桑原水菜のレビュー一覧
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ネタバレ今巻もアクションが派手で読んでいて楽しい。
少しずつ謎も明かされ始め、伏線部分も非常に良い。
個人的には晴家が非常に好き。
"彼らに報う手段を持っているのは、"今"を生きている人々です。我々が過去を正しく捉え、彼らを正しく理解することが、彼らに報いる最良の方法だと思います。そして、彼らの望んだ世のの中を"今"に実現するよう努力すること
それが過去の人々に報いる最高の手段だと、私は思います"
この台詞も、印象に残っている。
過去を変えることは出来ないというが、
実際の事象を変えることは出来ないけれど、今の人間が過去をきちんと認識することで過去を変えることが出来ると思う。
たとえば、新選組が人斬り集団だという認識が昨今で改められたことで
新選組に対する評価が変わるようなケースは
歴史を紐解く中で少なくないことだと思う。
過去に恥じない未来を今の人たちが紡ぐことが、歴史の重みを感じ
報いる最高の手段だと、私も思っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ満身創痍、孤立無援な高耶さんが痛々しくて…。
千秋との闘いにも心を痛めたけれど、江津湖のシーンは切なくて哀しくて痛ましくて涙が止まりませんでした。
あああああ高耶さん…!
なんでこの人はいつもこんなに過酷な運命を背負わされてるの!
全体的に(というか主に身内の)言葉が足りない。
なんで直接話をしないの。
言葉をかけないの。
いらいら…悶々……。
そんな中、清正の男気は気持ちよかったです。
あの織田を裏切ってまでも、熊本のために闘うって!かっこいい!
清正然り、明智さんも元春さんも、敵将なのに景虎様の身を案じてばかり。
景虎様の魅力って底なし…!
どれだけ追い込まれても、満身創痍でも、上杉に属せなくなっても今度は古城高校の生徒として闘い続ける景虎様。
絶対死なない。
誰にも殺されない。
直江に殺されるまでは…!っていう一心で。
はあ…切ない。
直江、どうにかしてあげなさいよ。
何やってんの、熱にうなされてる場合じゃないよ!(ひどい)
景虎様を救えるのは直江しかいないのに、その直江がそばにいないっていう現状……涙 -
Posted by ブクログ
ネタバレ遂に最終巻。
バラバラだった夜叉衆がなんとなくいい感じにまとまってきたところで物語はおしまい。
もうちょっと先まで読んでみたい!と思わずにはいられない。
この5人でよかったなあ!
謙信公の采配、絶妙でしたね!
夜叉衆5人で執り行った結界調伏法、かっこよくてぞくぞくしました。
5人の名前が並ぶと、圧巻。
『おまえが罪の意識を抱くほど、オレの中の何かが、満たされる、気がする』
…っていう景虎様の独白にちょっと震えました。
も、もうそんな境地に?!
敗者だ勝者だってずっと反目し合ってた直江と高耶さんだったけど、始まりは直江の方が勝者だったんだなあ…それを思うとなんかもうこの人たちの400年て!って頭を抱えてしまいたくなりました。
そして最後の直江と景虎様の会話、これが40巻に繋がっていくのかと思うと泣けて泣けて。。。
光は、見つけることができたんでしょうか…?
読んでよかったです、邂逅編。
始まりの物語を知ることができてよかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む手が止まらなくて一気に読んでしまった。
皆が一致団結して1つの敵に立ち向かう様はやっぱ最高です。
バトルシーン大好きです。
それにしても冒頭から衝撃で…。
三郎次さんあまりにも呆気なさすぎるよ、しかも10歳の子供に呆気なく換生ってどういうことですか、景虎様っ!!!
兵蔵太の宿体、好きだったのに…。
あんなにあんなに換生を嫌悪してた景虎様がまさかの再換生第一号だなんてあまりにも皮肉。
兵蔵太の身体を撫でながら泣く景虎様にこちらもつられて号泣でした。
再び換生してしまったことを直江にどう思われるだろう…って気にするあたり、もうすっかり直江にほだされてる感ありますけど。
でも。
そこで立ち止まらないのが景虎様です。
これまで散々悩んで苦しんできたからこそ、ですよね。
それにしても10歳の景虎様って……萌ゆる!
長秀はあれですか、もうすっかり’’いい人千秋’’が顔を出してますけど。
すっげえ頼り甲斐あるんですけど。
転んでもただじゃ起きない長秀ほんとに素敵なんだけど。
やっぱ長秀最高にかっこいい!
味方でよかった!
「安田殿…」っていう直江に対して「馬鹿。長秀でいいよ」って言うシーンが最高すぎて何度も何度も読みました。
はああ…長秀かっこいい。
景虎様の再換生は自分が兵蔵太の命を護れなかったからだと自分を責めてまさかの涙を流す直江、そんな直江に「すまぬ」としか言えない景虎様、、、くううううっ!
てっきりねちねち嫌味を言うんだろうとばかり思ってたから、虚を突かれました。
まさか泣くなんて予想外すぎ。
晴家に説教するシーンも好きでした。
直江、男を上げたな!(何様)
「否。我が主は上杉景虎である」
この台詞、大好きでした。
うまくいって欲しいなーと思ってた勝長さんと寿心尼さん。
「俺のものになれ」って口説き文句にどっきどきしちゃいました。
あの色部さんが!こんなことを!
その後にブチ切れて感情剥き出しで大暴走しちゃうとこも、なかなか見れない色部さんで、うおおお…って震えました。こわい。かっこいい。
晴家は……(沈黙)
そういえばまだ長尾さん《調伏》してなかったよね…。まさかのラスボス。
したたかでしたねー。
景虎様の優しさにつけこんだ十四郎と河鹿には怒りを感じてましたけど、十四郎にもいろいろ事情があったのねえ。
框一族&夜叉衆の猛攻、痺れました。
夜叉衆の絆もだいぶ深まってる感じ。
それが垣間見えて嬉しかったです。
これで終わり、今生で最後…常にそう思いながらも、彼らはこれからも換生し続けて行くわけですよね。
そのたびに苦しむんですね。
夜叉衆が背負わされた運命、過酷すぎる。。。
次は晴家さんの戦い、なのかな。
がんばって見極めて。ね。
あれ?そういえば、百足丸ねえさんは…? -
炎の蜃気楼 邂逅編 真皓き残響9 仕返換生
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試し読み
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ネタバレ『亡霊双六』
双六に翻弄される色部さんのお話。いつも冷静でブレない色部さんが、途中ちょっぴり欲に流されそうになったりする様子が新鮮だった。
最後の「やはり貴殿でよかったと思うぞ。景虎殿」って台詞がすごく素敵。
『紅衣観音』
景虎さまと直江が一緒にいるとやっぱりしっくりきますねー。
朝帰りした景虎さまの色香に戸惑う直江はやっぱり直江でこっちがニヤニヤしちゃったよ。
それは嫉妬というやつでは…?
『仕返換生』
まさか宿体の主が怨霊化してたなんて!
換生で追い出した宿主と対峙することになるなんて!
予想外の展開でした。
こんなことも起き得るんだね!
どうやって九郎左衛門と向き合うのか、どう折り合いをつけるのか、とてもどきどきしながら読みました。
そして最後にはまんまと泣かされました。
好きです、このお話。
信仰に疑う心が生じると、これまでの人生を根底から覆されることになるんですね。
信じる心は強いけれど、同時にとても脆いものなんだなあ。
死んでも心残りのために成仏もできず、本来なら見なくてもいい世界を見なければならないのってすごく残酷。
夜叉衆も、九郎左衛門も。
極楽浄土って、本当にあるんでしょうか。
それこそ、死んだ人にしか分からない…ですね。
九郎左衛門の記憶に飲まれそうになりながらも、宿体を失うかもしれない危機にさらされながらも、最後には身体を受け渡す覚悟を決めて九郎左衛門と対峙した直江が、とってもかっこよかったです。
やっぱ直江、いい男!
景虎さまが惚れるのも無理ない!←
直江の窮地にブチ切れてあの猩々をめっためたに打ちのめす景虎さまに痺れ、同じくブチ切れて景虎様を呼び捨てにして罵倒する直江に驚愕しました。
まさかまさか、でした。びっくり。
いつの間にか『長秀』『景虎』呼びの2人、もうすっかり長秀のことを年配者だからって敬う気はさらっさらない景虎さま、すてき。
ここにきて夜叉衆の距離が今までよりも近付いた気がして、読みながら嬉しかったです。
テーマはものすごく重かったけれど…。
ここを乗り越えた直江の今後に注目。
そして框一族しつこいなあ…!! -
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ネタバレ信仰って恐ろしい。
信じているものの側から見れば正義なのかもしれないけれど、その正義が結果的には殺戮であったり呪いであったり…。
鉄や凛太郎たちの思いも間違ってはいない、はず。
人買いなんかあってはならない。
だけど、だからといって、殺戮はよくない。決して。
だからこそ、切なさが残る。
どうしようもない。
そんな世情を恨むしかないのかな。
やるせない。
藤も犠牲になってしまったし。
晴家の「藤は俺たちの花だったんだ!」という慟哭が、痛ましかった。
景虎さまは兵蔵太の記憶にどんどん呑まれていき、言動がおかしなことに。
最初は宿体を変えればいいと考えていたけれど、最終的には兵蔵太を抱えて生きていくことを決めた。
刺した直江を責めなかった。
景虎さまがどんどん強く、大きな人になっていく!
こうやって死ぬほど葛藤しながらひとつひとつ乗り越えていったんだなあ。
繊細だから余計に、痛みを多く抱えてしまうんだろうなあ。
換生という行為については、今後もずっと最後まで暗く後ろめたい気持ちを抱えながら過ごしていたみたいですし。
そして直江さん……まさかこんなに早い段階で唇奪ってただなんて聞いてない!
ええええ?!
遂には御館の乱は間違いだった、とまで思い始めてるし。
あんな眼差しを持つ人とわかってたら、殺さなかったって。殺したくなかったって。
直江、、、。
いつのまにか「あなた」って言い始めてる直江ににまにましちゃいました。
景虎さまと速之助、とってもいい感じにお別れできてなんだか心がほんわかしてたのに、速之助のこれからにとっても期待をしていたのに、呆気なく長秀に身体奪われちゃった!
なんでこんな仕打ち!
これ、謙信公の指示なんでしょうか。
なんて非道な。
軍神かもしれないけれど、偉大なかたなのかもしれないけれど、謙信公ってだいぶ容赦ない気がしてます。怖い。
藤が白衣女に。
吉祥丸が毘沙門刀に。
ひとつひとつピースがはまっていく感じ、心地よいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自刃して果てた時の自分の怨念と闘う景虎さま。
まさに自分との闘い。
自刃した時の気持ちにはもう戻れないけど、続きを生きてるこの地上にも居場所などないことを悟って苦しむ景虎さま。
吉祥丸の殺戮を目の当たりにして、もう誰も殺したくないのに!と叫ぶ景虎さま、痛々しかった…。
なんでこう毎回毎回過酷なんですか。
「どうしてオレは生きてるんだ!」
この絶叫が突き刺さりますね…。
先は長いよ、まだまだ生きなければならないですよ、景虎さま…(涙)
直江に対しても、復讐心以外の感情が芽生えつつあるんでしょうか。
大っ嫌いな人(直江)に対しても、認めるべきところはきちんと認めて労いの言葉をかける景虎さま、素敵。
そして今回は晴家さん。
やることが激しくてびっくりした!
本気で直江を殺しにかかるなんて。そして黒鳥党の企みを利用して最終的には景虎さまに越後を託す気だったなんて。は、激しい!
でもそんな晴家の行動こそが景虎さまを追い詰めることに他ならないと思い知ってる直江。
「あの者の心により近くあるのは貴様ではない!この私だ、柿崎!」
惚れますね。
直江かっこいいですね。
悔しくて恨めしくてどうしようもなかった晴家を抱きしめる景虎さまの優しさにまたも涙…。優しいなあ。
それにしても、わたしが知ってる晴家さんとは性格にギャップがありすぎて戸惑いました。
直江に対してのあのギラギラした復讐心はいつ消化されるんでしょう?
ますます楽しみ! -
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ネタバレ不動山城、城蟷螂に成り果てた寧の哀しくやるせないお話。
母親の愛は凄まじい。
凄まじいゆえに、悲劇を生む。
敗軍の将・景虎さまは一体どれだけの業を背負って生きていかなければならないんでしょうか。
この怨霊を生み出した元凶は自分だと我を責める景虎さまだけれど、城を守ることもできずに主を恨むなど笑止千万!と坂崎に言い放った色部さんが物凄くかっこよかった。
こんなふうに思ってくれる人が側にいてよかったねえ、景虎さま!
景虎さまの初めての調伏シーン、最初から最後まで神々しく美しく、荘厳でした。
消えた怨霊たちに向かって労いの言葉をかける景虎さまに涙が止まらなかった。
改めて。
争いは哀しみしか生まないなと。
勝っても負けても残念が募るばかりだなと。
誰が正しくて誰が間違ってたかなんて、それぞれの立場に立てばどれもが生きていくための苦渋の決断で。
ほんとに、哀しいな…。
そして景虎さまと直江の宿命の出逢いですが。
全く受け入れる気などないんですね、お互い。それも道理だとは思うけれど。
口では従順を示しながらも、実はそんなこと欠片も思ってませんから!な直江がとっても直江で思わず苦笑い。
そうだよ、この人こういう人だよ。
景虎さまは仲間たちを眠らせてやるために。
直江は越後を、景虎を筆頭とする死者から守り抜くために。
全く相容れないこの主従のこれからがとても楽しみです。
そしてこの2人に関わらざるをえない色部さん、とんだ災難ですね…。 -
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ネタバレすべての始まりの始まり。
ここから彼らの苦しく切ない400年が始まる…。
大怨霊と化した景虎さまの残念・怨念が凄まじい。
色部さんに懲伏され、天の闇界で謙信公にとうとうと説かれ、この世とあの世の秩序を守るために再びこの世で生を開始しながらも、精神と肉体の齟齬感に苦しめられる景虎さま。
怨霊の巣窟と化した越後でまた苦しむ景虎さま。
痛々しい。
そんな景虎に優しく手を差し伸べつつも厳しい言葉でわが身を省みよと叱責する色部さん、かっこよすぎです。
そして、そこでいじけて終わらないのがやっぱり景虎さまだなぁと。
ぼろぼろになりながらも前を向いて歩き出そうとする姿が、高耶さんだった。
ああやっぱり高耶さんは景虎さまなんだって、なんかそんなことを思った。
越後に戻って、御館の跡に立った時に景虎さまが流した涙がとても心に突き刺さって、号泣してしまいました。
いくら主だからとはいえ、自分のために沢山の人が犠牲になり命を落としたとなると、正気ではいられないですよねぇ…。
そんなに沢山の人の人生、背負えない。
人の上に立つって、相当の覚悟が必要…ですね。
直江、ちょこっと出てきましたが、北条の血が大っ嫌いなんですね。
後見人だけれど景虎の監視役だと言い切ってるし、馴れ合うつもりなんか全くない空気むんむんで、直江って元来こういう強気でプライド高い人なんだよね…ってことを目の当たりにしました。
ここからこの主従がどう変わっていくのか、楽しみです。が。最初っからいがみ合いで始まりそうな主従関係、この先お互いを認め合っても尚いがみ合い続けてますけど、やっぱりそういう宿命なんでしょうか…? -
炎の蜃気楼幕末編 獅子喰らう
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試し読み
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ネタバレ幕末×ミラージュ。
幕末が好きなので、続々と登場する有名な名前に単純にわくわくしました。
様々な思想が入り乱れて混沌とした時代だけれど、誰もが国を良くしようと奮闘してる熱い時代、そんな世の中にあって生を終わらすことばかりを考えている景虎さまとの対比が切ない。
勤王派の志士の熱にあてられて生きることに少しだけ希望を見出し、また直江と共に歩き始めた景虎さま。
やっぱり前を向いてる時の彼は素敵だなあ…。
なんとなくなのだけれど、夜叉衆はいつの時代もみんな一緒に怨霊調伏をしていたイメージだったので、お互いの所在も知らないままそれぞれの場所でそれぞれの生活を営んでいることに驚いた。
結構、淡白な関係なんだろうか。
夜叉衆は色部さんがいたからかろうじてまとまっていたのかもしれない。
色部さんを軸にして繋がっていたのかも。
まさに縁の下の力持ち。
換生した時期によって宿体に年齢差が生じるの、面白いな。
6歳の直江の頭を撫でる老いた景虎さま……萌ゆる!
直江が側にいると居心地よすぎて自分が駄目になりそうだと感じてる景虎さまだけれど、直江の側にいる時くらいは肩の荷をおろして心を解放すればいいのにな…って思ってしまう。
それが出来ていればこの先あんなにこじれることもなかったんだろうけどね、本当にじれったい2人だこと!
長秀の洋装、お蔦なねーさん、そして景虎さまのためなら何の躊躇いもなく頭を丸め、立場を捨てて景虎についていくことを選択する直江、この人たちが本編の彼らの中身なんだなあ…ってすごく納得できた。
「あなたがこの世に何かを求めてくれるなら。それこそが私の求めるものです!景虎様!」
この直江の台詞がとても好きでした。
本編第1部で荒みに荒んだ直江を見てきたばかりなので、このまっすぐな想い、響いたなあ…。
時代の変遷を肌で感じながら長きを生き続けてる夜叉衆の苦しみ、本編よりも過去編の方が生々しく伝わってくる。
読んでよかった。 -
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ネタバレ直江を失った高耶さんの恐ろしいほどの統率力、半端ありませんでした。
ぼろぼろなのに、現実を歪めてまで敵に立ち向かう高耶さんがほんとうに痛ましくて…。
直江のことがあってヤケになっているのかと思いきや、直江がいない現実を否定して、悪い夢の中だと思い込んでいるっていう事実がすごく…もう…壮絶すぎる。
景虎さまの愛、壮絶すぎる。
そしてあまりにも脆すぎる。
現実を歪めなければ生きていけないほど、直江は景虎さまの全てだったんだなぁ…。
それにしても戦闘シーンはど派手で迫力ありました。
広島・萩は壊滅状態なんじゃ…?
建造物ぶっこわすし、マグマは呼ぶし、空には天狗や龍が舞って虎は吼え、海には戦艦大和。
凄すぎる。
そんな事態の裏側で巧妙に糸を引いて解決に導いた高耶さん、恐ろしい。
あの信長まで利用して大和を沈めたのはお見事。
事態はめちゃくちゃだけれど、不浄霊を生まないようにきちんと調伏してあげるあたり、優しいなあ…と涙がこぼれました。
優しく清浄な浄化の光、印象的でした。
譲はあんなになっちゃって、謙信公も出てきて、漁姫と友姫の結末も切なかったし、いろいろ、本当にいろいろありすぎの巻だったけど、とにかく最初から最後まで高耶さんが痛ましくて痛ましくてたまりませんでした。
信長と対峙してる時、景虎さまの脳裏には信長の前生の姿も浮かんでたのかな…とか考えると余計に切ないです。
なんでこんなに過酷なんでしょう…?
でもこの先も高耶さんは現実を歪めてるために生じる矛盾に苦しみ続けるんですよね…あぁ痛ましや… -
Posted by ブクログ
ネタバレねーさんが200年もの長い間待ち続けてる恋人のお話。
時間が経ち過ぎて本当は顔も声も忘れてしまっているのかも、、、と疑心暗鬼に陥って取り乱すねーさんが痛々しくて。
やっぱりどうしても村重を調伏できなくて、どうにかして逃がそうとするけどそれも出来ずに、最後は信じて生き続けるために自ら調伏したねーさん、切ない。
そしてとても強い。
あたしはいつまでもあのひとの右の腕だもの…
いつか、慎太郎さんの魂に出会えることを願わずにはいられなかった。
そしてそんなねーさんに寄り添う高耶さんがとてもとても男前。
最後の鴨川のシーン、印象的です。
この人たちは悩みながらもこうやって寄り添って支え合いながら400年も生き続けてきたんだなあ。
と。
全体的にはとても素敵なお話で大好きな巻なんですが。
ねーさんの切ない恋物語の裏で直江さんは高耶さんに大人の本気を教えてあげていたわけで…。
いろいろ…いろいろ問題発言もありつつ…です。
あまりにも卑猥で生々しくて、怖いです。
敗者と勝者。
このしがらみがこの先もずーっと2人にまとわりついて話をややこしくしていくんですね…。
直江は俺のものだ!って独占欲むき出しの高耶さんも相当直江に執着してると思うんですが。
無意識に発揮する《力》が桁違いの高耶さんがかっこよくて本当にどうしたらいいんでしょう…!
魅力的すぎる…!! -
炎の蜃気楼 昭和編02 揚羽蝶ブルース
- カート
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試し読み
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ネタバレ昭和編第二弾。
尚紀くんな直江がいい感じにみんなにいじられてて、なんだか微笑ましい。
特に長秀。彼は本当にいい仕事するなあ!
最後にその事実知った時の衝撃。素知らぬ顔して写真撮ってたのかと思うとおかしくておかしくて。
尚紀くんかわいい。
まさか直江のことかわいいって思う日がくるなんて思いませんでした。
そして直江ストーカーな高坂。
神出鬼没すぎですし。
ここでも高坂の運転に翻弄される直江。
愛されてるなあ!
つうか高坂はもはやなんでもありですか?
直江に会うためならなんでもするんですか?
……と、いろいろ突っ込みどころもありつつ、状況は深刻です。
直江の前宿体のお墓参りのシーンがすごく痛々しかった。
本編では換生に伴う現実ってあまり描かれてなかったと思うんですが(記憶曖昧)、昭和編読んでると宿体の家族との関わりが生々しく描かれてて辛かった。
こんな思いをしてずっと生きてきたんだね…。
心を病むのも無理はないよね…。
みんなの師・色部さんが出てくるとなんか安心する。
景虎さまと直江のことも全部わかってるんだろうね、きっとね。
景虎様は今生限りにしたいと思ってる模様。
直江との確執もこれからますます激化するのかな、まだ直江をからかって反応を楽しむくらいの穏やかさが健在してるだけに、今後が辛いです。
主従という殻を取っ払った景虎・晴家・長秀の関係がとても好き。
直江もそんなふうに出来たら少しは違ったのかもしれないけど…そうできないのが直江と景虎さまたる所以なんでしょうね。
朽木にまで嫉妬してますしね。直江よ…
それにしても。
怨霊になるくらいの未練を残して亡くなった人たちの物語はどれもすごく切なくて哀しいですね…。 -
炎の蜃気楼 昭和編01 夜啼鳥ブルース
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレ手元にありながらなかなか手が出なかった昭和編。
高耶さんじゃない景虎様を果たして受け入れられるんだろうか…という心配は全く必要ありませんでした。
やっぱりこの作品は引き込む力が強いなあ!読み始めたらぐいぐい引き込まれてしまいました。
本編でも何かにつけて語られていた30年前のお話。遂にあの忌まわしい出来事が明るみに…!(涙)
2人の関係も良好とまではいかないけれど、それでもまだ穏やかな空気が流れているように感じました。
景虎様が直江誘って飲みに行くなんて!!!
朽木さんのことはほんとに辛かった。
高耶さんにとっての譲みたいなポジションに収まってくれる人だと勝手に解釈してたから。まさかまさかです。
かの美奈子さんも登場して、これからあの結末に向かって進んでいくのかと思うと気が重い、とっても。
出会いはまさかの直江が先!でしたけど。
ますます惨いなあ…!
闇戦国もこれからますます激化の兆し。
ボロボロになっていく彼らは見たくないなあ。
ハッピーエンドにはなり得ない物語を追うのは本当に切ないですね…
おかっぱの男だけが1人異質な空気を纏ってますけど、あの人は中身も見てくれもいつも謎ですよね…。おかっぱって…笑 -
Posted by ブクログ
理想郷を手にしながらも最後にはやっぱり「このひとと生きていたい」と願ってしまった直江が切ない…。
高耶さんの「ありがとう…」に涙したのに、直後にはまたいつものいがみ合い。なんなの。直高ってなんなの。
あいつを失いたくない、景虎に戻ればあいつのことを考える資格が得られるんだろうか…とそんなことを思うまで高耶さんを追い詰めた直江。
でも高耶さんはそんなこと口にしないから!
もっと素直になって本音をぶつけ合えば少しは分かり合えるはずなのに、それをしないのが高耶さんと直江。
お互いこんなに愛し合ってるのに!求め合ってるのに!
なんでこじれるの。
もどかしい。もどかしいよっ!
中編とは打って変わってあちらこちらで派手なバトルが繰り広げられた後編。
やっぱり一致団結して敵に立ち向かう夜叉衆、かっこよすぎです。
景虎様の統率力、半端ない…!
氏政兄も本当は三郎が可愛いんだと思うんだけどね、なんだか一人だけ野心剥き出しで空回ってる感があった。
だからこそ余計に、氏照兄の弟愛には泣かされた。
景虎様の「かえりたい…」がとても心にしみました。
織田も高坂も謎だし。
譲も大変だし。
受難の日々は続く… -
Posted by ブクログ
高耶さんは鏡に囚われたままなのに、やたら暗躍してて存在感ありまくり。カリスマ性が光る。かっこいい。遠山さんを脅迫するとこなんて怖すぎましたし。
登場人物は沢山出てくるけど、それぞれがそれぞれの事情を抱えてて裏切り裏切られの連続。戦国っぽい!調略に次ぐ調略!
そして……問題の直江さん。
最初で最後の理想郷を目の前に、葛藤葛藤葛藤…。
ヤケクソになった直江は高耶さんにあんなことしたいこんなことしたいと氏照兄にぶちまけ、この男が弟にとって本当に必要なのかどうか悩む兄上。直江の妄執は他者をも巻き込み始めましたよ…怖い。直江怖い。
人は400年も生きるとこんなにも複雑な感情を抱くんでしょうか…(苦笑)
もう好きなら好きでいいじゃーーーん!!…って言いたくなるけど、ぐるぐる回るのが直江なので仕方ないのかな。
究極の選択を迫られっぱなしの直江、どこまでも苦悩の人。どうする?どっちを選ぶの、直江ー!