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Posted by ブクログ
ひかるの演目が終わり、あかねの演目が始まる。
まいける兄さんから教わった替り目。
噺をしながら色んな事が浮かんでくる。噺に集中出来ない。
ひかるに、あかねを倒すために落語家になったと言われた。
自分の落語家とは、どんなものだーー?
替り目を演じながら考える。
父親の落語が好きだった。
でも替り目をアゲたことによりわかってしまった。
自分の落語は、父親の落語ではない。
父は弱かった。
強い人ではなかった。
真打を目指すあかねにとって、父親の姿は重ならない。
でも、父親のそんな弱い所が好きだったんだ。
弱くて人が良い父の語る人情噺、これが志ん太兄さんだったら絶対に優勝してるよと言わしめるその実力。
あえてイバラの道を選んだ。
でもそんなあかねにも父の語る情がちゃんと出てて、しっかりと熟年夫婦の空気を出していた。
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