約者、ゲームヒロインのエリー、子供を虐待する公爵家の面々など愚かなキャラ達に邪魔されながらも、乗り越えていく様はとても痛快でした。

作者様買いです。転生モノでは、前世の記憶というのは転生後のチートとして生かされるというお話が圧倒的に多いと思いますが、このお話は少し違います。愛したい、愛されたい、抱きしめたい、抱きしめられたい。そんな切なる願いを何故抱くのか。前世とも絡んで、語られます。とても面白かったです。

まだまだ分かりませんね。前世のアデルがあんなに苦しまなければならなかったのはなぜなのか。第三王子の真意はどこにあるのか。そしてなんか不気味な王太子は本当に前世のアデルの味方だったのか。今世のアデルが幸せだと良いなと思います。今までこんなに怖い思いをしたのだから。

すごく面白いです。展開もスピーディーで、また、王と趙姫と後宮と黄金。ワクワクする舞台が揃っています。そして、この結末。あとはもう、期待しかないでしょう。

今回も呪いグッズを探し出し、排除するために行動する二人ですが、気になるキャラが出てきました。ノアの従兄弟。そしてその背後に見える魔術師の影。ノアが望むものは王位では無いのに、最後までこの問題は尾を引きそうですね。それに、何やらアーデルハイトの魔術を解析しようとしているみたいで、不気味です。次巻も楽しみです。

クラウディアは、前回と引き続き絶好調です。ノアも成長著しいのですが、まだまだ振り回されているのは否めません。今回は500年前のアーデルハイトが亡くなった時のことと現在のクラウディアのお見合いが絡み合う展開になっています。そして、哀しいお別れもあります。可愛い二人の成長が楽しみでなりません。

ざまぁが好きな方におすすめ

すごく面白かったです。公爵令嬢から断罪され、その上平民と結婚させられたミーナ。普通ならどうしようもないほど追い詰められた状況から、奇跡の大逆転！旦那様の尻を適度に叩きつつ、自身の力と能力の全てをかけて闘う姿は、本当に素晴らしく胸がすきました。

哀しい龍も救われて

このシリーズ作品大好きなんです。異世界行ったらチートに大活躍って話は星の数ほどありますが、シオリは本当に辛い経験をしてきました。それを癒したアレクもまた辛い過去があります。お互いに癒しあった二人は、前を向いて歩き始めます。今回はそんな二人が龍討伐に参加するのですが、それも本当に哀しいお話です。いよいよ、次の巻でアレクは弟と会うことになるのでしょう。それが、二人に新しい展開をもたらすのでしょうが、新しい同居獣はなかなか大きな体格みたいなので、早めの引越しが良いと思います笑

今回はマリーの成人と聖女お披露目、そして初めての聖女の仕事と冒険者としての成長というところでしょうか。初登場のキャラもいて、辛いことがあっても、ワイワイ楽しく過ごしていて、読んでいても楽しかったです。一方、リリーはもうどうしようもないところまできていますね。子育てに目を背けてきた父親もどうかと思うけど、母親はそれ以上にアウトですね。
次はこの双子が再会するみたいですが、今からドキドキしますね。

なかなかスッキリとは

題名にあるようなスッキリ感はないですね。やたらと作者さんは媚薬が好きなようで、悪巧みの方法は媚薬がらみばかり。国の指導者はオロオロしているばかり。ヒーローとヒロインの優秀さをだしたいのでしょうけど。

読み返しても面白い

いわゆる、時を遡って二度目の人生を送る話なのですが、最初の人生ではなすすべもなく、しかも最愛の恋人である王太子に殺されたヒロイン。記憶を持ったまま、第二の人生を生きる彼女は、一度目の人生から離れるべく誓うのですが、ある公爵令息が故郷に現れるところから、関わりが生まれていって。

このお話では、学生時代に友人となる二人と、何故か彼女に絡んでくる公爵令息とのやりとりや関係性がとても素敵です。彼も、かつて愛した王太子も様子が違うのですが、その辺りもとてもドキドキしました。

いろいろな事件、ダリヤの周辺の人たちの思惑、そんなものが大きなうなりとなって一つの方向に動き始めているようです。おそらくは王族まで巻き込むかのような大きな流れの中、ヴォルフはダリヤを護り切れるのでしょうか。
最初は、普通に婚約破棄モノかと思いながら読み始めた作品ですが、いろいろ伏線が張り巡らされて、毎回面白く読ませていただいております。作者様、今後も頑張ってください。

やっぱりヒロインは明るく前向きな可愛い女性が好みですね。その点、今作のヒロインはとても良かったです。天然で、チートな魔力で、いつ呪いを解除したかわからないなんて。その点は、作品を読んであるものにも分からな買ったですね。本作の中で、推測はなされてますが、正しいかどうかは検証されないまま。なんとなく竜頭蛇尾な感じがするのは、そのためでしょうか？

最後まで一気に読みまして、結果、うーんと考えてしまいました。両親からも祖父からも、不幸の原因だと言われ続け、伯母一家にも虐げられていたアビー。マインドコントロールされ、自らの不幸にも鈍感になるほど。このヒロインが、どのように生きていくのだろうと思って最後まで読んだら、まさかのオチでしたね。いや、最初から散りばめられていましたっけ。
個人的な意見とすれば、このオチは残念でした。ということで、星３とさせていただきましたあ

テンポ良く爽やか

婚約破棄されたヒロインが、隣の国の王子と恋に落ちるというのは、他にもあるような筋立てなのですが、この作品は、破談になったヒロインが、立ち直り、反省し、新しい考え方を自ら手に入れたことが魅力かなと思います。自分を裏切った婚約者はともかく、自分を暖かく迎えてくれていた元婚約者の父親を慮るところなどは好感がもてました。誰しも、他人には良いところを見せたいもの。それで、しんどくなるのも、誰しも経験があるのではないでしょうか。そんな中、自由に翔ける相手と巡り会えたことに祝福を。彼の方も、王家の末弟ということで、親からの愛情を受けずに育ってきて、心に寂しさを宿していましたが、ヒロインの素直さ、明るさに救わ...続きを読むれていきます。二人なら、どんな立場でも生きられるだろな、と思います。

これで完結？

いろいろ、諸問題が片付きまして、これで完結なのかな？とも思いますが、おそらくは、後1巻。本当の親にも、育ての親にも虐げられて苦しんだリズが、大人になって、どのように生きていくのかが描かれるのでしょうか。かの国がどのように滅びたのか、それも明らかになるのでしょうか。自身の幸せを望んでも良いのだと、そう心から思えるようになったリズの成長が楽しみです。

婚約破棄とざまぁが起こった後のお話で、新しい展開で面白かったです。元王太子リカルドに嫁いだミディア。持ち前の前向きパワーで、リカルドの尻をひっぱたき立ち直らせていく手腕。12歳も年下の妻に支えられ、元の自分を取り戻していくリカルド。彼の元側近たちも其々の人生を歩んでいて。
すぐに後ろ向きになるリカルドを理解し甘えさせ、励ますリディアは貴族令嬢としては規格外ですが、まだ16歳これから素敵な女性に成長していくのが楽しみです。

一歩一歩が愛おしい

前巻に続いて楽しく読ませていただきました。一歩ずつ歩いて自分の世界を広げている姿が愛おしいです。お話としては、一段落しているかと思うので、あとは読者の想像力におまかせなのか、作者様がもう少しお話を紡いでくださるのか。
あまり悪人は出てこないので、安心して読めます。とても素敵な村一度行ってみたいですね。

一歩ずつ

人見知りで引っ込み思案で、でも国1番の魔女。自身の魔獣を極める以外に何も持たなかった彼女が、自身の足で一歩を踏み出す物語。とても楽しく読みました。少しずつ広がる彼女の世界が、これからも楽しみです。

安定の作者様買いで、前巻に引き続き面白く読ませていただきました。
二人きりで始まった旅も、今は4人。アンバーも一人前になりましたから。謎も解けてきたように思いますが、まだ大本の謎が残っています。全てが終わったときに二人がどうするのか、楽しみに次巻を待ちたいと思います。

今後の展開が楽しみ

とても面白くて、ほぼ一気読みしました。まっすぐに生きていくマリーとその周辺の人々。小さなマリーとかかわることで、彼らも成長していくのがとても良かったですね。
一方、マリーを失った両親と妹のリリーは今後どうするのでしょう。マリーが聖女としてお披露目されたら、リリーが食いついてきそうですが。両親も、自分たちが子供を平等に扱わなかったことを、マリーに心から詫びて欲しいですね。特に父親、逃げてんじゃねーよ、という感じです。

明るくドロドロなお話

作者様買いです。後書きで、明るくドロドロなお話と、ご自身で書かれておられますが、まさしくその通りですね。人として生きて死ねなかったマティアスはちょっとかわいそうだったかもしれませんが、元々、それが許される環境でもなかったようですし、それなら愛する人と一緒に地獄に落ちた方が幸せなのかも。
それにしても、この母親は鬼畜ですね。

素敵な物語

姉妹で比較されるというのは、物語の中だけではありませんが、このお話のヒロインのフィリアも姉と比較され、両親にも姉にも虐げられていました。そんな中でも彼女は自分を見失わず優しく真っ直ぐな女性に。彼女は常に前向きで、見ていて応援したくなります。彼女を虐げていた姉にも救いの手を差し伸べます。両親も考えてほしいなぁ。

虐げられていた実家との縁が切れてめでたしめでたしと言ったところでしょうか。無事に友人もでき、あとはジークからの溺愛攻撃に対応するだけですね、魔物より大変そうですけど。まだまだ、本当の恋愛を理解できないヒロインですが、第2王子という障害が発生するのかな。ダラダラ長くならないように期待します。

とても素敵なお話でした。実家で冷遇され、売られるように嫁がされたイリス。そして、孤児で自分の才覚一本で成り上がってきたルーカス。
白い結婚で始まった二人が、さまざまな試練を乗り越えて寄り添い生きた状況がとても素敵です。そして、そんな二人にキキとライカがずっと一緒にいたのだろうなぁとそんなことも思える、素敵な読後感でした。

前巻で出会った二人が、惹かれあい、そしてこれまでの自分の殻を脱ぎ捨てて、一緒に生きることを決める。周囲の人々もそんな二人を祝福し、二人は障害を乗り越えて互いに手を取り合い歩き始める。
二人とも大人で、とても素敵なお話でした。心から祝福したくなる、そんな感じで、温かい気持ちになりました。

いろいろザマァないお話は読みましたが、このお話は一味も二味も違っていて、とても面白いです。この後、どんな展開にいくのか、そのときに、今回でてきたキャラたちがどのように関わっていくのか、とても楽しみでなりません。

次も絶対面白い

両親が相次いで亡くなり、親戚に店を乗っ取られ放り出されたオリビア。王都で彼女の才能は開花していきますが、そんな時、元婚約者と義妹の結婚式に呼ばれて、というお話です。清々しいほどの下衆な親戚です。それに比べて、王都で彼女を迎えた人たちはみんなあったかい。その中には、気になる男性もいるのですが、仕事中毒オリビアにはいまいち荷が重そうです。
作者様はとても上手に人の気持ちを差し込んできて、とても面白く読めます。続きが楽しみです。

面白すぎます

真面目で努力家の魔道具士オリヴィア。王都に出てきて巡り合った友人、その中でも大切な思いを抱くようになったエリオット。今回は、オリヴィアが失った故郷の店を巡って、二人はすれ違いをしそうになります。事件とオリヴィエの心境、両方の側面から物事は描かれていきますが、テンポ良く進み、とても面白いです。どうやら、二人にとっての大きな試練が待っているようですが、楽しみに次巻を待たせていただきます。

所謂、虐げられた聖女が報われるお話なんですけど、ちょっと違うのは、勇者の描き方と王太子と時期聖女が案外馬鹿ではなかったところでしょうか。革命を起こし、親である王をその場から追い落とした後、離宮で幽閉で済ませるのは、なんか、甘すぎるように思います。どうせなら、魔王城の近辺で軟禁すれば良かったのでは。

可愛いがいっぱい

前巻はヒロインシェリルの生い立ちでしたが、今回はヒーローの生い立ちが中心になります。これまで決して幸せではなかった二人ですが、これから先は笑顔溢れる日々になってほしいですね

家族に虐げられる長女、彼女を虐げ、搾取して恥じない両親と妹。死ねと言われて嫁がされたヒロインは、辺境伯に溺愛されて。
最後には家族にもザマァできて良かったと思います。それにしても、妹は外面が良かったのでしょうか、王が友人である辺境伯に嫁げというくらいなのですから。
彼女が家族に愛されなかった理由が最後に明らかになりますが、あまりにも馬鹿馬鹿しいです。でも、愚かな人間とはそういうものなのかもしれないです。

安心して読めます

他人の婚約者を侍らせている公爵令嬢、その取り巻きの中にいる自身の婚約者に婚約破棄を叩きつけたヒロインの侯爵令嬢、そんなヒロインを溺愛する第二王子。とりあえず、子供の躾はしっかりしようね。この公爵家としても、傍若無人な振る舞いをしてきたみたいなので、親子ともども反省してほしいですね。

所謂ざまぁのお話なのですが、今回はあまりにヒロイン役の男爵令嬢が残念で、そんな令嬢を愛する王太子もなかなか残念な。いろいろあって優雅な幽閉生活を手に入れた悪役令嬢。そんな時ある事件が起こって、というお話で、学校の中だけでなく領地の問題も絡めて話が展開するのは面白かったですね。一冊でちゃんとまとまっているのも好感度高いです。

他の方も買いていらっしったと思いますが、題名から受けるイメージと内容が乖離しているように思います。いかれた王女とその取り巻き。国を導くのに相応しくない王と王妃。そして腐った貴族連中のせいでヒロインは婚約者と婚約破棄します。そして、それをキッカケに、隠されてきた沢山の思惑が入り乱れヒロインは巻き込まれて行きます。途中で、あまりに危機管理能力のない王とその周辺の姿が描かれますが、正直言って、お前らがしっかりしてたらヒロインがこんなに苦しむなんていうことなかったのにと思います。そして今ヒロインの元婚約者。あまりに放ったらかしにして、直接会う手間を惜しむから、ヒロインや自身の家族とのすれ違いを産んだの...続きを読むだといいたいです。身から出たサビ。従者の所為ばかりではないと思います。

良き良き

後書きで作者様も仰ってますが、本のタイトルが小説の中身を語ってます。でも、実は読んでみると、人から理解されない王太子の状況には、誰にも語れない哀しみが溢れていて。ただのラブコメではなく、王宮をめぐる陰謀を絡めて深く読ませてくれます。大好きな作者様で、今回も満足しました。それにしても、父親の道具として育てられ心を壊した令嬢にこれからの生活が穏やかであることを願いますね。

作者様買いです。安定の面白さでしたが、今回は特にヒロインが可愛いなと思いました。おかげで、孤高の立場であったヒーローも、人間らしく可愛くなってめでたしめでたしです。

普通にザマァ物語

あまりモノを考えない王太子に、平民みたいな男爵令嬢のカップル。この超お花畑な二人に振り回される婚約者の侯爵令嬢。彼女を守って闘う第二王子と彼女の弟。まぁ、普通にザマァが好きな人は楽しく読めるかなと思います。
このお話の特徴として、親世代の人間関係が反映していることですね。結局、王太子を腐らせたのは誰か？身から出た鯖。それに気づいて、全て採算したのは、親として良かったですね。

このシリーズ好き

今回は、ビックリのドラゴンの話でしたね。現在はアルフリードに引き継がれている王家の呪い。そして、その呪いの元である魔王と呼ばれたドラゴンの息子。作者さんは、これまでの作品の雰囲気を壊すことなく、呪いの問題を解決してくれました。アル乃かわいらしい嫉妬もあり、楽しく読みましたが、それだけにミスリルの活躍の場がちょっと少なくて残念でした。お互いに背中を預けて戦う場面がもっと欲しかったかもです

ヘタレな王太子可愛い

ザマァな作品は他にも読みました。この作品も大筋な流れは同じように思いますが、違うところは、籠絡されたはずの王太子が、実は悪役令嬢の立場の婚約者にベタ惚れ。なのにそれをいうことができないヘタレで、でもそれ以外はチートで。そのアンバランスが魅力です。いつの日かちゃんと告白できますように！

聖女二人に幸せを

そうですよね、召喚って、誘拐ですよ。そりゃあ、大変なのでしょうが、無理やり連れてきて、自国の聖女として迎えることが、彼女たちの幸せだと思い込んでいることの傲慢さ。二人召喚して、一人をおまけとして扱い、その為周囲に虐待されているのに無関心な態度。最後には、女性としての尊厳を奪うような行動。反省すれば良いというものではない。帝国の公爵令嬢も、自ら何をしでかしたのか、よく考えて欲しい。人をモノとして扱ったことが、自らの身に返ってきたのだと知って欲しいですね。