すべての高評価レビュー
-
購入済み
収穫祭
雪解けの春先に赴任して、春夏秋と順調に改革、飢饉も無事に乗り越え、もう収穫祭が開けるまでになりました。
村の様子もここに来てグッと変わり、区画整理をした後に一気に立派な冬を暖かく過ごせそうな家々へと変わりました。
雑学が必要だったゲームの世界とはいえ、知識を実際に試す機会は前世でもそうは無かった筈なのに、本当に凄い偉業です。
まぁ逆に言えばゲームの世界だからこそ正しい選択を選びさえすれば上手く行ったのかもしれませんが^^;
何にしてもメルフィーナが心正しく優しく立派な領主である事がこの短期間で立証され、何をした訳でもなくただ読んでいただけの私なのにその事が誇らしく感じられるのが不思議ですw
書き下ろしの小説の内容も素晴らしく、今居る領主館で一番変わったのはセドリックかもしれませんね。そしてその事が彼を一番長く身近で見て来た従兄弟からの目線で語られているのが感慨深いです。
ここまで順調でしたが、何やらフラグ立ったなぁーとは思っていましたが怪しい謎の人物が登場しました。
続きも楽しみです。 -
Posted by ブクログ
正直、意外。びっくり。こんな読後感になるとは想像もしなかった。
あとがきによれば全くのフィクションであり著者の世界観だということだが。
辞書(おそらく日本語には)で見当たらない感情を分かりやすくキレイに表現している。経験したことがあるのかないのかわからないけど、分かるわーと共感をしまくった。
女性の恋愛がテーマにはなっているけど、男性でも恋愛の観点でもなくても「なんだかこんな感じ」という感情は誰しも抱えたことがあるのでは、思う。
人間とは複雑で生物だと感じる。いい日もあれば悪い日もある。行ったり来たりだ。
著者の他の作品や今後に要注目である。 -
Posted by ブクログ
著者初読み。あらすじに惹かれて手に取った一冊。
アレを切り刻む描写、エッグい。
「人間が想像できる事は、人間が必ず実現できる」。小説を読んでいると時折思い浮かぶ言葉だが、この作品では特にそれを強く感じた。
認知症患者が集まって暮らす、閉ざされた村。そこは楽園なのか、それとも現代の姥捨山なのか。
高齢化、老老介護、ヤングケアラー、介護する家族の限界。どれも他人事ではない問題ばかり。「かわいそう」という言葉だけでは到底片づけられない現実がある。
前半は、あらすじから想像していた問題意識を再確認するような読書だった。それが後半、村に隠された秘密や登場人物たちの人生が明らかになるにつれ、思いもよらない方向へ。
認知症患者の人権はどうなるのか。苦しむ家族の心情はどうなのか。医療の進歩はどこまで許されるのか。様々な感情と疑問が入り交じり、簡単には答えが出せない。
終盤は少々詰め込みすぎにも感じたが、それを含めても読み応えは十分。人間の尊厳と、救いを求める人間の切実さが強く残る一冊だった。 -
Posted by ブクログ
1ページ1ページ、まだ終わらないでほしいと願いながら大切に大切に読み進めた。オッソーと久遠はもちろん、脇を固める大人達も人間味溢れる素敵な人達で物語は構成されていく。
10代の頃の真っ直ぐな気持ちがいじらしく、深い絶望や悲しみがありつつも、30代になり昔の自分の選択を肯定できている久遠とオッソーの生き様もカッコ良かった。
私も昔の忘れかけていた出来事を小説を読んで思い出すことができた。小説って自分の人生もなぞらえることができる素敵なものだと改めて感じる。
若い頃旅した沖縄の離島、自転車で巡りながら感激したあの海と空の色。また是非行ってみたい。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。