あらすじ
神咲雫(かんざき・しずく)と遠峰一青(とおみね・いっせい)の闘いは、いよいよ第2ラウンドへ。神咲豊多香(ゆたか)の遺言状に表現された『第二の使徒』の姿は、名画「モナ・リザ」だった。期間は3週間。一青は内なるワインへの「渇き」を呼び起こすためタクラマカン砂漠へ旅立つ。一方、雫はミステリー作家・夏八木舞子から、彼女の元へ送られてきた銘柄不明のワインと脅迫状めいた手紙について相談を受ける。そのワインが『第二の使徒』へ繋(つな)がる鍵になると気づくのだが……。
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Posted by ブクログ
一青は、自分に欠けている「渇き」とそれを越えたところにあるワインをさがし求めて、単身でタクラマカン砂漠へと旅立ちます。命の危機にも直面しながら、ガイドのローランという女性との出会いを通じて、一青は新たな境地に進んでいきます。
一方雫は、知人でミステリ作家の夏八木舞子(なつやぎ・まいこ)のもとに届いたワインと脅迫状をめぐる事件をみごとな推理で解き明かすというエピソードを挟んで、ついに「第二の使徒」のこたえを出すときがやってきます。
シャトー・パルメ2000年のワインに「モナ・リザ」の姿を見たと思った雫でしたが、そこに現われたのはダ・ヴィンチそのひとであり、女性的なやさしさが欠けていることを思い知らされます。これに対して一青は、おなじパルメの99年のワインに「母」のイメージを見て、豊多香の出した謎のこたえにたどり着きます。
今回はかなり強引なストーリー展開のような気もしますが、豊多香の遺言状をめぐる雫と一青の勝負ものこすところあと一戦となり、つづきが気になります。
Posted by ブクログ
第二の使徒完結。今回のワイン探しはイマイチな感じだったかな。安っぽいミステリーのよう。遠峰は相変わらず…寺で水の次は砂漠放浪…飲んだことがないワインが使徒だとどーすんだ?