あらすじ
春高出場を控えた烏野排球部に舞い込んだ、影山の全日本ユース強化合宿招集の報せ! 選手として先を行く影山に対し、自身の成長を切望する日向は、呼ばれてもいない県の1年生選抜強化合宿に姿を現すが!?
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「おれにトス、持って来い!!!」「とべ ボールは俺が持って行く!」
主人公のウイングスパイカー・日向と、かつて敵だったセッター・影山がチームメイトになり、古豪が再び飛翔する!
前作『詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。』の時はどちらかというと「邪道」な作風でしたが、今回はジャンプならではの、仲間と切磋琢磨していく「王道」スポ根です。その王道の潔さと躍動感のある絵がハマって、読んでいて超気持ちいい!日向と一緒に跳んだ気分になれる、最高点のアングルからの「頂の景色」は、一見の価値アリです。
また、チームメイトのドラマも熱く、一度挫折したウイングスパイカー・東峰と、リベロ・西谷の試合シーン(3巻)は思わず震えました。トスを上げ、スパイクを打つ刹那のモノローグも、古舘先生独特の言い回しにゾクッとさせられます。
ボールが火の玉になるとか、殺人スパイクで相手選手をコートの外に跳ね飛ばすとか、そういうトンデモ超人技は一切無し。その代わり、心が火の玉みたいに熱くなる、久々に「キた」と感じたスポーツマンガです。
アニメ化をはじめ、舞台やゲームなど、今後も幅広い展開が期待できそう。(書店員・鮭)
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匿名
ユース合宿と擬似ユース合宿でさらなる能力ブーストがかかるわけですね。
ハイキューの世界って主人公達はとんでも人間ですが、試合の読みとか、チームプレイはなんだかできそうなのがおもしろい。
匿名
レベルアップ
日向の無鉄砲さが炸裂する巻です!
召集されていない宮城県1年生選抜強化合宿に乗り込むのは今後のレベルアップの布石かな!?
Posted by ブクログ
烏野高校が春高に向けて準備をする中、影山が全日本ユース強化合宿に、月島が宮城県の1年生選抜強化合宿に招集されることになった。
日向はどこにも呼ばれていなかったが、月島がいる県の強化合宿に無断に乗り込み、ボール拾いをするなか他人のプレーを見て学ぶのであった。
Posted by ブクログ
武田先生から、一生懸命と無鉄砲は違いますよとお叱りを受ける日向。あの環境でもへこたれない日向は本当にすごい。ちゃんと恥ずかしいことだって分かってる上で腐らずにいられるメンタル。
影山もおりこうさんと言われて、色々考えていそう。
Posted by ブクログ
強化合宿に呼ばれもしないのに参加した日向。
ボール拾いをさせてもらうことにはなったけど、この5日間をどう過ごすか。
影山は東京の全日本ユースの合宿だし、影山なしでの日向単品では価値がないと白鳥沢学園のバレー部鷲匠監督からも言われてしまう(影山からも言われた)。
ウシワカからも「お前は何をやっている?」と言われて、日向は自分で考える。
強くなるために、自分はここで何を学べば良いのか。
影山は影山で、初対面の人たちにまみれて刺激を受けるわけだけども…。
烏野に戻った影山はどうしちゃったのか。
影山は今までも色々考えて行動してきた人だとは思うけど。
あと、ツッキーね。
ツッキーと日向の絡みもすきだなー。
雌伏&成長
全国大会前の合宿や練習試合が続く中で、主人公をはじめとして、各メンバーがそれぞれ成長していく。その有り様は地道だが、新キャラとの絡みもあって、実にうまい種蒔きになっている。。
Posted by ブクログ
春高出場を前に影山には全日本ユース、月島には県の1年生選抜強化合宿にお呼びがかかる。
焦る日向は呼ばれてもいない県の選抜強化合宿へ参加。鷲匠監督から許可を受け、玉ひろいをすることに。しかし、鷲匠監督からは「影山というセッターの居ないお前に俺は価値を感じない」というきつい一言を言われる。
しんどい思いをしながら、大事な5日間で何が出来るか、何を掴めるか考えながら玉ひろいをするうちに動きや思考が変わってくる日向をみて、月島も何かしなきゃと刺激される。
Posted by ブクログ
全国区へ到達したところで、改めて力量を位置付け直す展開。いわゆる「インフレ」が始まりやすい場面だが、日向は「影山とセットだから活躍できた」、影山は「早いセットアップに日向だから対応できた」という点を浮き彫りにして、これまでの「1人じゃないから」をある意味で振り落としにかかる。容赦のない「全国」の重みが熱い。