あらすじ
自身の“仁”に合う芸についてちょう朝の噺からヒントを得た朱音。早速教えを乞う朱音に、ちょう朝が行った試験とは――? そして、朝がおの二ツ目お披露目に向けた勉強会に参加することになった朱音とからし。会場を満員札止めにするために朱音が考えた秘策は思いもよらないもので…!?
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Posted by ブクログ
ちょう朝師匠の高座は、落語心中に出てくる与太郎のような落語。(褒めてます)
それはからしにもあかねにも通じるものがある。
あかねはまだ自分の落語を見つけ出せてない。でもちょう朝師匠の高座をみて私に合っている噺はちょう朝師匠だと思う。
博打愛し、高座さえ博打にかける。でもそれが客を引きつける。そんなちょう朝師匠の唯一の弟子、朝がお兄さんが二ツ目に昇進し、お披露目までの間の勉強会にて、50人満席の札止めにすること。それを手伝うこと。それが出来れば噺を教える。
さて、勉強会、どんな模様になるのか楽しみである!
その一方、あかねの負けた阿良川新風会が始まる。あかねの兄弟子である、こぐま兄さん。
彼は落語を愛し、落語の歴史を愛し、落語の知識を貪り続けている。今はもう途絶えてしまった噺を掘り起こし、現代に甦らせる。知識をつきつめたこぐま兄さんにだからこそ出来ること。あーん、それにしてもこぐま兄さんの高座バージョン好きっ!!
Posted by ブクログ
第八十一席~八十九席
この巻ではすごい噺家が二人。
博打打ち気質の今昔亭ちょう朝、すごい知識量が武器のこぐま兄さん。高座ではまるで別人のこぐま兄さんかっこええ。偉そうなアフロ野郎をぎゃふんと言わせてくれた。
観客の少なさに愕然とするあかねたちでしたが、
「0じゃない。0じゃないなら次につながる」
この言葉、すごい励みになる。
Posted by ブクログ
こぐま兄さん、さすがだねえ。格好良いよ。
そしてこの巻では、私の大好きな落語が登場。昔、最後の一言を何度も繰り返しては悦にいってた。
ありがとね、ちょう朝師匠。
日本の伝統芸能である歌舞伎や落語を後世まで残していくにはその時代にあったことを織り混ぜながらやっていかないと残って行かないと思います。落語への女性の進出、そしてSNSなどを利用して広めていく。漫画で若い人達にも興味をもってもらうことは非常にいいと思います。