あらすじ
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【電子書籍版特典 高野文子キャラクター原案・イメージスケッチ2P(紙書籍版未収録カット)】
誰も見たことがない、わたしたちの「平家」をつくる――山田尚子監督最新作、アニメ「平家物語」ディレクターズ・ノート。監督エッセイ、山田×高野対談、描き下ろしカット他多数収録。
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Posted by ブクログ
この作品、実はまだ観てはいない…。でも#高野文子 さんの名前を見つけて、反射的に買ってしまった次第。読んだら、早く作品を見なくちゃ!という気持ち。
なにしろ、高野文子さんのキャラクター原案や総作画監督・小島崇史さんの丁寧なキャラクター設定、高野文子さんと監督#山田尚子 さんのコメントが、見応え&読み応えあって、楽しいのだ。
さらに、高野さんと山田さんの対談なんて、高野文子ファンとしては涎が出る。じっくり読み込んで、作品を見たら、高野文子さんの目線を感じられそう。
そして美術設定やイメージボードがまた、丁寧で美しくて、じっくり見てしまう。
よし、準備万端。見始めます。
多分、これ、古川日出男訳の原作も読みたくなるパターン。
山田尚子監督の手の内が解ります
TVアニメシリーズ全11話「平家物語」を如何にして作ったかを紹介している一冊で、いわゆるファンブックに近いのでしょうが、キャラクターデザイン原案の高野文子さんや総作画監督の小島崇史によるイラストも良いので画集に近い本ですね。
日本画っぽい色使いも作品世界にマッチしていて、山田尚子&吉田玲子のコンビにハズレはありませんね。
良い本でした。
Posted by ブクログ
アニメも見終わった。
高野文子先生原案のキャラクター達がどう成立していったか、また、監督山田尚子氏の作品への心の砕き方といい、その全てがきれいに切なく映像になっていったかが滲みた。
Posted by ブクログ
アニメ平家物語のキャラクターや演出がとても良かったので、こちらのメイキング本も購入。赤と黒が鮮烈な表紙。
プロジェクトがスタートしてからの監督日記や、キャラクターの原案や絵コンテなどを通して、制作の舞台裏を見ることができる。時代モノという制約はありつつ、「以前、以後。になるような作品にしたい」という監督の熱意が、暑苦しくはなく、しなやかに伝わってくる内容。
登場するキャラクターはどれも魅力的なのだけど、私はびわと重盛の関係性と、重盛の3人の子たちの成長が好きだったので、キャラ設定がこんな風にできあがったのだなぁと興味深く読んだ。
表紙カバーを外すとキャラクター一覧表が出てきたり、ページのあいまにアニメの印象的なシーンのカットが入っていたりと、ブックデザイン自体も愉しくて美しい。ずっと手元に置いておきたい1冊。
Posted by ブクログ
今年は大河ドラマは「鎌倉殿と13人」だし、「平家物語」のあたり年?
中学生か高校生の頃に教科書で読んで、その「滅びの美学」のようなものに惹かれたことを思い出しつつ、同時並行で、平家と源氏の物語を堪能した。
そしてさらに、その平家の物語の制作の裏側まで覗けるなんて。さらにさらに、高野文子の原画やコメントまでとは、なんと贅沢な。
全部のシチュエーションひっくるめて星5つ。
Posted by ブクログ
アニメ「平家物語」漫画家高野文子、監督山田尚子の舞台裏…コンテ作業はいつも地獄のような気持ちになる。ひらめきがやってこない自分にがっかりしたりする。とにかく引きこもって、作品に心を沈めて、一筋の光が差してくるのを待つ。自分でも引くぐらい待つ…見えるまで真っ白。進捗を聞かれると腕を頭の前でくろすしてガラスを破って失踪してしまいたくなる。 (よくわかるなぁ、その気分、苦しみ)
Posted by ブクログ
39冊目『わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」』(高野文子/山田尚子 著、2022年3月、河出書房新社)
作家・古川日出男が訳した『平家物語』を原作にした同名テレビアニメ(2021)の、キャラクター原案や絵コンテなどを収録したメイキング・ブック。
高野文子はアニメなどのメディアに関心がないと思っていたので、その積極的な姿勢に少し驚く。イラストが多く掲載されており、アニメ未鑑賞でも十分に楽しめた。
〈まだ何もない状態ではありましたが「宇宙の壁を触りに行く気分で」とか、そんなことを書いていました〉
Posted by ブクログ
高野文子先生のキャラクターデザイン画がとにかく素敵です。これが見たかったんですー!キャラクターデザインへの先生のコメントもひとつひとつ載っていて贅沢で満足。これらの高野先生の絵を「これは宝です」と表現する山田監督の気持ち、分かる!ってなりました。山田監督と高野先生のインタビューや、美しい背景の設定画まで載っていて読み応えあり。良い本です。