すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
たった一つの殺人事件をきっかけに、関わった人たちの人生が少しずつ、そして確実に狂い始める。
「なぜこの事件は起きたのか」
「負の連鎖はどこから始まっていたのか」
その答えは、最後のページまでたどり着いて初めて見えてきます。
読み進めるほどに胸が苦しくなり、「しんどい」と感じる場面もありましたが、それでもページをめくる手が止まりませんでした。
タイトルの意味を改めて考えさせられる、読み応えのある一冊です。
ちなみに「贖罪(しょくざい)」とは、善行を積んだり、償いを行ったりすることで、自らの罪や過失を償うこと。
この意味を知ると、タイトルの重みがより深く心に響きました。 -
Posted by ブクログ
本屋さんをテーマにした豪華執筆陣によるアンソロジー。
本屋さんが好きなので楽しみにしていた作品。
本屋さんをテーマにしつつ、本屋さんを利用する人だったり、本屋さんで働くする人だったり、本屋さんを始める人だったり、本屋さんを受け継ぐ人だったり、舞台も関係性も様々。
どの作品も本屋さんへの愛が描かれていて、どの作品も短編ながらおもしろかったけど、一穂ミチさんの「歌うように生きて」が衝撃的で切なかった。
この始まりからこの結末に着地するのかと驚かされた。
でもどの作品も読み終えた時はスッキリとした気持ちになって、家の近くの本屋に行きたくなる。
本屋さんの現実的な危機とかも描かれてはいるけれど、それ以 -
Posted by ブクログ
お互いにしっかりとした大人同士であっても、
言葉の解釈の違いから誤解を招くことは多いです。
例えば「私には双子の妹がいます」と聞いて、
私と妹が双子なのか、私の妹同士が双子なのか、
二つの意味にとることができます。
わかりやすい最近の例では「ヤバイ」には良い
意味も悪い意味もあるし、「辛い料理は食べられ
ますか?」という問いに対し「大丈夫です」という
答えでは、食べることができるのか、いらないの
か分からないと思います。
このようなお笑いコントのネタにも使えそうな
言葉の解釈を言語学の視点から読み解きます。
ちなみに「頭が赤い魚を食べる猫」という一文は
「頭が赤い魚」を食べる「猫」や、 -
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Posted by ブクログ
誰かを最後まで愛し抜いてそばにいる選択をすることがとても尊いことのように思うけれど、それは他の誰かを傷つけたり、誰かの犠牲の上で成り立ってるんだなと思った。
ちょうどもう会わないだろうと思う好きな人に、好きだったと整理もできていないのに過去形で伝えた後に読んだ本。執着と愛と呪いの違いはなんだろうと考えてしまってとっても苦しかった。相手の幸せを願えるほど大人でもないし、縋れるほど子どもでもない。私はずっと大人と子どもの間でうろうろしている。
内容が朧げになった時に新しい気持ちでまた読みたい。
(こっちの感想はもう書いていると思って、星を編むの感想を先に書いてしまった…!) -
Posted by ブクログ
先日、薬師沢小屋に二日間滞在して、やまとけいこさんとお会いして本当に素敵な方であり場所だった。元々書籍は知っていて行く前に読み終えておきたかったが、読み終えられず。でも今思うと、薬師沢小屋や黒部川のせせらぎ、イワナ釣り、集まる人々を実感してから、この本を読むことができて良かったと感じる。あ〜そういうことだったのか〜、へ〜そうなのか〜とより納得感と好奇心を持ってまやとけいこさんの暖かい文字と向き合うことができた。20年もの間、薬師沢小屋で働かれていて、町では凡ゆる変化が自身で起きているはずなのに、毎年小屋に来ると20年前と何ら変わらない気持ちになる、それは自然の時間軸による影響なのかもしれない。
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