高野文子のレビュー一覧

  • るきさん

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    ネタバレ

    なんて素敵なルキさん、そしてえつちやん。肩の力抜いて、あるがままで幸せに生きる、つてこんなことかなあと思う。
    お互いに、思うままのつぶやきを、そのまま受け取って楽しんで〜〜その友情もまた素敵。自然体でいきたいなあ〜と改めて思う。疲れたら、きっと、また読みたくなる、心に風を通してくれるような本でした。

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    2023年05月01日
  • ドミトリーともきんす

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    とても良かった。
    自然化学の本の読書案内。

    高野氏はいままで、絶対安全剃刀と棒がいっぽん、るきさんしきぶとんさん〜(絵本)しか読んだことがありませんでしたが、柔らかで繊細な、自由きままな線と温かみがありながら淡々としたストーリー(どこか観測者的な)がとても好きで。
    動機は高野氏のあとがきに…その目論みは大成功、ぜんぶの本が読んでみたくなりました。なんてあたたかな…ほんとうに、寮母さん おかあさんの眼差しで、あたたかく、それでいて入り込みすぎない…見守る姿勢、意志・意図が線に、まんがというものがたりに、ここまで表現し得るのか.と腰を抜かしました。

    話題の牧野富太郎氏も登場します。とっても魅力

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    2023年04月02日
  • るきさん

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    大好きな本。これまでにも何度も読み返している。この本がバブルの頃のHanakoに連載されていたなんて、奇跡のような話。るきさんを今になって読むと、バブルだの、マハラジャ、お立ち台などと騒いでいても、お正月には着物をきておせち料理を食べる、障子の張り替えをする、黒電話が登場してきて、昭和を感じる。今となっては、私の憧れです。るきさんのこの文庫本の解説を氷室冴子さんが書いていることにも私は狂喜乱舞したくなる。るきさんが好きな人とは友達になれそう。

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    2023年03月25日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    その博物館に届いた荷物。
    それは寄贈された、昔の思い出の詰まった玩具一式と日記。
    彼女たちの過去の姿や話に想いを馳せ、展示に至るまでの記録。
    ・玄関に荷物が届きました。
    ・「国語ノート」(日記)を読む。  ・もっとよく見る。
    ・姉妹に会いに、しいな町を訪ねます。
    ・新しい荷物が届く。  ・展示の準備を始める。
    昭和のくらし博物館の紹介有り。

    箱を開けたら登場するのは、昭和の子どもたちの思い出。
    よくぞ残してくれたと感嘆するほどの、玩具の数々。
    昭和の子どもの生活と成長が伝わってくる日記。
    それらはまるで、その時間に止まった時が動き出し、
    彼女たちが遊ぶ姿が蘇るような、不思議な感覚がありました

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    2023年02月25日
  • ドミトリーともきんす

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    面白かったです。そして、登場される明治大正昭和をまたにかけた天才秀才たちの本を読んでみたいなと、次々読書が繋がりました。ぶつりはわかりませんが、湯川秀樹先生の旅人という随筆は、幼少期からの環境や思っていたこと、感じていたことが書かれていて、そういう家族で、こういう少年で、ああゆう天才だったのかぁと、興味深く読めました。

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    2022年12月05日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    高野文子先生の手にかかると、長い間箱の中で埋もれていた昭和のある子どもたちの玩具や生活がいきいきと蘇る。
    自分の人形もそうだったが、人形用の服や布団は手作り。主婦が皆洋裁が出来て当たり前の時代ならではのワードローブ。当時の住宅の図面の再現、カステラの箱で作ったドールハウス、博物館で展示された時の展示資料、など、見ていてわくわくする写真の数々。

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    2022年11月27日
  • るきさん

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    漫画なのにゆったりのんびり少しずつ読める癒しの一冊。全部カラーでおしゃれでかわいい。帯に、「友達にあげるためにストックしてる」って菊池亜希子さんの言葉が載ってて、そんなばかな…って思ったけどこれは贈り物にめちゃくちゃ良い…!

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    2022年11月10日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    子どものころの日記、人形、おもちゃ、大切にとっておいた個人的なものが、時を経て、みんなが振り返る生活史になる。昭和の、生活が豊かになっていく途上の、東京の女の子の生活の一部。知らない生活なのに、なんだか懐かしいようにも思えるのは、不思議。

    平成も令和も、いつかこうやって懐かしむ時が来るんだろう。

    小学生の時に書いた日記が一冊残ってる。読むと、子どもの頃、どんなふうに世界を見ていたか思い出すから、恥ずかしさ満載なんだけど、捨てられない。

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    2022年11月09日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    この作品、実はまだ観てはいない…。でも#高野文子 さんの名前を見つけて、反射的に買ってしまった次第。読んだら、早く作品を見なくちゃ!という気持ち。

    なにしろ、高野文子さんのキャラクター原案や総作画監督・小島崇史さんの丁寧なキャラクター設定、高野文子さんと監督#山田尚子 さんのコメントが、見応え&読み応えあって、楽しいのだ。
    さらに、高野さんと山田さんの対談なんて、高野文子ファンとしては涎が出る。じっくり読み込んで、作品を見たら、高野文子さんの目線を感じられそう。
    そして美術設定やイメージボードがまた、丁寧で美しくて、じっくり見てしまう。
    よし、準備万端。見始めます。
    多分、これ、古川

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    2022年11月09日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    昭和のTVが来る前の子供達の時間の記録。
    紙の着せ替え人形、手作りの人形の洋服(おばあさま手製の編み物がすごい!)、手作りドールハウス、おはじき、おままごとセット、少し年が上になってこづかい帳、etc. すべて「あったあった」と懐かしい。よく捨てずにとっておいたものだと感心。

    p. 99の2回の部屋のイラストの電球のキースイッチ、窓のねじり締め錠、自分の生まれ育った家にもあって懐かしくて声が出た。

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    2022年09月26日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

    購入済み

    山田尚子監督の手の内が解ります

    TVアニメシリーズ全11話「平家物語」を如何にして作ったかを紹介している一冊で、いわゆるファンブックに近いのでしょうが、キャラクターデザイン原案の高野文子さんや総作画監督の小島崇史によるイラストも良いので画集に近い本ですね。
    日本画っぽい色使いも作品世界にマッチしていて、山田尚子&吉田玲子のコンビにハズレはありませんね。
    良い本でした。

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    2023年03月27日
  • るきさん

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    Hanakoで1988年-1992年に連載。自分はまだ生まれていないのだけど、ちょうどこのころまで東京で独身生活を謳歌していたらしい母の生活を読みながら想像した。
    るきさんで描かれているものが実家の衣装ケースの奥底にしまわれていた母の20-30代の洋服や、母の持ち物ひとつひとつの素材感そのままで、なんか知ってる!の興奮が幼少の家族の記憶とあいまって、情緒がちょっとおかしいことに(なんだか泣けてきた)。こんなに時代をとらえているのに古びないですね。高野文子先生絵が上手すぎます…。

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    2022年07月25日
  • おともだち 〈新装版〉

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    よい。

    ・春ノ波止場デウマレタ鳥ハ
    明治か大正か、お嬢様学校の生徒たちがイベントでミュージカルを披露する話。舞台は横浜かなと思っている。女生徒同士の人間関係を描いていてかわいらしいのだけど、この時代らしい暗い部分も見え隠れする。

    ・ボビー&ハーシー
    がらりと変わっていかにもアメリカ的な能天気な話。こういうのも好物。

    ・デイビスの計画
    クライムサスペンス的な。

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    2022年07月16日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    アニメも見終わった。
    高野文子先生原案のキャラクター達がどう成立していったか、また、監督山田尚子氏の作品への心の砕き方といい、その全てがきれいに切なく映像になっていったかが滲みた。

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    2022年06月03日
  • 棒がいっぽん

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    高野さんの作品は何度も何度も読むうちに、少しずつ、しみこんでゆくように思う。登場人物たちのちょっとした仕草や動作、受け答えのときに使う言葉などが、全部借りものじゃなく、その人からにじみ出ているかんじ。この人たちの住む場所はやさしいだろうな、となりで暮らしたいな、と思う。

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    2022年05月22日
  • るきさん

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    たまたま見つけて、しかも本屋さんでなく無印でなんだけど、これからの宝物にしたくなるような本。
    るきさんみたいに朗らかで軽やかで、じぶんの大事にしたいものをわかってる人はわたしの理想。お友達との関係も、お友達もすてき。
    いつでもポッケに忍ばせておいて、ちょっと心がしおれたときにのんびり読みたい。

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    2022年05月13日
  • るきさん

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    本屋さんで、何故だか物凄く魅かれた。
    るきさんは在宅勤務している。
    最近の漫画かと思ったら、電卓のことを加算機と呼んでいた。
    私が生まれた頃連載されていたようだ。

    最近恋に悩める友だちに、贈りたい1冊。

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    2022年04月30日
  • 棒がいっぽん

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    分かりやすい作品もあれば分かりにくい作品もある。分かりにくい作品も分かろうとしながら読む体験がとても心地よい。
    カメラで撮影していることを意識しているような構図がよいのかな。読んでいると何となくふわふわと宙に浮いているような気分になる。

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    2022年04月12日
  • るきさん

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    一生物の漫画。最高。
    こんな暮らしを今でも目指している。

    蛇足ながら、話題のコンビ ジェーンスーと堀井美香はどうにも彼女たちに似ているんだよなぁ。

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    2022年04月08日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    アニメ平家物語のキャラクターや演出がとても良かったので、こちらのメイキング本も購入。赤と黒が鮮烈な表紙。

    プロジェクトがスタートしてからの監督日記や、キャラクターの原案や絵コンテなどを通して、制作の舞台裏を見ることができる。時代モノという制約はありつつ、「以前、以後。になるような作品にしたい」という監督の熱意が、暑苦しくはなく、しなやかに伝わってくる内容。

    登場するキャラクターはどれも魅力的なのだけど、私はびわと重盛の関係性と、重盛の3人の子たちの成長が好きだったので、キャラ設定がこんな風にできあがったのだなぁと興味深く読んだ。

    表紙カバーを外すとキャラクター一覧表が出てきたり、ページの

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    2022年03月27日