あらすじ
ソムリエ見習いの紫野原(しのはら)みやびは、知ったかぶりのお客の間違いを指摘し、その客を怒らせてしまった。しかし、その客の連れとして来ていた神咲雫(かんざき・しずく)のみごとなデキャンタージュによって救われる。実は彼は世界的に有名はワイン評論家、神咲豊多加(かんざき・ゆたか)の息子であった――。神の気まぐれが生み落とした“一本のワイン”を巡る、罪深き人間たちの物語が始まる。
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私がワインについて興味を持つようになったきっかけを作ってくれた漫画です。登場するワインの大半が手が届かない値段だし、主人公がテイスティングをして思い描く情景の半分も私の舌は味わえていませんが笑、ワインの歴史や飲み方、食べ物との組み合わせなど、ワインについてことごとく勉強になるすごい作品でした。
まさにタイトル通り
ワインの雫はまさに神の雫と言われるだけのことはあります。
しかもドラマが放送されたみたいでかなり気になりますね!
すてきです
他のコミックの巻末に出ていた宣伝からお試しにたどり着きました。作画に品があり、主役がカッコいい。下戸の私はワインを美味しく頂いたこともないくせに夢心地で読んでしまった。
ワインを表現するのに美術や音楽も用いる。当たり前なのかもしれませんが、大変勉強になりました。ただ文中で「サロメの歌曲」とありましたが、サロメはオペラですから歌曲ではなく「アリア」とすべきですね。
亀梨くんのドラマを少し見てたので、興味があって読んでみました。
私は全くワインの知識もないし、味もよく分からないけど、ワインが飲みたくなる漫画でした。
スーパー英才教育を受けた割に、その目的もよく分からずワインも飲んだことがないって、
ゼロからのスタートと思いきや、下地は出来上がってて、ここからの成長が著しいのには
読んでて気持ち良かったです。
一本のワイン🍷が何百万円の値打ちがあるのも、訳分からない世界ですが面白さもあります。
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『神の雫』1
・ビール会社のセールスマンを務める神咲雫は、国際的なワイン評論家の息子である。亡くなった父の財産はワイン界のプリンスと呼ばれる遠峯とワインの評論対決をすることで遺産相続を決めることになる。これをきっかけに、神咲は初めてワインを飲むことになる。そこで幼少の頃に教え込まれていたことが、全てワインテイスティングの基礎であったことがわかり、才能が開花する。才能が開花していく過程が楽しい。
・大切なワイン「クロ・パラントゥ」を落としてしまった紫野原。世界で年間700本しか作られない。ある関係者の難問に答えた神咲は、彼から「クロ・パラントゥ」を受け取る。その人物は神咲の父と親しかったようだった。突然登場する人物が解決するのは、予測できないので面白い。
・飲んだことのないワインばかり出てくるが、表現が詩的で読んでいて面白い。そして知識が増えていくので興味深い。作中のワインを飲んでみたくなる。
・気になるワイン
シャトーモンペラ
テイスティングを絵で表現
ソムリエならぬ一般ピープルにはワインのテイスティングなんてスノッブの極みに思えるけど、主人公はそれを心象として表現する、ってところが度を越していて素晴らしい。ストーリーの進行の遅さも殿堂級?
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チーズソムリエを目指す傍ら、
ワインのちょっとした知識を得たいときに大活躍してます☆
本編自体もとても面白いので、ワイン好き・料理好きな人以外でも楽しめると思います!!
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『ソムリエ』もよかったが、こちらもいい。ソムリエの方は、ドメーヌやシャトーの歴史や逸話を知られて面白かったが、こちらは味の追究というか・・・その文学的表現が興味深い。本当にそんな感じがするのか飲んでみたくなる。また、高いワインばかりでなく、数千円の手ごろなワインも紹介されているので、買ってみようかと思わせるものがある。何巻だったか忘れたが、ボルドー5大シャトーと無名ワイン(5大に比べて有名でないという意味で・・・)の比較の話も面白かった。はじめは雫側の視点で読んでいたが、次第に一青を応援したくなってくる。
Posted by ブクログ
ワインは好きだがまったく知識がなかったという人は多いと思う。僕もそんな人間の一人でしたが、このマンガによってその奥深さの虜になりつつあります。ワインを味わった瞬間の表現は大げさなようにも見えますが、それがこのマンガの魅力。ワインの香りや味わいがこちらにまで届いてくるようです。
Posted by ブクログ
ワインを取り扱ったマンガで、自分のようにワインを全く知らなくても何も気にする事無く楽しめる。昔やっていた「ソムリエ」と言う漫画になんとなく印象が似ているが、こちらの方がタッチが太く読みやすいだろうか。久々にジャケットだけで判断して買った漫画だが、その魅力に吸い込まれた。巻末ではその巻で扱ったワインなどについても結構詳しく書かれており、これからワインを嗜んでみようと考えている人にも嬉しいオマケだ。
ワインの蘊蓄いっぱい
ワインは好きで、たまに飲むけど、中々その味のもつ深みとかまで辿り着けない。美味しいからいただく、くらいです。それを仕事にするのは大変ですね。途中細かすぎるところはとばしてしまいたくなりますが、じっくり読みました。
Posted by ブクログ
借りたもの。
日本でのフランスワインの知名度を、より上げた漫画をようやく読み始める。
デキャンタを取り上げる導入から、初心者でもワインの奥深さを伝える凄い描写だと思う。
オキモト・シュウ氏による美麗な漫画、音楽のイメージ、引用される名画の数々は、ワインの味や香りが、嗜む人に与える想起――教養や歴史的背景を読み手に伝える。
文章量の多さにも感嘆……
ソムリエになるため勉強しているみやびちゃんがいるおかげで、トレーニングツールがあることを知ったり…
香りの描写、匂いに関する表現がとても豊か。繊細な分類を的確に表現する能力に重点が置かれているようにも思う。
著名なワイン評論家であり父親・神咲豊多香の死から、無言の遺言――’神の雫‘を言い当てた者に遺産を譲るという、推理サスペンスのような物語展開。
ライバルあり、曲者キャラありのエンターテインメント、開幕。
Posted by ブクログ
8巻まで読み終わりました!
ワインのうんちくが盛りだくさんなので
ちょっと読むのが大変だけど、
香りや味の表現が具体的で、絵画のようなイメージのワインを飲んでみたいなって思いました!高いものだけじゃなくって安いものも紹介してくれていたりして、ワインを知らない私のとっては入って行きやすい気がしました。
主人公が探す12の使徒と神の雫!
かなり興味深いです!!!!
原作書いてる人、相当ワイン好きなんだろうなぁ・・・・。
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ワインのウンチク漫画と甘く見ていたが、設定に無理があるけどサラッと読んでも面白い。ワインは一期一会の呑み物で美味かったから、もう一本が出来ない?のがハマる理由。ワイン好きが生産年と生産地で箱買いするのも、この漫画を薦めるのも分かる気がする。いつも同じ物を提供する難しさと相反するが、一夜限りの出逢いも良いもんだよな!
Posted by ブクログ
1〜12,15,18,19
有名ワイン漫画。
バイト先で聞きかじったワインのことがよくわからなかったから読んでみた。
…(^O^)ミレー?苺畑?娘が振り向く?
私の味覚嗅覚ではこの漫画に出てくるワインを飲んでも理解できないだろうけど、巻末資料はためになります。
後、安めで美味しいワインをさがすとかはおもしろかった。
これからどんなワインが出てくるのか。
130407
その後父と一緒に集め始めました。
相変わらずソムリエの表現はわからないけど、面白い。
Posted by ブクログ
ワインエキスパートの勉強をしながらモチベーションが下がってきた時、こいつを読み始めると、改めて「ワイン」が紡ぐ「物語」に目を覚まされます。
この漫画自体、ワインを知らなくても面白いのですが、多少なりともワインを識るとその面白さが倍増します。
「ワインは知識で知るもんじゃない」
「いくら現代でも、今も昔も人間が考えていることにそう大差はない」
考えさせられます。
Posted by ブクログ
『神の雫』は、講談社モーニングで連載中のワイングルメマンガ。韓国、フランスなど海外での評価も高い。wikipediaによると、2009年7月、料理本のアカデミー賞と言われるグルマン世界料理本大賞の最高位の賞である"殿堂"をパリで受賞した。2010年1月、フランスのワイン専門誌「ラ・ルビュー・ド・バン・ド・フランス」が「今年の特別賞」(最高賞)に原作者の亜樹直と作画のオキモト・シュウを選出したとのこと。
wikipediaで最も編集されているページは何か。国別のランキングを見ると、アメリカではブッシュなど政治的語彙が上位に並ぶが、日本ではワンピースとか仮面ライダーとかサブカルチャーの語彙が上位に並ぶ。これを見て、日本の知的風土の寂しさを嘆く風潮があるが、何のことはない、マンガやアニメで大人も魅了するようなテーマを展開している国は、日本以外にないだけである。
フランスでは前大統領候補のロワイヤルのように、フランス国内での日本マンガの流行からフランス文化を守ろうとする動きもあるが、マンガの力は強い。週末にタワーレコードのクラシックCD売り場に行ったら、レジにクレモンティーヌのCDがおかれていた。フランス国内でも人気を誇る日本アニメの主題歌をクレモンティーヌがカバーしたCDだった。やっぱり日本は、自国のアニメやマンガやゲームが国際的な影響力を持っていることを意識して、これから文化を展開していく必要がある。
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毎週モーニングで追いかけています。
最初は知り合いの勧めでした。全くといっていいほどワインに興味がなかったのに、これのおかげで好きになりました。
青年誌ではあるが、絵が綺麗なのもおすすめどころです。
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ビール会社の営業部員の主人公はある日、父親が亡くなったという知らせを
うける。
高名なワイン評論家であった父は遺言を残しており、遺言の中身は、
ワインの特徴を記述した文章から、ワインを特定し、すべて正解した者に、
総額数十億とも言われるワインを譲るというものだった。
主人公は父親への反発から、ワインを飲んだことがないのだが、知らずに受けてきた
ワインの英才教育と、天性の才能を武器に、そのワインの謎解きに挑戦していく物語。
単なる主人公の成長物語に終わらず、ワインがもたらす運命や、翻弄される人々の
人間模様が面白いです。
また、ワインの描写が独特で、(クイーンが聞こえる!やら、深遠な森の泉の上で戯れる2匹の蝶とか・・)
飲んでみたくなること請け合い!
そして一番の見所は、主人公のライバルの、ワインにとりつかれて壊れていく様子だと
個人的には思ったりするのです(笑
Posted by ブクログ
久々に友だちにマンガを借りました。
何この面白さ。
そして何このウンチクの量(笑)。
世の中のワイン好きって皆こんなに知識を持ってるものなのー!?
(私はワインはグラス一杯が限界です)
いやでも本当に面白いです。絵もキレイだし。
やっぱりワインとかお酒とか詳しいと、知的なオトナって感じがしていいよねぇ。
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主人公にワインの知識がないというのが面白いですね。ワインを飲んだときに異世界に旅してしまう表現が、まじめなのか、焼きたて!じゃぱんのようなリアクションなのかわからないですが。
主人公の神咲雫は有名なワイン評論家である父の遺言で遺された
時価何億円と言われる貴重なワイン12本をめぐって
父が養子にしていたワインに詳しい男と争う話で
ワインの勉強になりそう。
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ある日、紫野原(しのはら)みやびがソムリエの修業をしているレストランに現われた一人の青年が、神業のようなデキャンタージュで彼女の危機を救うところから、物語は始まります。
彼は、有名ワイン評論家である神咲豊多香(かんざき・ゆたか)の息子である神咲雫(かんざき・しずく)です。幼少時からワインに関する英才教育を施された彼は、父親に反抗してワインを飲むことなく、ビール会社に就職します。ところが、彼の勤める「大洋ビール」に新設されたワイン事業部に異動が決まります。
そんな折、豊多香が死去したという報せが雫のもとへ届けられ、しかも1週間前に若手ワイン評論家の遠峰一青(とおみね・いっせい)という男が、豊多香の養子になったという事実が知らされます。そして豊多香の遺書には、2人のうちのどちらかにワインのコレクションを譲るということが記されていました。そこで雫は、みやびに頼ってワインの奥深い世界に入っていくことになります。
後半は、みやびがレストランで客に出すはずだったワインを割ってしまい、雫と2人でそれに代わるワインを探し出そうとします。
キャラクターが魅力的なので、ワイン好きの人もそうでない人も楽しめる作品です。
Posted by ブクログ
フランス料理店でソムリエ見習いとして働く篠原みやび。ある日、客の話したワインの知識に指摘をしたところ、機嫌を損ねさせてしまう。そこに、客の連れとして来ていた青年がまるで神業のようなデキャンタージュを披露した。
Posted by ブクログ
至高のワインを探すマンガ。
俺はワインは酸っぱいので嫌いなんだが、知り合いにワイン好きがいて、なんとなく買ってた。
十二の使徒と呼ばれる神崎豊の残したワインを当てるのがこのマンガの趣旨。本当の至高のワインを探す旅のスタートラインに立つまでの話。
ワインは苦手な俺だが、このマンガを読むとおいしいワインはいっぱいあって、それを飲んでみたいと思わせる。そういう意味ですごいと思う。Wikipediaを見たが「この漫画が原因で、シャトー・ル・ピュイというボルドーワインの価格が高騰し、出荷元が出荷を停止する事態に発展した。」とか「2010年1月、フランスのワイン専門誌「ラ・ルビュー・ド・バン・ド・フランス」が「今年の特別賞」(最高賞)に原作者の亜樹直と作画のオキモト・シュウを選出。ワインの宣伝に貢献したとして評価された。最高賞に日本人が選ばれたのは初めて。」とか書いてあった。ぱねぇw
ちなみに、俺は日本酒、ブランデー、ウィスキーとかアルコール度の高いのが好きですw
Posted by ブクログ
亡父からワインの薫陶を受けたワイン嫌いというわけの分からん青年がその遺産のためにワインを探すお話。
けっこう人気作のようで10年くらい続いた連載が完結したことが記事になっていました。(新しくなって続きはある模様)
Posted by ブクログ
ワインの勉強入門編として最適のシリーズ。昨今のワイン製造事情や市場のからくり、ドメーヌの違いなど専門的な知識が自然に身に付く。ワインを表現するときの詩的な表現が美しい。安価で高品質のワインの紹介が嬉しい。