高野文子さんの挿絵がすてきな、
動物園が舞台でほのぼのとした幼年童話かと思って
読みはじめたら・・・
3年生向けくらいの物語ではあるのだけど、
おとなの人も、読んでいいと思う。
ある日、あるとき、
動物園という場所に居合わせた人たちの、一日。
ある部分は関わって、でも、
悩み、かなしみ、よろこび、思い出・・
すべてが見えて共有できるわけではなくて。
ふつうの人たちに、しっかりと責任もって寄り添った、
帯に書かれているように、「登場人物ぜんいんが、主人公のお話」でした。
作者の方は、はじめての児童書だって。
あとがきも、よかったです。