【感想・ネタバレ】動物園ものがたりのレビュー

あらすじ

動物園のおきゃくさんは、まい子だけれど、元気な女の子、まあちゃん。たのしそうに手をつないだ、おじいさんとおばあさん。ケンカばかりしている、おとうさんとおかあさん。飼育員は、カバ係の井上くんと小林さん。「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」まい子のまあちゃんが、まほうのことばをとなえたら…?登場人物ぜんいんが、主人公のお話。

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Posted by ブクログ

まいごのまあちゃん、カバの飼育員の井上さん、まあちゃんのお母さんと視点が変わる。
飼育員さんがドリトル先生シリーズが好きなのが親近感をおぼえた。みんながいいなあと思う仲良しの老夫婦が実は悲しみを乗り越えていることも、赤ちゃんカバ、モモのひとり立ちも、両親がケンカしていていやな子供の気持ちも丁寧に描かれていると思う。

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2022年03月16日

Posted by ブクログ

かわいい表紙から想像できるほのぼのとしたお話にとどまらない、深みのある物語だった。章ごとに、まあちゃん、カバ係の井上くん、おじいさんとおばあさん、まあちゃんのおとうさんとおかあさん、に語り手が変わっていく。それによって、人にはうかがい知れない、人それぞれの想いやかなしみ、よろこびがうかびあがってきて、それほど長いお話ではないのだけど読み応えがあった。みんながそれぞれ精一杯生きている姿にあたたかな気持ちをもらえた。

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2010年10月13日

Posted by ブクログ

高野文子さんの挿絵がすてきな、
動物園が舞台でほのぼのとした幼年童話かと思って
読みはじめたら・・・

3年生向けくらいの物語ではあるのだけど、
おとなの人も、読んでいいと思う。

ある日、あるとき、
動物園という場所に居合わせた人たちの、一日。

ある部分は関わって、でも、
悩み、かなしみ、よろこび、思い出・・
すべてが見えて共有できるわけではなくて。

ふつうの人たちに、しっかりと責任もって寄り添った、
帯に書かれているように、「登場人物ぜんいんが、主人公のお話」でした。


作者の方は、はじめての児童書だって。
あとがきも、よかったです。

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2010年08月26日

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