あらすじ
「あんた邪魔なのよ。消えてくれる?」
アイリ・ガラントは親友・エミリアに裏切られた。
彼女はアイリの婚約者である第三王子であるリチャードを寝取ったのだ。
婚約破棄され、失意に沈むアイリのもとに、
さらなる悲劇が襲いかかる。
面会に訪れたリチャードは何者かに刃物で刺されており、
アイリにリチャード襲撃の”冤罪”が降りかかった。
しかし、すべてはエミリアとリチャードの陰謀だった――。
真実を知るアイリを消すために、元親友は暗殺者を送り込むが……。
「死んだことにして俺の婚約者として生きるといい」
暗殺者の正体は、国内最高の宮廷魔術師と名高いシン・アッシュロード辺境伯。
シンはアイリに手を差し伸べ、彼女は彼の”偽装妻”として生きていくことに。
これは、優しすぎる令嬢が自分だけの居場所を作っていく物語。
感情タグBEST3
めちゃくちゃ面白い話でした。
ドロドロあり、スリル・サスペンス・爆笑・ぷって吹き出すシーンも。
天然で、超鈍くて、優しくて、愛情たっぷりで、とっても素敵なヒロインとヒーローでした。
面白かったです
友達に、婚約者に裏切られて、処刑されるところを父親に助けられて、でもその父親とも生き別れになってしまったアイリ。もはや誰も信じられない、人は変節し裏切るもの。彼女がそう思うのは当たり前だったが、そんな人間不信の彼女を護ってくれたのは。
お父さんの行方がしれないし、アイリとシンの関係もまだまだだけど、人には信じられる人もいるのだということがわかって、彼女の心が救われて、本当に良かったです。
作者様の他の作品も読んだことありますが、この作品が一番面白かったです。最後のスタンピートはヒロインの動物調教チートでなんとかするのかと思ったのですが、チート発揮したのはヒーローの方でした。
Posted by ブクログ
親友と思っていたエミリアに裏切られ、リチャード王子に婚約破棄されたアイリは…。
裏切られまくったアイリのキレかげんがシリアスをコメディーよりにもっていくので、暗いストーリーにならず読みやすい。
アイリの母親の秘密とか、行方不明の父親とかがそのままです。続くのかな?
婚約破棄された理由
銀髪が不吉だからじゃないよね?
そんなこと一言も言ってないような…
文章のおかしい部分と貴族の話し言葉が砕け過ぎてて違和感あり。
大事なところ(アイリの生い立ちとか義理父の生死とか)の説明が1、2行で終わっててそこが気になるのに消化不良。
武装メイドが何人いてそれぞれの特徴とかもわかりにくくてそれもイヤ。
多分だけど作者さんは自分の頭の中ではわかってるから端折って書いてしまっているんだと。私には分かりづらかった。
まとまっていて
冤罪により婚約破棄から処刑を待つ身になったヒロイン。父親の協力があり脱獄します。そこから隠れて国の暗殺を担う辺境伯偽の妻になります。最終的にはヒロインを陥れた人物は断罪されハッピーエンドです。
物凄く纏まっていました。きちんと悪役は断罪され黒幕も動機などきちんと明かされ罰せられます。ただ父親はどこ行った?あれ以降出てきたのか。また他国の隠された姫君だったヒロインですが、国王としてわかっていてその国に黙っていていいのか、など疑問がわきました。ヒロインが魔獣を手懐けられるのも素晴らしい特技ですが何故なのかは物語に関係ないから触れないのか少し疑問が多かったです。