高野文子のレビュー一覧

  • ドミトリーともきんす

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    トモナガ君、マキノ君、ナカヤ君、ユカワ君が住んでるドミトリー。こんな寮に学生の頃住んでたらと想像しながら読みました。4人の中では特に雪の結晶で著名な中谷宇吉郎の本「科学の方法」に強く影響を受けました。

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    2018年03月22日
  • ドミトリーともきんす

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    独特な世界観と絵の柔らかさと自然、この世にあるもの、そこにただあるものの美しさ。
    意味を見出すのは人間のエゴと知と能力。

    文字と絵から、優しさを感じた。

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    2017年09月03日
  • ドミトリーともきんす

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    前から気になっていた本を、胡桃堂喫茶店の本棚で見つけて読破。とっつきにくいと思っていた科学の考え方がとも子さんときん子ちゃんとの掛け合いでするすると読める。

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    2017年07月30日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    もう一度。何度でも何度でも読み返す。「好きな本を一生持ってるのもいいもんだと俺は思うがな」実ッコが戦ってるものは何なんだろうな、そんなことを何度も考える。ワタシもこんな風に本を読もう、と思う。

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    2016年10月06日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    チェーンの新刊書店ではなく、自分の街や日本中、世界中の旅行先の本屋さんに立ち寄りたくなる一冊です。宇田さんと沖縄の人とのやりとりがあたたかくて、優しい気持ちになりました。

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    2015年12月18日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本に対する愛がいっぱい詰まった、あったかい本。この本がちくまプリマー新書から出たことも、同時に喜びたい。沖縄にあるので実際にこの本屋に行く機会は今後あるかどうかわからないけど、それでも、離れた場所でこうやって本屋をやっているひとがおるねんなぁと思うだけでも、がんばってほしいと思える。

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    2015年10月21日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    まず素直に憧れる。
    本を扱い、地域に根ざして生きる姿。
    本というものの力を信じストレートにそれを表現し続けている姿に。
    こういう本屋が近所にある地域の人々は幸せだなぁと、思う。

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    2015年06月21日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本屋になりたい私が「本屋になりたい」を読む。頷けるところばかり。違うところといえば、私はやっぱり新刊を主に扱いたいなというところ。著者の宇田さんはウララを開く前は大手の新刊書店で働いていたから、両方の立場から「本を売ること」について書けるのが強み。本州から距離を隔てているおかげで独自に発展した沖縄の「県産本」、沖縄の出版文化についての話も面白い。

    このウララみたいに、新刊書も扱う古書店がもっと増えてほしい。新刊書店は品切れ重版未定の本や絶版になってしまった本は扱えないけれど、古書店なら仕入れることができる。新刊書籍の直取引の卸値を今よりも下げてくれればもっと色々なところで本を売ることができる。新刊書店と古書店の垣根なく、本ならなんでも置いてある本屋がどんどん増えてくれた方が、きっと楽しいと思うから。

    “自分の店があってもなくても、「本屋になりたい」という気持ちは、ずっと持ち続けていく気がします。”

    宇田さんの言葉は、好きな仕事で生きていきたい人の背中をそっと押してくれるものだ。

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    2015年06月20日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    沖縄の市場で小さな古本屋を営む著者のエッセイ。
    以前ボーダーインクから出版された本は古本屋になるまでのことを多く語っていたけれど、こちらはおもに古本屋として板についてきた日々が描かれていて、より落ち着いたやさしい語り口で、本を大切にしている気持ちが伝わってくる。

    「沖縄の人には、自分たちのために書かれた本がこんなにある」

    沖縄で本屋をする、ということがとてもうらやましく思える言葉だと思う。

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    2015年06月12日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    コマの流れが独特で、再読してやっと内容が分かった。
    滋味深い日本映画の様に話が構成されている。
    凄いなあ。絵も素晴らしく巧い。
    他も読んでみよう。

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    2015年05月14日
  • 棒がいっぽん

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    あらゆる漫画の中で一番好き。茄子の話が特に好き。どんなときにも読める。飽きない。一生持ってると思う。

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    2015年03月01日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    それが本であれ人間相手であれ、大切なのはいかにして出会うかだ。本当に大切な、心に残る相手や作品というのは出会うべき時に出会い、そこに必然性がおのずと宿ってしまうもの。それは私の人生に寄り添い、並走し、いつか離れてしまう時が来ようとも私の中に留まり続けるのだ。『チボー家の人々』と出会うべくして出会った地方の高校生本を描いた本作は、読むことの純粋な喜び、いや、人生の支えとなるものと出会うことのできた喜び、その美しさを無造作に差し出しどこまでも震えさせてくれる。目を開かせてくれる。ただひたすらに、突き刺さる。

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    2014年11月21日
  • 棒がいっぽん

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    一生読める一冊。
    『美しき町』を読書灯のあかり一つ、寝床で読んでいたら静かに胸をつかまれた。
    妻が風呂に入っている。
    その湯桶がカランとぶつかる音を聞きながら、奥歯を噛みしめる。
    特になにが起こるわけでもないのに、熱いものがこみ上げてきた。

    八月一日。
    地元の大規模な花火大会がある日。
    同じアパートに住むご近所の奥さんがこの漫画を貸してくれた。
    出産予定日を間近に控えた大きなおなかを抱えながら、それでも昨日まで働いていたそうだ。
    パワフルでアクティブな奥さんは、産休に入るも嬉々として古本屋巡りをして、この『棒がいっぽん』を購入。
    以前、僕が高野文子に興味があるといったのを覚えていてくれて、ビニールコーティングされた未開封のそれを手渡してくれた。

    ひとくちに漫画と言っても、高野文子はそのメソッドが違う。
    どちらが優れているというわけではないが、例えば『ジャンプ』漫画をハリウッド超大作映画とするならば、『美しき町』は日本映画のマスターピースだ。
    一組の男女がお見合いで出会って結婚する。その平凡な日常。
    ふたりで赤い鳥居のお稲荷さんにいって、お社の裏に回る。
    そこから広がる景色に、読者も「うわぁ」と声が出るはず。

    『病気になったトモコさん』のオブラートが風に舞うシーンにも、『バスで四時』のバスのなかでぼうっとして意識が宙に浮いている描写にも「うわぁ」となる。
    現実と意識の狭間のあいまいな部分を、ふわっと飛んで一瞬だけ止まったトンボを「今だ!」とつかまえるみたいに、紙の上に定着させる感性が素晴らしい。

    『私の知ってるあの子のこと』では自分の子供時代を思い出すと共に、隣で大胆な寝相で眠っている我が娘を見ながら、愛おしさで胸が苦しくなった。

    かと思えば『東京コロボックル』の奇想。
    東京で暮らす小人たちの都会的な佇まいと優雅な生活におもわず吹き出してしまう。

    そして白眉は『奥村さんのお茄子』
    お茶の間でサイバーパンクSF!!
    なにがなんだかわからないうちに引きこまれ、時間と空間と人生の不思議の一端に触れるような感動のラスト。
    この作者は天才だと思った。

    八月一日の夜は、漫画を貸してくれたF田さんの御宅にご近所六世帯が集まり、みんなで花火を観た。
    古くからの高級住宅街の狭間にある格安物件の我がアパート。
    高台にある絶好のロケーションで、この一日だけで充分家賃の元は取っている。
    カメラマンやミュージシャンやDJ、メイクアップアーティストにサーファー。さまざまな人達が集うなかで僕ら平凡な一家族も一緒になって楽しむ。
    高野文子の漫画を貸し借りできるご近所付き合いなんて本当にありがたい。

    借りたお皿を返すついでに、この漫画も返しにいこう。
    親戚から箱で送ってきた新鮮な桃をそえて。
    そして自分用に一冊『棒がいっぽん』を買おうと思う。

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    2013年08月08日
  • 棒がいっぽん

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    あちこちでこれが好きという人をよく聞く「美しき町」。ガリ版刷りのビラを部屋一面に敷いて乾かしているのを踏まないように歩くっていうようなシーンになぜこんなに強く心を揺さぶられるのだろう。

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    2013年01月20日
  • ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事

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    ラッキー嬢ちゃんとデパートを巡る陰謀の話

    昔、児童文学を読んだ時のわくわく感!
    とっても良かった

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    2012年12月12日
  • 棒がいっぽん

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    これは短編集です。
    たまに出して一つだけ読もうとするのですが,気がつくと、いつの間にか最後まで全部読んでしまっています。

    こういう視点の漫画を書く人って、他にあまりいないのではと思います。

    何回読んでも、すごく新鮮に楽しめます。

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    2012年12月09日
  • 棒がいっぽん

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    美しき町
    言葉に出さずに、ふたりが同時に同じことを思う。
    さらに言えば遥かを思う。この茫洋とした幸せよ。

    病気になったトモコさん
    強烈な映画だ。

    バスで四時に
    これが一番好きかも。

    私の知ってるあの子のこと
    この作品はちと難しい。
    表層はわかるのだが、深層が。

    東京コロボックル

    奥村さんのお茄子
    大変奇妙。コミカルだがぞぞぞとするところもあり。

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    2012年06月09日
  • 棒がいっぽん

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    表情が全てを語る、静かな小説のよう。想像力をかきたてられ、ものすごく考えさせられます。音楽でも小説でも絵画でも、じっくり味わうのが好きな人におすすめ。

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    2012年11月21日
  • 棒がいっぽん

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    不思議な味わいの短編漫画集。
    「美しき町」「バスで四時に」はどこにでもある日常風景を切り取って見せた感じで、これと言った事件のない平凡な時間の中にある豊かなドラマに気づかせてくれます。
    「東京コロボックル」は小人世界のるきさん。些細な出来事が楽しい冒険のように描かれています。
    「奥村さんのお茄子」は先輩の無実を証明するために25年前の昼に何を食べたか思い出してほしいと突然お願いされた男性の話。シュールなシチュエーションですが、読んでいると自分の過去の記憶をも掘り起こしているようでなんとも言えない感慨があります。
    いずれも一筋縄で行かない作品ながら、読後感は鮮烈で心に残ります。この感覚は高野文子の漫画でしか味わえません。

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    2011年01月01日
  • 棒がいっぽん

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    なんでもない日常をいろいろな角度から描写した短編集。

    高野さんってボク知らなかったんですけど、
    音楽家でいうところの「ミュージシャンズミュージシャン」といわれるような、
    詳しい人にとってははずせない人物だったようです。

    なんでもない日常が、
    いかにハラハラするようなバランスで成り立っていて、
    いかに奇跡的なものかを、なんとなく感じさせてくれる。
    画がすごくて、っていっても描きこみがすごいんじゃなくて、
    切り取りかた、目線の持ち方がすんごいの。

    これをテーマにして話にしちゃうかっていう、
    感動がある一冊。すばらしかった。

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    2010年12月30日