高野文子のレビュー一覧

  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    表題作「黄色い本」を筆頭に、4つの短編漫画が収録された本作。ここでは表題作「黄色い本」について。

    女学生である主人公・実地子が、『チボー家の人々』という作品を読み終えるまでを描いた、言ってしまえばそれだけの作品です。
    とは言え、周りのことや周りの音が気にならなくなるほど夢中に本を読みふけったり、夢中になりすぎて自分が本の世界に入り込んだり、残りページが無くなる間際の一種の寂しさだったり。本好きとしては「なんか、分かる」としみじみ共感できる部分も。

    現実と本の世界を行ったり来たりする展開に最初は戸惑いがありましたが、繰り返し読むことで不思議とクセになる1冊です。

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    2013年06月19日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    絵柄が受け付けないけれど、すごい技巧だと思う。

    すごく好きで、その本の世界に入り込んでしまって登場人物と会話しちゃう感覚、昔はあったなー。

    マヨネーズという話もなんだか味わい深かった。

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    2013年08月19日
  • 棒がいっぽん

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    長嶋有さんの「電化文学列伝(講談社文庫)」で紹介されていたので、購入。
    この人の絵、どこかで見たなあ、と思ったら、叔母の本棚にあった北村薫の本の表紙を手掛けている人なのだった。そんなこともあって、なんとなくノスタルジックな絵。
    コマの視点(テレビとか映画でいえば、カメラの位置)が独特。
    「バスで四時に」とか、好き

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    2012年07月21日
  • 棒がいっぽん

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    どれもこれもかわいらしいお話なんだけど、「おともだち」の方が好きかな。
    つくづく私は子どものお話が好きなんだと感じた。
    完全に個人的な感想。
    東京コロボックルは借り暮らしのアリエッティを思い出すね。

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    2012年03月21日
  • 動物園ものがたり

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    かわいい表紙から想像できるほのぼのとしたお話にとどまらない、深みのある物語だった。章ごとに、まあちゃん、カバ係の井上くん、おじいさんとおばあさん、まあちゃんのおとうさんとおかあさん、に語り手が変わっていく。それによって、人にはうかがい知れない、人それぞれの想いやかなしみ、よろこびがうかびあがってきて、それほど長いお話ではないのだけど読み応えがあった。みんながそれぞれ精一杯生きている姿にあたたかな気持ちをもらえた。

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    2010年10月13日
  • 動物園ものがたり

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    高野文子さんの挿絵がすてきな、
    動物園が舞台でほのぼのとした幼年童話かと思って
    読みはじめたら・・・

    3年生向けくらいの物語ではあるのだけど、
    おとなの人も、読んでいいと思う。

    ある日、あるとき、
    動物園という場所に居合わせた人たちの、一日。

    ある部分は関わって、でも、
    悩み、かなしみ、よろこび、思い出・・
    すべてが見えて共有できるわけではなくて。

    ふつうの人たちに、しっかりと責任もって寄り添った、
    帯に書かれているように、「登場人物ぜんいんが、主人公のお話」でした。


    作者の方は、はじめての児童書だって。
    あとがきも、よかったです。

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    2010年08月26日
  • 棒がいっぽん

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    「病気になったトモコさん」の、オブラートが空に飛んでいく場面の表現がすごい。
    何度も何度も読み返せる作品集。

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    2010年03月24日
  • 棒がいっぽん

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    高野文子の短編集。漫画でこんな表現ができるんだと驚きました。こまの中を人や物がこんなにダイナミックに動きだすなんて。お話としては東京コロボックルが好きです。

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    2009年10月25日
  • 棒がいっぽん

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    長嶋有「電気製品列伝」で絶賛されていたので、読んでみた。いや、すごかった。この人の頭の中をのぞいてみたい。頭の中もすごいが、それがそのまま漫画本になっているのがすごいと思った。

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    2011年09月28日
  • 棒がいっぽん

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    みえないものをきれいに、みえるものをみえる以上にきれいに描いてある本。
    最初の短編、美しき町の風景には息をのむ。

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    2009年10月04日
  • ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事

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    デパート大好きな少女ラッキーの繰り広げる冒険活劇。
    一昔前の子供向けアニメみたいな感じで、高野作品の中でも非常に分かりやすいストーリーとなっている。しかしそれが圧倒的に洗練された絵柄と構成力で、まるで一本の映画を見ているかのような気分にさせられてしまうのだから不思議。

    私は短編集「黄色い本」が好きなんだけど、万人が読んで面白いと思えるのはこっちかなーと思う。

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    2013年08月30日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    『チボー家の人々』を読む女子学生。毎日読む、読む。物語の中に埋没し常に対話する。こんな熱い本の読み方をしてみたいな。

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    2026年02月28日
  • 青い鳥 (新装版)

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    チルチルとミチルの楽しくも少しハラハラするファンタジックな冒険の中で、『幸せや喜びは身近なところにたくさん溢れている』というメッセージ性を感じられました!

    例えば
    ・健康という喜び
    ・存在する喜び
    ・理解する喜び
    ・美しい物を見る喜び
    …これも喜び、幸せなんだ!と気付けました!

    ・愛するという喜び
    ・母の愛の比類無き喜び
    …これらに関しては、私は毒親育ちなので、共感、理解出来ず残念でした。

    2人が飼ってる犬と猫の人間に対する心の温度差も面白かったです!

    クリスマスイブの日の物語なので、12月頃に読むのをオススメします(*ˊ˘ˋ*)

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    2026年01月15日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    今から四半世紀前の出版。そこからさらに四半世紀以上前を描いた表題作と、出版時点と同時代と思しき併録3作をまとめて読むと、結婚や恋愛の部分に関する価値観の激変は、出版後の四半世紀に起きているのだと痛感する。「マヨネーズ」「二の二の六」のラストには時代を感じてしまう。
    漫画としては例えば、急須を裏向けて茶殻を捨てる時に急須の横を手で叩く、その左手の手つきに描き手の力量をみる。

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    2026年01月12日
  • るきさん

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    ネタバレ

    「ほんのれんラジオ」(vol.13-5 2024/5/8配信の回)で知ったマンガ。
    「マガジンハウス刊『Hanako』1988年6月2日号~1992年12月17日号掲載に加筆」とのこと。解説は氷室冴子。

    1988(昭和63)~1992(平成4)という掲載期間で描かれたのは、30代未婚独身女性の生活(在宅ワーカー!)。趣味は切手収集。フットワークが軽く、また、一方ではズボラな一面も。自分のペースで生きる「おひとりさま」とは、今でも「新しい」と言えそうなライフスタイル。

    必要ならば使うつもり、売るつもりでもいるらしい切手コレクション。1989年2月2日掲載回(p.22~25)では、友人「えっち

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    2025年12月31日
  • ドミトリーともきんす

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    ネタバレ

    ドミトリーともきんす

    天才高野文子氏の科学エッセイ入門といったかんじでしょうか。
    科学界の著名人たち、朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹氏たちが寮婦のともさんとその子供のきん子ちゃんにより、その著書の一部が引用されて、その世界に案内されます。
    題名はジョージ・ガモフ氏の「トムキンスの冒険」のもじり。
    理系である科学者の言葉を文系である高野氏のセンスで語りなおすというところに本書の意義があるのかもしれません。
    いくつかの著作、読んでみたくなりました。
    特にトムキンスの冒険!

    竹蔵

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    2025年11月19日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    【たか】高野文子『黄色い本:ジャック・チボーという名の友人』講談社アフタヌーンKCデラックス[図]2025年1月18日[C]絶妙な空気感▷黄色い本:だってあなたとわたしってとっても考え方が似ているんですもの/電気つけると暗いねえ/好きな本を 一生持ってるのもいいもんだと▷CLOUDY WEDNESDAY:そうなのよ もう赤ちゃんじゃないよのね▷マヨネーズ:縁は異なもの▷二の二の六:縁は逃すもの

    ▷『チボー家の人々』も『チボー家のジャック』も読んだのは半世紀も前なのでカケラも残っていないですが、わりと熱心に読んだという記憶はあるのでこの本を手に取りました。

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    2025年01月18日
  • るきさん

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    舞台は90年代周辺、女性2人るきさんとえっちゃん、場所はほぼ室内かお買い物で、繰り広げられるお話。
    解説文も込みで、お話が完結するような感じがした。
    2人の関係性にイメージを与えてくれたからだと思う

    るきさん、最後話で、海外にふらっーと住んでしまう、フッ軽さ。
    1番彼女の性格が出てるような気がして、好きなシーン

    古本市にでゲット

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    2024年11月23日
  • るきさん

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    雑誌Hanakoに連載されていたという、2ページ読み切りの漫画を集めたもの。すべてカラーなのがすごい。
    描かれたのがバブル時代終わりかけの頃で、飲み会に着飾って参加しタクシーで帰る、懐かしさもあった。
    主人公のるきさんは、当時は珍しかったと思われる、在宅ワークで生計を立てる妙齢の独身女性である。とても仲がいい同じく独身女性の友人がいて、お互いに支えになっているようだ。二人とも自由を楽しんでいる。
    自分が東京で独身OLしていた頃を思い出しながら、ほのぼのと読んだ。最初の方はオチがない漫画だなと感じていたが、それがいいみたい。
    最後にびっくりの展開になるが、これもバブル時代っぽい終わり方だと思った

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    2024年05月20日
  • るきさん

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    るきさんが自由気ままに生きてる姿はこちらまでのんびりな気持ちになります。友達との関係性を付かず離れずでいい感じ。生活を楽しんでる姿が印象的です。誕生日に家事をお互いにしあうのはすごくいいアイデアだと思いました(^^)ほっこりするお話です

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    2024年03月12日