あらすじ
二ツ目昇進の支度に追われる日々を過ごす朱音。そんな中、志ぐまの独演会の開口一番を任されることに…! 前座最後の大仕事を前に思い出すのは、志ぐまから落語を教わったこれまでの日々で――。朱音は成長した姿を師匠(志ぐま)に見せられるのか…!? そして、いよいよ登場した“泣き”の志ぐまの高座に観客達は――…?
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이건재미있어보이네여 나도
これは漫画のタコに関連する漫画でも面白いです。
本当に面白いですが、私は日本のタコ公演を見たことがありませんが、これは漫画です。
Posted by ブクログ
二ツ目に昇格が決まっているあかねは、それに備えて色々と準備を行っていく。
昇格が決まり、本当に昇格するまでは半年ほどの時間がかかるものらしく、でも休んでいる暇は無い。揃えるものも多く、やることもいっぱい。
志ぐま師匠と一緒にそれを揃えていくあかね。まるで小学生の頃師匠と一緒に色んな所を巡っていた時のようで。
懐かしい。あの時はわからなかったけど、今なら分かることがある。
師匠は言葉だけじゃなく色んな事をあかねに教えていたんだなぁと思うと、師匠の愛を感じた。
そして天神町で行われる志ぐま師匠の独演会。そこには街中の人が集まる。志ぐま師匠がどれだけ街に街の人々に愛されているのかがわかる一時である。
そしてそんな師匠の演目を袖で初めて観ることになったあかね。
師匠の語る話は。
人情噺の志ぐまと言わしめたその実力とは。
かつて志ぐま師匠が行った高座の記事を記者は見つける。
見出しは”五百人殺しの志ぐま”。
記事の内容を読むと、その日会場では火災警報が鳴り響いた。警報は誤報であったが、係員は大混乱だろうと予想して急いでホールへ向かった。
しかし、そこで見たのは、警報が鳴り響く中志ぐま師匠の高座を聞き入っている観客の姿だった。
誤報だったから良かったものの、もし本当に火災が起こっていたならば……
”志ぐまの人情噺は人を殺せる”
記事の内容を理解して師匠の話を聞くと、ああこれは、引き込まれる。引き込まれるなんてものではない、これが人が語っている噺だと忘れて、その世界に入入り込んでしまう。
師匠、見事でした。
Posted by ブクログ
まいける兄の真打昇進も素晴らしかったけど、主人公・あかねるの成長、師匠の本領発揮が描かれた本巻も、劣らずの素晴らしさ。ホントこの、琴線震わせまくりのストーリーテリングは圧巻ですわな。
Posted by ブクログ
遂に披露される師匠阿良川志ぐまの高座。
しかも演目は落語に疎い私でも知っている
「死神」
作画の表現力が圧巻。
私も会場で落語を聴いているかのような没入感。
名は世に轟いているが、実力をみせたことがない者が放つ会心の一撃を目の当たりにした心境です。
Posted by ブクログ
自分の魅せ方を考えて噺を選ぶ目も要る 何が糧になるか分からんのが芸の世界 釦一つ掛け違えていたら_使命感や復讐心だけで_落語を演ってたかもしれない 入れごと満載のフリースタイル落語_それを可能にするのは無意識で出せる引き出しの多さ_基礎の上に成る破型 最低限の変化で魅せるからこそ_その機微を見逃すまいとより深く引き込まれる
自由さと
自由なあかねの高座、良かった。
不自由だからこそ客席から見える想像力ってのも良かった。
一方、師匠の凄さの本質はやはり漫画で表現するのは難しいのかな、
という印象。今まで読んだ落語作品では一番良かったけれども。