あらすじ
リーグ6位と好調なETUだったが、千葉のミルコビッチ監督の策略に前半は手も足も出ず、ゴール裏ではサポーター同士で不穏な空気が渦巻いていた。だが後半、達海が繰り出すポジションチェンジと、田沼ゴローの一大決心で、ETUは新たな形を見せる!●クールなマクレガーが秘める、ホットな家族愛●田沼ゴロー、一世一代の見せ場!!●ついに解析された――ETU攻略法!!!●上下左右入れ替わる、劇的ポジションチェンジ!!●「あ そーれ ETU」……あの懐かしコール復活!
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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
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Posted by ブクログ
教授の異名を持つミルコビッチ監督率いる千葉の戦術的サッカーの前に先制を許すも、挑戦者らしくあろうとするETU。
選手交代含めポジションを大きく変え、後半に臨む。ぶっつけ本番のシステム変更に選手が応え、椿の飛び出しが赤崎の同点弾に繋がる。
ゲームの裏で奮闘するゴローの姿とまとまり始めるETUサポーターの面々にも注目。
"挑戦者はいろんなもんに立ち向かってかなきゃなんねぇんだよ。
相手とか自分とか環境とか状況とか。
試合の主導権が向こうに行っちまってんなら、そこから流れを引き寄せられるかが試されてるってこと。
判定にブツクサ言って下向いてたって何も変えられない。
挑むべきもんは山程ある。
俺たちが本当にここから前に進みたいならね。
そして、それはさ、難しくはあってもつまらないことではないよ。
挑戦を選んだ先には必ず何かを得た自分がいる。
それを知ってる奴らは挑戦を苦と思わない。
成長できるはずだと自分に期待して目の前のことに希望を持って立ち向かえる。"
Posted by ブクログ
千葉戦。ミルコビッチ監督は、ETUを研究し徹底した対策を取って来た。ボランチのスペースをなくし、両サイドの裏を突破され、さらにはマクレガーの高さを活かして1点先制。試合は千葉ペースで前半終了。
達海はここで「自分たちの形」にこだわることを捨て、新たな強みを見つけるため、椿をボランチに上げる。
一枚下がった王子が比較的広いスペースでコントロールすることで、攻撃に厚みが増し、同点に追いつく。
スカルズの羽田たちがいないサポーターは、田沼が覚悟を決めてまとめあげ、ひとつとなろうとしていた。この声援が選手を動かす。
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白い!
「挑戦」大事だなぁ…。
「挑戦を選んだ先には必ず何かを得た自分がいる」
覚えておきます。
最近椿くんがとってもしっかりしちゃって、頼もしいようなちょっと寂しいような。
王子は相変わらず王子でした。
さんざんダメダメで、クロに言われても言い返すこともできなかった赤崎くんが最後に決める、という流れは良かったなぁ。
サポーターも、なんとかひとつにまとまったし。
旗持ってるお兄さんと男の子の再会にニコニコ。
指笛親子かわいかったです。
「自称・最も監督に頭の上がらないヘッドコーチ」頑張れ!
着々と死亡フラグを立てるマクレガーさんに、似たもの同士の奥様。
マクレガーさん面白い…。
次巻は羽田さんの職業が明らかに!
Posted by ブクログ
ジェムユナイテッド千葉戦。プロフェッサーの異名を持つミルコビッチ監督の策略にハマってしまったETU。
達海は奇策に出る。大胆なポジションチェンジで新境地を拓く!?
理論・分析で相手の良さを消し、格上チームをも苦しめる千葉。
挑戦者であることを意識し、前へ進み続けることで何かを得る!
椿、そしてジーノが対照的な持ち前を違った角度から発揮し始めるのが面白い!
Posted by ブクログ
24〜26巻の感想
やっぱり年上組は良い活躍するな。達海、笠さん、ジーノ、じいさん。
椿からの宮野へのロングパス→ジーノが決める
って場面は展開がわかっていても、ワクワクした。達海の「トコトンいい試合を目指そうぜ。とはいえ勿論、最後には・・・・・・そちらに泣いてもらうけどな」ってゆうセリフは胸弾む!!スカルズのメンバーの過去も明かされたし、これから新旧のサポーター同士がどう変化して行くのかも楽しみになっていくな。
千葉戦もなかなかワクワクする。教授のサッカーも仕方はあまり好きではないけどね。
後半の赤崎がゴールしたとこはスカルズがテレビで観てるのと同じように興奮する。本当の試合を観てるくらいの気持ちになる。選手も成長してるのがみられて楽しいし、ジーノがあまりしない表情やプレーを観れるのも楽しい。
ジーノはどこのポジションにいても仕事をするとこがイイよね。それに達海の考え方はやっぱり好きだな。
ホーム活動のジーノと達海も良かったね。さすがだと思った!さすが王子!さすが達海!
サッカーを普段観てない人間でも楽しめるからサッカー好きか観たらもっと楽しめるんだろうなと思う。