桑原水菜のレビュー一覧
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出会ったのは高校生の時でした。
すでにBLの世界に足をつっこんでいたものの、必死に勉強していたために「歴史物を読んでみよう」とおもってうっかり購入したのが運のつき。
でも、これがきっかけで出会えた人がたくさんいて、今の私を形作るなくてはならない本。
まさか自分の出身県が最後の舞台になろうとは思わなくて、完結後に伊勢へ行ったことを覚えています。
強烈なまでに私の中を走りぬけて行った登場人物たち。
彼らが必死の形相で走っている姿をみると、のほほんと生きている自分がいかに時間を無駄にしてるのかと思わされたものです。
完結しても、自分の中ではまだまだ走ってるんですよね彼らが。生きてる。
それぐらいの -
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ネタバレ思えば、中学生のとき発行とリアルタイムに読み進めて途中で断念したこの作品。桑原先生のあとがきにある通り、今の自分が読むからこそ、こんな感じ方ができるのでしょう。
高耶さんと直江さんが歩いてきたこの物語をとても大切な宝物のように思います。
本音を言えば、高耶さんが穏やかに笑って直江さんとずっと生きていってほしかった。だけど2人の物語のたどり着いた先が、この形が、一番の「最上」といえる気がします。
これから千億のときをすごす直江さんを思うと、涙が溢れて止まりません。
何度もこの巻を読み返してそのたびに泣くんだな、と思います。
ひとつの物語に対してここまで思い入れられるのも凄いな、と思うし、それをさ -
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ネタバレ本編の番外編です。
1996年にハードカバーで発行されていたものが、ミラージュアニメ化の年に文庫版で刊行されました。だから表紙絵がアニメちっくです~氏照兄かっこいいな…。
[群青]
北条兄弟の話。主役は氏政兄でどんだけ氏照兄が好きなんだか描かれます…もとい、「覇者の魔鏡」本編では悪役として敵対しあまり語られなかった氏政兄の内情や葛藤などが、三郎さんが巻き込まれた事件などを絡めつつ描かれています。
兄弟スキーにはたまらん!氏照兄がまっすぐでそんな氏照兄を大事におもってる氏政兄がかわいい…。
このお話を読むと時代の敗者としての戦国武将の在り方とか、血族としての兄弟とか、いろいろ掘り下げて書かれて -
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中短編の寄せ集め。このくらいのボリュームがちょうどいい。
色部さんが双六とかなにごと?と思ったけど、人間臭いっていうかおっさんらしいな、って。
長秀がかっこいいとこあったなぁ…どこだっけ?景虎と背中合わせで敵に立ち向かうあたり、高校生時代がこんな雰囲気だったなとか、直江と高耶さんとの関係もなんだかそうね、この頃からあったのよね、みたいなとこが垣間見えた気がしてよかったな、と。
そういや晴家は…?
米山といえば十三参り…13歳になったら米山に登ってお参りするの?なんか、そんな登山をした記憶がございます。なんで米山?って思ってたんだけど、これ読んでわかったようなわからないような…。
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