あらすじ
チームが勝ちを重ねていても、突発的な事故は、絶対に避けられない。アクシデントと折り合う術は? 札幌戦後半、村越(むらこし)の大胆なゴールで、モヤモヤした展開を吹き飛ばしたETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)! 夏キャンプの成果が明確に現れた今、一気に流れに乗りたい!! でもでも、落とし穴って意外なトコロに潜んでいるもんなんだよね……。
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『GIANT KILLING』は、東京の東のサッカークラブ、ETUが強豪クラブを相手に大番狂わせ(GIANT KILLING)を起こしていく物語です。
このマンガの魅力は、監督であり主人公である達海猛のプロデュース力とマネージメントスキル。と言いたいところですが、それだけではありません。
『GIANT KILLING』は様々な立場の人が描かれます。監督だけでなく、選手・コーチ・クラブの社長・広報・スカウト・スポンサー・スポーツ記者・サポーター・サポーターの家族。それら全員の注目が集まる場所が、サッカースタジアムであり、それら全員が同時に歓喜する瞬間が、ゴールが生まれる瞬間なのです。
「プロスポーツとしてのサッカー」の本質を捉えた数少ない、いや唯一といってもいいマンガかもしれません。
人々がサッカーに「熱狂」する理由が、きっとこの作品を読めば分かるはずです。
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Posted by ブクログ
リーグ後半の緒戦、札幌戦を逆転勝利で収めるETU。チーム一丸となって手に入れた勝利。夏キャンプの成果が現れる結果にサポーター達にも徐々に変化が。そんな中、続く神戸戦をホームで迎えることに。雨のピッチに試合も荒れ、先制点を神戸を許す。怪我をしたGK緑川は全治3ヶ月、戦線離脱を余儀なくされる。責任を感じる椿は立ち直ることができるのか!?
印象的なシーンは、神戸戦で失点とGK緑川の怪我を招いた責任を感じ、下を向く椿に村越が喝を入れるシーン。前半途中から任されることになったSBのポジションも上手くこなせず、清川とサイドを交代。「後悔でもあるなら、その想いごと背負って走れ!」と言い放つ村越に椿の目が変わることに。
Posted by ブクログ
札幌戦。先制されたものの、余裕が見られたETUは、終わってみれば3-1。確かに今までの先行逃げ切り型のETUにしては珍しい。しかし、今のまとまりあるETUならばそれも当然か。
続く神戸戦では、サポーターの子供たちの動向も気になる。雨が降り、コンディションの悪い中、激しい当たりの試合展開にやや押され気味のETU。しかも緑川負傷で椿が自信を喪失し……。
Posted by ブクログ
もう18巻まで行きましたが、まだシーズン中盤です。
さて、どのくらい続くのかな?と思ってしまいますが、
話の展開は好きなのでずっと読み続けてます。
タツミの話も出たし、そろそろスカルズたちの話にもなるかと思ってたけど、
表紙に描かれていたように、まさかのコータくんたちの話が出てきます。
チームの方はすごくまとまってきていて、いい感じです。
ボードの件は微笑ましいけど、実際はどうなのかな?
ま、マンガだし。。。
でも、今回は泣きそうになるぐらい感動する場面が多いです。
あぁ、続きが気になるなー
Posted by ブクログ
もう18巻か。それでも勢いを失わないってすごい。
今巻は「チームワークの大切さ」みたいな巻だった。選手、監督、スタッフ…すべてが一体化しないと勝てない、ってその通りだなあと思う。ここに書かれていることはまさに“理想”だけど、サッカーのこういうとこが好きなんだよなあってところをしっかりついてくるから、こんなに感動するのだと思う。すごい。
うわああああ!次気になるってとこで毎度終わるのも仕様だけど、気になりすぎる!とうとうちゃんと椿が漢になるのかしら!わくわく!
Posted by ブクログ
単行本派なので、カバー絵は最初の注目どころ。表紙が気に入ると、読む間の集中力も上がる(ような気がする)。原色コントラストが目に痛い時もあるジャイキリだけど、今回の赤×黄はいいな。
監督・選手・スタッフとかゲームの勝敗だけじゃなくて、ETUにまつわる人々のドラマが同時進行していくのがこの作品の魅力だと思うので、サポーター達のあれこれも大事な要素のひとつ。勝負の世界に生きるわけじゃない、日常の生活を営みながらETUに情熱を注ぐ人々もそれぞれの物語がある。カバー絵の面構えに肝の据わりかたがうかがえる子供達がサポーターチームを立ち上げ!軋轢解消の糸口が全く見えない大人たちのもろもろにどう絡むのか?毎回その浮き沈みにやきもきさせられる椿の活躍は残念ながら次巻に期待。