矢崎存美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ぶたぶたさんのシリーズは、なんと20周年を迎えたそうです!
おめでとうございます。
ぬいぐるみがしゃべるというのは、子供向けのお話みたいな設定ではあるけれど、私を含めてこれだけ読まれるというのは、つまり大人も童話を必要としているということなんだと思う。
ぶたぶたさんは、まず、渋い声で話す40代のおじさんという設定。
様々な職業につき、料理上手、食べることは勿論、お酒も大好き。
そして、いろいろな苦労を重ねて、人生に対する語りも深みを帯びる…
何とも大人向きな設定のぬいぐるみなのだ。
今回は、泊ってみたいなあ~、向かいあって食事したいな~、ぶたぶたさんが料理するカウンターでお酒飲みたいなあ~と、大人の夢が膨らむ、オーベルジュが舞台。
ちょっと内容が淡々としている感があるが、もう、癒しに飢えていたら、ぶたぶたさんが動いている姿を拝みたい、読みたい、その一心。
どうしてぬいぐるみなのにしゃべっているのか。
知りたいけれど、そういう詮索は最早しなくてもいい気がする。
ただ、ぶたぶたさんが今回教えてくれたこと、相手を知ろうと思い、まず話に耳を傾けることは大切ですよね。
考え方も感じ方も人それぞれなのだから。
最後のお話は“野菜”だけれど…よく読んだら“人”と通じるところがあるような。
深い!
『春の女子会〈春〉』
『サプライズの森〈夏〉』
『二人でディナーを〈秋〉』
『ヒッチハイクの夜〈冬〉』
『野菜嫌いのためのサラダ〈春〉』