あらすじ
――その日、すべてを思い出した。
6歳の王女クラウディアは、叔父に塔から突き落とされたその瞬間、自身の前世が伝説の魔女であり、数多くの魔術師を従えていた記憶を取り戻す。今世では冷遇されていたが……。
「私はやりたい事しかしないわ。邪魔者は『お掃除』しないとね」
かつて世界を揺るがした魔法の力で、悠々自適な生活を送ることを決めたクラウディア。
美少年だが不愛想なノアを従僕にして、高度な魔法で何もかも思うがまま!?
「お城からのお迎え? 追い返しましょう。贅沢なら自分の魔法を使えば十分。むにゃむにゃ……」
「おい。どうして毎回わざわざ俺の膝で寝るんだ」
魔法を使用すると眠たくなってしまうクラウディアは、不本意そうな従僕に抱っこされながら、今日もくうくうと寝息を立てている。
伝説の魔女と黒髪従僕が織りなす悠々自適な快適生活、はじまります!
感情タグBEST3
思ったより
タイトルやあらすじ読んで想像したより重たい話に思えました。
前世が魔女のクラウディアと、他国の王の庶子のノア。どちらも背負ってきたものが大きくて、一桁の年齢とは思えない。
やりたいことしかやらない、の意味するところが、結構重い。
それでも、ずっとノアに一線引いていたクラウディアが、最後は素直になってくれて良かった。
イラストは、ちょっと残念な感じでした...。
Posted by ブクログ
漫画で知り、続きが気になってWEBサイトで一読。即ハマり、即書店で購入した一冊。最強系転生モノ異世界ファンタジーだが、他作品と違うのは圧倒的な爽快感と没入感。世界観の説明もわかりやすく、書き下ろしの小説は必見。
楽しかった!
雨川さんが好きで購入。
ルプななとはまた違う趣のある、デレデレしちゃうお話で超好みでした。
読みながら、和泉かねよしさんの『女王の花』を思い出しました。
ノアのひたむきさはあの美しい従僕にとても似ていて、少し違いますが、あちらもとっても好きなお話なので、ハッピーエンドになりそうなこの2人を読み続けられるのは嬉しいです。
まだまだ展開が読めませんが、続きがとっても楽しみです!
可愛らしい姫様と従僕
大魔女頑張って6歳の王女に転生、元王太子であるノアを従僕にして、俺様王様である父親と対峙しつつ生きていくお話。将来的に、ノアとの関係も変わっていくのかなと思わせつつ、いまはとにかく可愛らしい二人で。これからの展開がたのしみですね。
ギャップが…
前世が最強魔女でも、子どもだからその力を使うために制限があって強くてニューゲームじゃないところがよかったし、従僕のノアとも互いの思いのギャップを埋めあえてよかったです。お兄ちゃんたちがチョロくて少し心配になりましたが、子ども故の素直さか…と思いました(笑)
ただ、個人的には本文描写と挿絵のギャップが大きかったな…と。いや、冷たい眼差しの国王のわりにかわいくない??と最後まで違和感を拭い去れなかったので★3でした。