矢崎存美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり「ほっこり」できますね。
今回のぶたぶたさんはデパートの配送人。クリスマスプレゼントをサンタの衣装を身に着けて配達してます。
その姿をみたりプレゼントを届けてもらった人々がクリスマスの幸せを再確認。
今回はぶたぶたさんの家族も何度か登場。
奥さんへプレゼントを買い、子供たちにケーキを買うぶたぶたさん。
それに新年には家族そろっての初日の出を見る光景などほのぼの家族の一面も見れました。
クリスマスにうちにも来てほしいな、ぶたぶたサンタさん。
「クリスマスのぶたぶた」だけはどこを探しても見つけられなかったのですが、今回再販されたことで無事に読むことが出来ました。 -
Posted by ブクログ
クリスマスに、プレゼントを届けるサンタコスプレのぶたぶたさん。百貨店のお仕事だけど、届けてもらった人たちはビックリ仰天(そりゃそうだ)。これぞ、本物のサンタさんでは!?と思う子供たち。夢を見たのか!?と呆然とする大人たち。ぶたぶたさんのおかげで、ひとときの夢を頂いて、みんなとっても幸せな気持ちになる。
その中で、ふと、すれ違った人たちまで、ぶたぶたさんの愛らしさや優しさに触れて、人に優しく出来るようになったり。
ぶたぶたさんには、そういう力があるんだね。ぶたぶたさん自身が、いつも人の近くにそっと寄り添うような、温かさを忘れずにいるからなんだろうな。
そういうことを忘れて、日常に忙殺されて、ココロが擦り切れてる人ってきっと多いと思う。
そんな人に勧めたいのが、ぶたぶたさんの物語だなぁと、改めて思いました。 -
Posted by ブクログ
「生きる」ということと「食べる」ということがセットになった、心温まる短編集です。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「食堂つばめ」は、どんなメニューでも作ってくれる、ちょっと不思議な料理店。生と死の境目にある街にやってきた人たちのために、料理人ノエは今日も腕をふるっています。料理を食べた人が大切な誰かのもとに戻れるよう、願いをこめながら…。妻オリジナルレシピ・つゆだく肉じゃが、老舗洋食屋のマカロニグラタン、おばあちゃんが毎年作ってくれたかき餅などなど、大切な人と味わったあの味が思い出とともにじんわりと心に沁みてくる、大好評「食堂つばめ」シリーズ、待望の第二弾!
矢崎ありみさんの小説では「ぶたぶたシリーズ」が一番好きですが、今回読んだ「食堂つばめ」は、「ぶたぶたシリーズ」にも通じる温かさがあります。
前作では、臨死体験をした男性が主人公で、“食堂つばめ”で料理を作る美しい女性料理人ノエさんを巡るやりとりが綴られていました。続編は食堂つばめにやってくる人々が主人公。それぞれの事情を抱えながら「生きる」ということを考えます。
人々が迷い込む不思議な町は、あの世とこの世をつなぐ町。迷いこんだ人々は、何かに突き動かされるように「ある方向」へ進んで行きますが、そこで食堂つばめを知り、食事を味わうことによって「生きる」ということを考えていきます。
4つの物語それぞれ独立して語られていますが、どの物語も優しさに包まれていて、読み終わった時に心がとても温かくなる物語ばかりです。
「休日にゆっくりと心安らぐ物語を読みたいな」と思っている方にもオススメですし、「生きる」ということをきちんと考えて欲しい中高生にもぜひ読んでもらいたい一冊です。
矢崎ありみさんの書かれる物語には思わず食べたくなる食事が出てきますが、今回の「食堂つばめ2」もそういう食事がたくさん出てきました。美味しい物は心を温かくしてくれますし、生きる気力を与えてくれるんだなと改めてそう思いました。 -
Posted by ブクログ
なんか、自分のこと書かれてるのかと思いましたわorz 優等生って、演じてると楽なのよね。なまじ器用で、程々になんでも出来ちゃう人間だと余計にそうなんですよ。
この主人公の目黒くん、ちょっと眠れないくらいの不眠症で仕事やめて、ほんとによかったと思いますよ。手遅れな人も今は大勢いますからね。
自分が、その場にいるのに、まるで他人がいるみたいで、パズルのピースが合わないような感じがするんですよ。違和感というかね…やらなきゃと思うのに、体がいうこと聞いてくれないのね。どんどん食欲も落ちるし、食べることも面倒になるんです。今まで好きだったことも、出来なくなる。自分が好きなものが何かもよく分からなくなる。
作者さんも、同じ思いをされてる方なので、ぶたぶたさんを通して、こういう人を描くことがあるんですけど、苦労されてるんだろうなぁと思います。私の場合、締め切りが一番辛かったので…物書きなんて常に締め切りに追われてるようなものじゃないですか。
お母さんの葛藤も、よく分かるんですけど、難しいですよね。親のせいではないんですよ。ただ、できる事をしようと思っただけなんです。そう言ってた目黒くんの言葉は、ほんとによく理解出来ました。
ずっしりとのしかかってくる話でした。私にとってはね。でも、その中でもぶたぶたさんのおかげで、風がすっと通るような、希望が見えるんですよ。ぶたぶたさん、いいなぁ。まるで天使みたいだよなぁ。声も中身もおじさんだけど。 -
Posted by ブクログ
あれは何だろう。なんの病気だったのかな?
ぶたぶたさんがいる秘密のカフェにいけるのは、選ばれた運の持ち主かつ、秘密を誰かに実は話したいと思っている人だけ。
ぶたぶたさんが、話さなくていいと言ってるのに、みんななんとなく突然話してしまう。聞いてるだけなら、たいしたことないと思える内容だったり、これはマジでヤバイなと思えるものだったり、悩みも十人十色だけど、ぶたぶたさんはいつだって誰にだって真摯に対応する。真剣さが伝わるのは、たぶん黒の点目からでなく、その振る舞いからだけど。
人に理解されなくても、自分には重大な事だってこともあるよね。こんな人がいたら、話したくなるかもねぇ。