【感想・ネタバレ】暁の魔女レイシーは自由に生きたい 1 ～魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます～のレビュー

雨傘ヒョウゴ / 京一

勇者パーティーの一人、暁の魔女レイシー。
孤児であった彼女は魔法の力を見込まれ、国との契約のもと生かされていた。
そんなレイシーは魔王討伐を終えた後に貴族と結婚するはずだったが、相手から他に好きな人がいると婚約破棄されてしまう！
レイシーがすんなりと受け入れる一方、傍で見ていたお節介な勇者は彼女に代わり貴族へ反撃。
結果、レイシーは国から解放されることに！
そこで初めて「自由に生きてみたい」という願いを得たレイシー。願いは聞き入れられ、王都から離れた村に大きな屋敷を与えられる。
――やってきた村では穏やかな時間が流れていた。
しかし、何もない村は困りごとも多いようで、レイシーは自分にもできることはないかと考えるように。そんな折、魔術が人の役に立つことを知った彼女は『何でも屋』を開くことを決意する！
けれど世間知らずの彼女が行うこと、生み出すものは規格外のものばかりのようで……？

[ブクログ · ★★★★☆]

勇者パーティーの一人、暁の魔女レイシー。
世間に出回る姿絵とは違い、小さく痩せっぽちな彼女は、孤児で、魔法の力を見込まれ、国との契約のために生きてきた。
レイシーは魔王討伐を終えた後、貴族と婚姻して魔力の強い子供を産む約束だったが、相手から他に好きな人がいると婚約破棄されてしまう。
レイシーは婚約破棄をあっさりと受け入れるが、お節介な勇者は彼女に代わり元婚約者を蹴散らして、レイシーは国の契約から自由の身に。
王都から離れた村に大きな屋敷を与えられた彼女は、おだやかに暮らし始めるが。

村での生活で、攻撃にしか使ってこなかった魔術が人の役に立つことを知ったレイシーは『何でも屋』を開くことに。
人見知りで自信のない小さな魔女が、世話好きな勇者の助けと、村の人々に囲まれて、徐々に自分から行動していくようになっていく。
可愛くってほっこりして、こちらも元気になるお話。
ただなあーこの絵じゃないんだよねー。
ジブリっぽいイメージで読んでた。

[ぶちゃこ · ★★★★☆]

一歩ずつ

人見知りで引っ込み思案で、でも国1番の魔女。自身の魔獣を極める以外に何も持たなかった彼女が、自身の足で一歩を踏み出す物語。とても楽しく読みました。少しずつ広がる彼女の世界が、これからも楽しみです。

＃胸キュン

[てらら · ★★★★☆]

自由とは

魔法使いとしては最強だけど、人見知りで自己評価が低いレイシー。そんなレイシーが放っておけず、何かと世話を焼くウェイン。2人を軸に、村の人、成り行きで居着いた魔獣達と、少しずつ、自分で考えて行動して、経験値を積み重ねていくお話。
レイシーの対人メンタルが弱くて、でもその思考パターンわかるわ〜って共感もしつつ、見守るスタンスで読みました。
ウェインの願いは、ちょっと泣けた。