あらすじ
弟子シーウェルに別れを告げてから数年後。
10歳になったクラウディアと13歳になったノアは、呪いの調査のため、伝説の魔女『アーデルハイト』によって海の中に建設されたラーシュノイル魔法学院へ短期入学することに。
目的は『船を攫う歌』による客船の沈没や失踪事件の解明。
その学院でクラウディアは、いつも放課後に歌を歌っているという八年生のフィオリーナと出会う。彼女は自身も『お姫さま』であると名乗り……? さらにフィオリーナにはラウレッタという妹がおり、魔力量は多いものの魔法の制御に難があるため、初級クラスにいるという情報を得る。
調査の鍵になるとにらんだクラウディアは、わざと魔力鑑定で失敗することで初級クラスに所属し、ラウレッタと接触を図ることに……!?
そして、ノアの故国であるレミルシア国の王太子・ジークハルトも学院に所属しているようで――。
伝説の魔女と黒髪従僕が織りなすファンタジー、第3幕!
感情タグBEST3
今回も呪いグッズを探し出し、排除するために行動する二人ですが、気になるキャラが出てきました。ノアの従兄弟。そしてその背後に見える魔術師の影。ノアが望むものは王位では無いのに、最後までこの問題は尾を引きそうですね。それに、何やらアーデルハイトの魔術を解析しようとしているみたいで、不気味です。次巻も楽しみです。
Posted by ブクログ
伝説の魔女だった前世の記憶を思い出し(=従僕にしたノアと出会っ)てから4年。
10歳になったクラウディアと13歳になったノアは、呪いの調査のために伝説の魔女アーデルハイトによってつくられた海の中の魔法学院へ短期入学する。
今回は、身分を隠す学生も多いということで、クラウディアとノア以外にも姿や名前が変わる関係で誰が誰だかすっとは分からなくて結構混乱したかも。
個人的には、今回はアビアノイア国の筆頭魔術師カールハインツが、クラウディアの名で臨時教師として学院にやってきたのがイラストで見られたのと、そんな師にやや同情しているノアの様子が楽しかったです。