矢崎存美のレビュー一覧
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アミの会の11人の作家さんによる短編集
「アミの会(仮)」のアンソロジー第9弾
この本で初めましての作家さんは
永嶋恵美さん、松尾由美さん、光原百合さん
さらさらと楽しみながら読めました。
ところで、なぜ「アミの会(仮)」?と思っていたら
「アミの会」の名前の由来を書かれた記述がありました。
以前、「雨の会」という若手作家集団があり
”雨の会編”のアンソロジーが出版されました。
その「雨の会」へのリスペクトも込めて、
とりあえず仮の名を「アミの会(仮)」ということにしたら
なぜかそれが一番しっくりきてしまったということなのです。
網のように広がる交友関係だとか、
フランス語でamiは -
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最近、肩が凝るような本ばかり読んでいる。
仕事関係で、しかたがないのだ。
そんな中で、思い切り気楽な本が読みたくてチョイスした。
本屋さんでも、このシリーズはなかなか存在感がある。
これが第一作のようだけど、原著は1998年?
もう二十年以上続いている人気シリーズ。
ある時はシェフ、ある時はタクシー運転手、そしてある時はやられ屋。
一編ごとに状況も、仕事も変わる。
主人公は変幻自在だ。
最初は名前こそ同じだが、違う人なのではないかと思ったくらいだ。
何しろ、主「人」公はぬいぐるみで、工業製品なのだから。
ぬいぐるみが生きていてというのは、今や映画「テッド」なんかもあることだし…。
見かけ -
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ネタバレ【収録作品】「もうひとつある」 大崎 梢/「孤独の谷」 近藤 史恵/「扉を開けて」 篠田 真由美/「猫への遺言」 柴田 よしき/「キノコ煙突と港の絵」 永嶋 恵美/「十年日記」 新津 きよみ/「そのハッカーの名は」 福田 和代/「みきにはえりぬ」 松尾 由美/「青い封筒」 松村 比呂美/「黄昏飛行 時の魔法編」 光原 百合/「たからのちず」 矢崎 存美
さまざまな形で残された「ラスト・メッセージ」を巡る短編集。どれも味わい深い。
「もうひとつある」隠された幻の家訓。鷹宮家には4つの家訓が残されていたが、もう一つ隠れた家訓があるという。大学院で歴史を研究する高校時代の先輩に請われて、鷹宮家の傍 -
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毎度おなじみぶたぶたさん。
この作品がいつ、書かれたのか?を知らずに手に取ったが、読んでいてわかった。
ああ、コロナ禍だなと。
その渦中でも、ぶたぶたさんは、ぶたぶたさんだ。
寒空の下にピンクの桜の妖精がやってきた!みたいな感じ。
想像する私の脳内では、部屋の中を動き回るぶたぶたさんは、ピンクのスポットライト?いや、ピンクのオーラに照らされて、隣接する場所を春に誘ってくれる。
春。
暖かく心を癒してくれるほんわかした空間。
それをぶたぶたさんは作ってくれている。
あー。。。わたしもぶたぶたさんのご飯が食べたい!
常備菜、我が家にも作ってー!
と、切に思う(笑) -
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