あらすじ
ネタ下ろしの会「禄鳴会(ろくめいかい)」に向けて始まった、うららとの稽古。限られた時間で新ネタを修得しなければ、禄鳴会への出演は叶わない――! 妖艶な花魁を演じる噺に苦戦する朱音に、ヒントを与えたのは…!? さらに、朱音の前に突如現れた魁生が告げた“おもしろい報せ”により物語は新展開へ――。
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Posted by ブクログ
女に落語は出来ない、と昔は言われていた。
女だからと弟子入りを断ることもあった。
そんな落語界の大看板の1人である蘭彩歌うらら師匠。
そのうらら師匠の師匠、蘭彩歌しゃ楽。彼もそう言っていた1人であり、女だけでなく「弟子」をそもそも取ることがなかった。そのしゃ楽が得意とするのが遊郭の噺。自分以外に自分の噺を出来ると思わなかった。だから弟子を取らなかった。
しかしそのしゃ楽が唯一弟子にした人物、それがうらら師匠だった。
そんなうらら師匠に噺を教えて欲しいと頼むあかね。
あかねの演じる花魁とは。
”お茶くみ”を演じることの真の意味。
キッパリと噺を教えることを断った八正師匠はあかねの噺を聴いて何を思うのか。
Posted by ブクログ
#44~#53
そりゃー朱音のキャラだと花魁は似合わないわな(笑)
だったらどうするのか?と思っていたら…
あえてキモキャラにしたわけか(笑)
そしてその「似合わない噺」をやらせた師匠の真意もここでわかりました。要するに「己を知る」ことの大切さ・・・でもあるんだけど、朱音はさらに「時がたてば人は変わる」ということを見据えた上での噺の付き合い方を見つけ出したんですね。
だんだんRPGのように強そうな(?)ライバルが出てきた。これからも楽しみ♪
なんか少年ジャンプってバトルものやファンタジーものが多いイメージでしたが最近はあかね噺のような文化系スポ根っぽい話や「アオのハコ」のような青春恋愛もの、「一ノ瀬家の大罪」みたいな鬱マンガなんてのも載るようになってきたような気がします。
私としてはうれしい変化。そういえばスポーツ系はないのかな?ハイキュー!!以来見てないような気もしますが。
Posted by ブクログ
噺家の表情とか、吹き出しに使われる文体やフォントで、ある程度まで、その芸の凄さを表現した上で、更に効果的に使われているのが、ガヤの様子。音楽の漫画とかもそうだけど、その描写が優れている作品が、読んで素晴らしい作品なんですな。
「お茶汲み」
は知ってたのに、作中の観客のようにまんまとのせられてしまった。
魁生は怪談話が得意なタイプ?いや多分笑いもいけるんだろうな。
しかしキャラが多すぎて、消化できるんだろうか。
落語も日本のエンターテイメントの一つですが、これだけ女性の進出が目立って来ている中で、女性の落語家さんで有名な方が少ないとおもいます。この漫画を通じてもっと落語をやってみたいと思ってもらえるといいですね。
Posted by ブクログ
5巻から「お茶汲み」の噺の続きが気になっていて。あかねちゃんバージョンでのオチ面白かった。やる人の個性すごくでそう。落語の難しさや面白さが少し分かった巻。
93ページ噺はともだち。同じ人でも時間を重ねる程に付き合い方が変わるように、私の“お茶汲み”はこれから長く付き合っていく噺。