あらすじ
いよいよ始まった学生落語大会「可楽杯」。群を抜いたうまさで観客達の注目を集める朱音。こぐまの助言を受けて掴んだ、寿限無だけで勝つ戦い方とは!? 朱音の前に立ちはだかる、ライバル達の個性的な落語も明らかに――。それぞれの思いがぶつかり合う戦いの行方は…!
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Posted by ブクログ
可楽杯がスタートする。
あかねのライバルとなる2人が登場。
その1人、練磨家からし。
彼は、好きな物?ーーお笑い、と答えるより、好きな物?ーー落語、と答えた方が通っぽい。そんな理由で落研に入った。
そして落語をきいてつまらないと感じる。
寸って何?cmで良くない?など、落語で多用される昔の語りが落語をつまらなくさせているのだと思ったのだ。
だから、現代人が好むように話を現代風に言い換えて、自分なりのエッセンスを加えて話す。
それが彼の落語。それが至高だと信じてきた。
そしてもう1人、高良木ひかる。
声優としても活躍する彼女の観せる落語は、とにかく演技が上手い!
兎に角演じ分けが上手く、そしてそこに感情すら乗せて喋る。
人情話を持ってきたら、観客の心は掴まれる。私の力を、実力を、認めてもらう。そう思って落語に挑んできた。
マネージャーも語る。ひかるの負けず嫌いでがむしゃらな性格。沢山練習を重ねてきた。優勝するのは彼女だ、と。
そんなライバルの演目が終わり、あかねの出番になった。
ひかる目当てだった客もおり、席を立つ人も目立つなか、2度目の「寿限無」が始まるーー
あ
久しぶりに見たかったので無料ダウンロードしちゃいました♪
この巻の見どころは、落語という現代では馴染みが少なくなったないようですが、ジュゲムという知っている内容だと話がスッと入ってきますね
Posted by ブクログ
予想通り。明らかに面白く……。こんだけ面白いとかの表現難しいなか、それをなんなくやってのける感じ。BECKとかブルージャイアントとかべしゃり暮らしとかに通ずるものがある。
Posted by ブクログ
落語にもいろんな魅せ方があることがわかる巻でした。
担任、いつのまにかガチで応援してるやん。
若い時の明石家さんまみたいな奴と、「五等分の花嫁」の一花みたいなんとがライバルで、どっちもほほぉーと思うような持ち味を持ってるっぽい。
このアクの強い二人の後に高座にあがった朱音。今回はあっさり系の、自分の個性をあえて消す落語を演じたけれどこの後どうなるのかめっちゃ気になる気になる。
お正月明けたらこの続きやな。楽しみに待ってよう。
手触り
ぬるぬるしたテンポという設定が、手触りのように、セリフを通さず伝わったことにゾクッとしました。あかね噺が急に面白さに拍車がかかった瞬間でした。このマンガはすごい。
Posted by ブクログ
#あかね噺#末永裕樹#馬上鷹将
コミックス収録時に幕間に足される挿絵がとても良いです。おまけらしいラフなタッチですが、世界観を補強するようにしっかりと作り込まれています。こういう素敵な+アルファがあると単行本購入意欲が増しますよね。
Posted by ブクログ
あかねちゃん、着々成長していてカッコいい。可楽杯、自然なリラックス感とか、高座から演者が消えるとか、予想していなかった展開でおもしろい。落語ってこういう一面もあるのね。
寿限無に親の子を思う気持ちという背景があるなんて考えたことなかった。
Posted by ブクログ
伝統をサンプリング(抜粋)して今のニーズ(需要)に合わせて作り変える 盛り上がり切って空気が凪いじまった 私を観てって感じが薄い分気楽に聴けるな 寿限り無し 江戸時代_”7歳迄は神の内“なんて言葉が有る程子供の死亡率が高かった_だから当時は親が子の長寿を願って名前を付ける事は珍しく無かった 客に上手いと思わせる内は二流…とは良く言ったもんやな_高座から演者が消える 役の心情に寄り添う意識が ”了見“それを彼奴に学んで欲しかった
Posted by ブクログ
あかねちゃんの世界観に深みが出ると同時に、ライバルたちのキャラも立ってきたな〜と思いました。
古典の落語はたまに聴きますが、現代風のアレンジは聴いたことがなく、興味深かったです。
次巻、因縁の相手とのやり取りが楽しみ!
Posted by ブクログ
佳境を迎える可楽杯の三巻。
表紙を飾った3人の実力が抜けていて、優勝を争うことになるのですが、三者三様の落語の甲乙はどのようになるのか、といったところで決着は四巻へ。
ラスボスである阿良川一生。出場者へ向ける彼の感想の一言一言が怖くて怖くて。
若手新人に理解のある大家という仮面をかぶって、本音を差し込んできているというのがねぇ。怖いですね。その隠された本音に気づくことができなければ、この先はないよ、という見切りを突きつけているのがね、怖いです。
それは圧倒的な自分の実力を信じているからでしょうね。怖い怖い。
何気に「寿限無」の中身が理解できて楽しかった可楽杯。選んだ言葉の意味合いって、聞き流してしまっているからか、記憶になかったものでした。
阿良川一生と志ぐまの間の因縁をちらちらさせた三巻最後。このヒキはずるいよな。