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東海道随一の難所、箱根路。箱根山を越えて西を目指す旅人で賑わう小田原宿で、ひときわ威勢のいい駕籠かきが侘助と漸吉の二人組だ。年の頃と背丈が近いという理由で親方に組まされた二人だが、とにかく息が合わず、喧嘩ばかりの問題児。そんな二人が、商売敵と「箱根一」をかけて勝負することになり――。箱根を舞台に、少年たちの成長と友情を生き生きと描く青春時代小説。
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Posted by ブクログ
そうか、と侘助は納得した。漸吉が躍起になってあの伊賀三に「勝てない勝負」を挑んだわけが、ようやく理解できたのだ。 「ったく素直じゃねえな」 「文句あっか」 「大アリだ。馬鹿。そうならそうと早く言えや」 2014/11/17-11/22
箱根駅伝を見ながらポチった一冊。 これから箱根へ行くたびに思い出しそう。 「駕籠かき」の小説なんて読んだことないから、とっても新鮮。題材がいい。前棒と後棒とか、BL臭さもありつつ。(男衆集めて~などの展開も) 江戸時代のいきのいい男っぷりや、箱根界隈の描写、時代の制度や風習など、細かく描写されてて...続きを読む、時代小説の面白さが出てるんだけど、年寄りくさくないのは、桑原さんの感覚というか語り口なのかな。 こういう時代モノって、理想だな。 三人称で書いてるから、地の文には、カタカナの現代語で解説させたり、「いらっとする」など今風の口語があったり、読みやすい。 4つのお話の構成がよく、さすが売れっ子作家。 まず一話で、ライバル駕籠かきとの競争をみせることで、駕籠かき稼業の日常やルール、世界観を見せつつ、競争なのでハラハラ感が楽しめる。 (ノベル大賞の選評で、ホテルのコンシェルジュなら、普段の仕事ぶりが描写なく分からない、と書かれてあった意味がよくわかった。ここまで書いて、初めて事件を書けるのだ!) 二話目は、関所破りを幽霊にひっかけて。箱根らしい話に、江戸時代っぽい幽霊をもってくる。季節はもちろん夏。(ふんどしになりたい云々が面白い!) 三話目は、関所の人見女の話。ごうつく婆さんをやりこめる痛快話で、その方法が男衆だから、腐的に楽しい。 四話目は、道中記詐欺。これは箱根の旅情。グルメツアーのような感じ。観音さまをうまく使っててよかったな。ワビさんの秘密が明らかになると思いきや、ゼンの駕籠かきへの想いが開示されて、現代にも通じる仕事感だったから、グッときたな。逃げちゃダメだよね。 最後は前向きな気持ちになって、読み終えることができて、最高。 いい本でした。
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