あらすじ
ユーギニス国第一王女のソフィアは、九歳にして魔女の前世を思い出した。二百年前、孤独な生涯を終えるなか最期に願ったのは「次の人生は覚えた魔術を使って幸せに暮らす」こと。
でも、今の自分は「ハズレ姫」と呼ばれ、城の使用人からも虐げられて栄養失調状態。魔術は使えるし、祖父である国王陛下に訴えて、改善されなかったら王宮を出て行こうと思っていたけれど……あれ? 私、意外と愛されている?
孫が大好きな国王やちょっと過保護な美麗騎士たちと紡ぐ、虐げられ王女の痛快逆転物語、開幕!
感情タグBEST3
タイトルや絵からもっとポップでひたすらにハッピーなお話かと思ってたら意外と深い。そして読み応え抜群!それぞれに傷を抱える登場人物がみんなで幸せになれる道を模索する姿にグッときました。下巻では前世の記憶の話などもカミングアウトするのかな。
ぬぬぬ
明るい話では無いので『好きです』と
言い切れない処が有るのは
しょうが無いかな、と。
下巻で全てスッキリする事を祈ろう。
いつか全てを話せたらいいね
国に尽くした魔女だった前世の記憶が戻ったのは、9才の誕生日の翌日。今世の状況は悲惨に尽きる。(前世の終わりも悲惨と言えば悲惨だが…)
王位継承権第二位なソフィアから簒奪したい叔父家族によって、隠され虐待され、回りにはデマを流され、“ハズレ姫”と揶揄されていた。
現王の祖父と月に一度の謁見をした際、現状報告と打開策として監視をつけてもらうことを進言。それにより事態は好転。叔父一家と女官長をはじめとした者達を罰し王女としての普通の生活が始まるが、“ハズレ姫”というイメージがいつまでもつきまとう。
王太子と王太子妃(父と母)もとても残念な人達だが後で解る原因が可哀想だとは思う。でも、………
カイルとクリスにもそれぞれ事情があり、みんな背負っているものがある。寄り添って、お互いを癒せるようにと思う。
Posted by ブクログ
虐げられているハズレ姫の逆転から始まるので取っ付きはいい。
虐げ問題はあっさり解決されるし、ヒーロー溺愛ものなので読者受けもすると思う。
三人の夫をどうクリアしていくのかが楽しみです。
面白いです。祖父が王であり、父親が王太子、王太子のただ一人の子供として大切に育てられるハズの王女。それが愚かで仕事をしない父親、引きこもったまま興味も示さない母親、臣籍降下したにも関わらず、王族のように振る舞い自身のアホ娘を王女とすげ変えようとする叔父。そんな連中に命をも脅かされている王女を守る二人の護衛騎士。
まだまだ難しい事も多いですが、一つずつ前に進んでいく姿を応援します。幸せをなってほしいです。