高野文子のレビュー一覧

  • ドミトリーともきんす

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    ネタバレ

    高野文子さんの漫画、初読み。
    なんとも心地の良い語りの距離感とイラスト。

    朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹といった日本を代表する偉大なる科学者達を”ともこ”と”きんこちゃん”の営む想像上の下宿に住まわせ、対話し、その名著達を紹介するという、漫画という形式にして極めて学術的試みの作品。

    それぞれの学者達の理論を象徴するかのようなモチーフ選びとそれを表現するコマ割りが秀逸。
    時間、空間を忘れ意識が引き込まれる。

    章末の引用や著作のエッセンスの紹介文などは正直高尚すぎてよくわからないのだが、こういう熱い想いが未来を切り拓くのだなぁというところはいたく実感。
    著作を読んでみようと思う

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    2023年10月14日
  • るきさん

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    バブルの頃のhanakoに連載されていたというから、驚きの内容。hanakoはわかるとして、時代はバブルでも高野文子さんのブレなさったら。

    るきさんと、お友だちのえっちゃんのやりとりが「あるある、わかるー!」で、こういう相手に出会えたなら、ずっと大切にしたい関係性ですよね。

    モノやひとに疲れちゃったり、イライラしちゃったら、何の気なしに読んだらゲンキをもらえるかも。

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    2023年10月11日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    すわ!高野文子の新作が出ていた(2022年9月発行)!私としたことが!
    取り寄せて紐解いてみると、高野文子の絵はほとんどないのであった。でも、これは高野文子が「昭和のくらし博物館」学芸員となって、一つの展示会の準備をした、その全貌なのである。紛うことなき高野文子著作と言っていい。

    昭和のくらし博物館、紛うことなき「マニアック博物館」である。外観はまるきり昭和の二階建て木造住宅。その2階で2017年「山口さんちの子ども部屋」という展示会があった。1961年、9才のいずみさん、7才のわかばさん姉妹の持ち物・人形や玩具、日記などさまざまな「暮らしのかたち」が再現された。実にタイムカプセルのような、

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    2023年07月25日
  • おともだち 〈新装版〉

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    NHK理想的本箱で紹介されて。紹介されていた特集のタイトルとは違うなあと。「友だちと絶交した時に読む本」ではなかったなあ。

    高野文子さん。少女漫画でも少年漫画でもない。独自の味わいがあります。

    盛子さまのおひなまつり ヒエラルキーのつらさ、その中に垣間見えるユーモア
    上海の街角で ひどいオトコの話。でも、オトコがすべてではありません。
    春ノ波止場デウマレタ鳥ハ 地の文は旧仮名遣い。横浜の雰囲気。絶交ではなく、子供のころ人と心を通わせても、それを確かめ合う方法がわからず…そしてある日突然別れが来る…そんな切なさがありました。
    ボビー&ハーシー おしゃれでかわいい感じ。このタイプのストーリーが

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    2023年07月15日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    谷崎潤一郎の小説を様々なテイストで漫画化。「変態アンソロジー」とありますが谷崎文学はそもそもどの作品にも変態的要素があります(それこそが魅力)。谷崎作品が好きな方や一風変わった漫画を好む方におすすめの文庫本です。

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    2023年05月31日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    一回りほど上の方の子供の頃に品々ですが、私の子供の頃とはさほど変わらず、本当に懐かしく、今更ながらあの当時のおもちゃが良質だったと気づかされたました。

    紙人形の着せ替え、付録についていたり自分たちで切り抜きしたり、絵を書いて切り抜いて・・・なんて豊かなお遊びだったんでしょう!

    そうそう、おままごとのお皿や調理器具など、素材もプラスティックでなく本物のミニチュアに近かった。

    なにより、おもちゃがきれいな姿で残っていたことがなにより凄い!!!

    この時代の子供たち、捨てたもんじゃないなぁ、幸せだったと思います。

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    2023年03月28日
  • 棒がいっぽん

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    イラストが特徴的
    今まで見た漫画のイラストとは違う良さが有る

    一読だけじゃわからない、筋書きとか物語もあったから、また読んでみたい

    コロボックルが可愛くてお気に入り

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    2023年01月24日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    高野文子さんの作品はいつも唐突、そして独特の浮遊感がある。本書も特に説明なくはじまり、意思の強い「わたしたち」にぐいぐい押されるように進む。最後まで読み終わると、なんだか狐につままれたような、特別な時間を過ごしていたような気持ちになった。

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    2023年01月18日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    いずみさんやわかばさんより下の世代ですが、自分の思い出と地続きの一冊です。メリーちゃんとマリーちゃんと同じ人形を妹が持っていました。自分は男ですが、友達がG.I.ジョーがうらやましくておねだりしたら、もちろん我が家では買えず、その代わりに母親が小さなぬいぐるみをつくってくれたこと、突然、思い出しました。それに探検隊みたいな洋服着せたり、忍者の衣装にしたりして、ボール箱で秘密基地つくって友達のリアルG.I.ジョーと一緒に遊んだこと、そして買ってもらえなかったこと全然引け目に感じなかったこと、なんか胸がいっぱいになります。まさに、おかあさん、ありがとうです。指人形も作ってもらったな。昭和30年代、

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    2023年01月15日
  • 青い鳥 (新装版)

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    古典名作は読みたいと思いつつ、ついつい後回しになってしまいます。内容を知っている作品ならなおのこと。
    これも子どもの頃に読んでいるのですが、江國新訳を楽しみたいと手にしました。半分以上内容を忘れていましたね。幸せな読書時間でした。

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    2022年11月23日
  • いずみさん、とっておいてはどうですか

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    高野文子さんの美しい線のイラストと共に、博物館に寄贈された、1950年代生まれのいずみさんの遊び道具や、日記を紐解く内容。
    昭和の遊び一般について広く網羅するのではなく、一個人の思い出の品をじっくり見ていくことで、より詳細に鮮明に当時の子供の遊ぶ姿や、生活が想像できました。
    お祖母さんと一緒に着せ替え人形用のお洋服を作ったり、人形遊びをしたり、雪だるま作りや、自作の劇など、日記と道具に残る遊びの内容の豊かさに驚かされます。
    そして、その当時の道具がいずみさんの母によって本当に大事に残されていたことがわかる素晴らしい保存状態…!
    まさにとっておいてくれたからこそ見られる、素敵な遊び道具と記録の数

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    2022年09月25日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    高野文子先生のキャラクターデザイン画がとにかく素敵です。これが見たかったんですー!キャラクターデザインへの先生のコメントもひとつひとつ載っていて贅沢で満足。これらの高野先生の絵を「これは宝です」と表現する山田監督の気持ち、分かる!ってなりました。山田監督と高野先生のインタビューや、美しい背景の設定画まで載っていて読み応えあり。良い本です。

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    2022年06月06日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    谷崎の作品に対する様々な視点が沢山あり、面白い。最近は近代作品ばかりで離れていたけど、また読もうかなという気持ちになりました。

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    2022年05月13日
  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    高野文子のキャラクターデザインの過程が詳しく載っていてよかった。現代劇として見られるように、というのが伝わるのびやかな造形。

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    2022年05月06日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    文豪物の漫画化アンソロジーは筒井康隆や星新一以来だが、面白いな。SFだとストーリーに重点が偏ってしまう。しょうがないこととは思う。純文学こそ漫画家本来の本領発揮で、ビジュアルでの表現や新解釈、デフォルメし放題。のびのびしているし、加えて括りが谷崎だ。良い企画にこだわりのセンスが光る編集。江戸川乱歩(これすでにありそう)梶井基次郎あたりだと作品が想像できてしまうので、坂口安吾や、はたまた思い切ってつげ義春リメイクとか出してくれないかな。音楽だとトリビュートって形があるし、鉄腕アトムの浦沢直樹リメイクという前例もあるにはあるわけだし。

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    2022年03月22日
  • 動物園ものがたり

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    まいごのまあちゃん、カバの飼育員の井上さん、まあちゃんのお母さんと視点が変わる。
    飼育員さんがドリトル先生シリーズが好きなのが親近感をおぼえた。みんながいいなあと思う仲良しの老夫婦が実は悲しみを乗り越えていることも、赤ちゃんカバ、モモのひとり立ちも、両親がケンカしていていやな子供の気持ちも丁寧に描かれていると思う。

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    2022年03月16日
  • 棒がいっぽん

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    奥村さんのお茄子読んで、鳥肌立ったのは私だけ??

    高野文子の本は『るきさん』や『黄色い本』も含めて三冊目なんですが、何度も噛み締めて、独特の視点描写のイラストから物語に入り込むこの感じ、高野ワールドは本当に好き嫌いが分かれると思います。一回読んだだけではなかなか理解出来ない所も多いし、共感出来ない所も(時代背景もあるけど)あるけど、不思議と何度も読み返してしまうのが、高野文子の漫画の良さなのかなとも思います。

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    2022年03月12日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    谷崎の小説やエッセイをそれぞれの漫画家が独自の感性で要約し、短編の漫画にまとめたもの。

    元の本を読んでみたくなるという点で、非常に優れたまとめ漫画だと思う。

    他の作家でのシリーズも読んでみたい。

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    2021年11月23日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    "変態アンソロジー"という身も蓋もない副題のマンガ家さん11人による谷崎潤一郎読本。
    ほとんど読んだことのないマンガ家さんばかりで面白かった。不思議な「夢の浮橋」、発禁になった「ヒョウフウ」、「台所太平記」などなど、読んでみたい。

    あとがきやインタビューがわりと多めに載ってて舞台裏のお話が大好きな私はホクホクでした。
    本作の親本である単行本「谷崎万華鏡」は中村明日美子さんの装画なんですね!ステキ。
    山口晃さんのウサ耳ライ吉(=谷崎先生?)もかわいいです。

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    2021年11月14日
  • 谷崎マンガ 変態アンソロジー

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    異端の文豪、谷崎潤一郎の波乱の人生と文学を豪華に漫画化。11人の天才たちが愛をこめて紡ぐ変態アンソロジーとは。

    ふふ。恥ずかしながら谷崎潤一郎作品は『痴人の愛』しかまともに読んだことがなかったけれど…まんまとしてやられた(笑)
    谷崎入門決定版として大成功ですね。
    愛すべき変態の世界に浸ってみよう。

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    2021年09月08日