あらすじ
“新人潰し”の標的となった朱音は、二ツ目・今昔庵りゑんを見返すべく開口一番の高座へ!! テンポの良い噺で観客を惹き込む一方で、からしには気掛かりなことがあり――。さらに、朱音の持ちネタについて衝撃の事実が発覚!! 初めての楽屋働きを終えた朱音がぶち当たった壁とは!?
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Posted by ブクログ
しっかりと新しい茶葉に変えてお茶を出したというのに、でがらしの茶葉でお茶を入れられたと難癖を付けられたあかね。それを前座頭である朝がお兄さんも謝るが新人潰しこと今昔亭りゑんは以前朝がお兄さんの師匠を馬鹿にした時の話を持ち出し、更に嫌味を重ねる。
朝がおも師匠が馬鹿にされ相手を殴ってしまったことから昇進が伸びてしまったのである。
朝がおは師匠が。あかねは前座頭である朝がおが。それぞれお世話になった人を馬鹿にされ、「お世話になった人馬鹿にされて怒らない人居ないでしょ!」と意気投合する。
そして次の日の公演にて、開口一番の高座に望むあかね。
そこで行ったことは、良い事なのか、悪い事なのか。
確かにスカッとした。
自分の中で溜まってる鬱憤は晴れ、朝がお兄さんを悪く言うりゑんに仕返しが出来た。
でも、失ったものもある。
新しいものを得る時は簡単でも、失ったものを取り戻すのは簡単ではない。
一時の気持ちに身を任せて高座をしてしまったばかりに信用を取り戻すのには苦労する。だけど、中にはそれが面白いと思う師匠もいる。
色んな師匠の、兄さんの噺を聴いて聴いて色んな事を吸収していくあかねから目が離せない!!
Posted by ブクログ
この巻では新キャラ登場。
前の巻の続きで例のえらそーなやつに、前座の噺で反撃をしたことが波紋を呼び、あかねの立場が悪くなってしまいました。
そしてあかねの課題は「持ちネタを増やす」こと。
ところが例の反撃に対して快く思っていない師匠が指導拒否。まぁそういうこと言うひとは出てくるよね。
そこで登場したのが女性の師匠、うらら師匠。
あかねのことをおもしろいと思ったうらら師匠が「噺を教える」と。
うらら師匠の指導が次の巻になるのかな。
しかし…うらら師匠の得意ネタって、廓噺といって、いわゆる遊廓ネタなんだけど、まだまだ若いあかねにそれ、できるん??
・・・と思っていたら次巻の予告でやっぱり「花魁、似合わない」と。
次の巻読むのイタそうやなー
Posted by ブクログ
魅力的なキャラクターが続々と出てきて面白い
うらら師匠から新しい噺を教わるあかね
で終わっている
絵に迫力もあって、師匠を父親と思い、兄弟子を本当の兄の様に慕える関係が素敵
うらら
ライバルが意外と読者への説明役になってたりするあたり上手い。
大看板うらら師匠登場。噺家というよりもはや魔女みたいだが。
すでにたくさん真打が姿を見せているけどみんなモデルがあるのかなぁ?
勉強不足でわからないが。
Posted by ブクログ
実際の落語界に、どれだけ肉薄しているのかは分からないんだけど、この旧態依然とした感じはげんなりする。それだけに、主人公の立ち振る舞いはスカッとする訳だけど。