高野文子のレビュー一覧

  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本に対する愛がいっぱい詰まった、あったかい本。この本がちくまプリマー新書から出たことも、同時に喜びたい。沖縄にあるので実際にこの本屋に行く機会は今後あるかどうかわからないけど、それでも、離れた場所でこうやって本屋をやっているひとがおるねんなぁと思うだけでも、がんばってほしいと思える。

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    2015年10月21日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    まず素直に憧れる。
    本を扱い、地域に根ざして生きる姿。
    本というものの力を信じストレートにそれを表現し続けている姿に。
    こういう本屋が近所にある地域の人々は幸せだなぁと、思う。

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    2015年06月21日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本屋になりたい私が「本屋になりたい」を読む。頷けるところばかり。違うところといえば、私はやっぱり新刊を主に扱いたいなというところ。著者の宇田さんはウララを開く前は大手の新刊書店で働いていたから、両方の立場から「本を売ること」について書けるのが強み。本州から距離を隔てているおかげで独自に発展した沖縄の「県産本」、沖縄の出版文化についての話も面白い。

    このウララみたいに、新刊書も扱う古書店がもっと増えてほしい。新刊書店は品切れ重版未定の本や絶版になってしまった本は扱えないけれど、古書店なら仕入れることができる。新刊書籍の直取引の卸値を今よりも下げてくれればもっと色々なところで本を売ることができる

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    2015年06月20日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    沖縄の市場で小さな古本屋を営む著者のエッセイ。
    以前ボーダーインクから出版された本は古本屋になるまでのことを多く語っていたけれど、こちらはおもに古本屋として板についてきた日々が描かれていて、より落ち着いたやさしい語り口で、本を大切にしている気持ちが伝わってくる。

    「沖縄の人には、自分たちのために書かれた本がこんなにある」

    沖縄で本屋をする、ということがとてもうらやましく思える言葉だと思う。

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    2015年06月12日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    コマの流れが独特で、再読してやっと内容が分かった。
    滋味深い日本映画の様に話が構成されている。
    凄いなあ。絵も素晴らしく巧い。
    他も読んでみよう。

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    2015年05月14日
  • 棒がいっぽん

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    あらゆる漫画の中で一番好き。茄子の話が特に好き。どんなときにも読める。飽きない。一生持ってると思う。

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    2015年03月01日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    それが本であれ人間相手であれ、大切なのはいかにして出会うかだ。本当に大切な、心に残る相手や作品というのは出会うべき時に出会い、そこに必然性がおのずと宿ってしまうもの。それは私の人生に寄り添い、並走し、いつか離れてしまう時が来ようとも私の中に留まり続けるのだ。『チボー家の人々』と出会うべくして出会った地方の高校生本を描いた本作は、読むことの純粋な喜び、いや、人生の支えとなるものと出会うことのできた喜び、その美しさを無造作に差し出しどこまでも震えさせてくれる。目を開かせてくれる。ただひたすらに、突き刺さる。

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    2014年11月21日
  • 棒がいっぽん

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    一生読める一冊。
    『美しき町』を読書灯のあかり一つ、寝床で読んでいたら静かに胸をつかまれた。
    妻が風呂に入っている。
    その湯桶がカランとぶつかる音を聞きながら、奥歯を噛みしめる。
    特になにが起こるわけでもないのに、熱いものがこみ上げてきた。

    八月一日。
    地元の大規模な花火大会がある日。
    同じアパートに住むご近所の奥さんがこの漫画を貸してくれた。
    出産予定日を間近に控えた大きなおなかを抱えながら、それでも昨日まで働いていたそうだ。
    パワフルでアクティブな奥さんは、産休に入るも嬉々として古本屋巡りをして、この『棒がいっぽん』を購入。
    以前、僕が高野文子に興味があるといったのを覚えていてくれて、ビ

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    2013年08月08日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    「チボー家の人々」読まなきゃ。
    同じような状況で読みたかったが、手遅れか。
    女学生に戻りたいのう。

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    2013年03月09日
  • 黄色い本 電子限定描きおろし特典つき

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    表題作に対するレビュー。
    主人公の実ッコが一冊の本を読み終えるまでの話で、首尾一貫それだけの話と言って良いと思います。
    本の中の崇高な世界とありふれた田舎の生活が同時に混ざりながら進んでいきますが、この辺の書き方が非常に巧みで、普段の生活と本の世界が曖昧になるクラクラした感覚を共有できました。
    大きな波のあるストーリーではありませんが、最後まで不思議と読んでしまう魅力があります。
    絵が魅力的なのはもちろん、動きや擬音が気持ちいいというのもあるかもしれません。
    実ッコが自分なりの答えを見つけたような終わり方は読後感が良く、たまに本棚から出して読みたくなります。

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    2013年02月28日
  • 棒がいっぽん

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    あちこちでこれが好きという人をよく聞く「美しき町」。ガリ版刷りのビラを部屋一面に敷いて乾かしているのを踏まないように歩くっていうようなシーンになぜこんなに強く心を揺さぶられるのだろう。

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    2013年01月20日
  • ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事

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    ラッキー嬢ちゃんとデパートを巡る陰謀の話

    昔、児童文学を読んだ時のわくわく感!
    とっても良かった

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    2012年12月12日
  • 棒がいっぽん

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    これは短編集です。
    たまに出して一つだけ読もうとするのですが,気がつくと、いつの間にか最後まで全部読んでしまっています。

    こういう視点の漫画を書く人って、他にあまりいないのではと思います。

    何回読んでも、すごく新鮮に楽しめます。

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    2012年12月09日
  • 棒がいっぽん

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    美しき町
    言葉に出さずに、ふたりが同時に同じことを思う。
    さらに言えば遥かを思う。この茫洋とした幸せよ。

    病気になったトモコさん
    強烈な映画だ。

    バスで四時に
    これが一番好きかも。

    私の知ってるあの子のこと
    この作品はちと難しい。
    表層はわかるのだが、深層が。

    東京コロボックル

    奥村さんのお茄子
    大変奇妙。コミカルだがぞぞぞとするところもあり。

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    2012年06月09日
  • 棒がいっぽん

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    表情が全てを語る、静かな小説のよう。想像力をかきたてられ、ものすごく考えさせられます。音楽でも小説でも絵画でも、じっくり味わうのが好きな人におすすめ。

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    2012年11月21日
  • 棒がいっぽん

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    不思議な味わいの短編漫画集。
    「美しき町」「バスで四時に」はどこにでもある日常風景を切り取って見せた感じで、これと言った事件のない平凡な時間の中にある豊かなドラマに気づかせてくれます。
    「東京コロボックル」は小人世界のるきさん。些細な出来事が楽しい冒険のように描かれています。
    「奥村さんのお茄子」は先輩の無実を証明するために25年前の昼に何を食べたか思い出してほしいと突然お願いされた男性の話。シュールなシチュエーションですが、読んでいると自分の過去の記憶をも掘り起こしているようでなんとも言えない感慨があります。
    いずれも一筋縄で行かない作品ながら、読後感は鮮烈で心に残ります。この感覚は高野文子

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    2011年01月01日
  • 棒がいっぽん

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    なんでもない日常をいろいろな角度から描写した短編集。

    高野さんってボク知らなかったんですけど、
    音楽家でいうところの「ミュージシャンズミュージシャン」といわれるような、
    詳しい人にとってははずせない人物だったようです。

    なんでもない日常が、
    いかにハラハラするようなバランスで成り立っていて、
    いかに奇跡的なものかを、なんとなく感じさせてくれる。
    画がすごくて、っていっても描きこみがすごいんじゃなくて、
    切り取りかた、目線の持ち方がすんごいの。

    これをテーマにして話にしちゃうかっていう、
    感動がある一冊。すばらしかった。

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    2010年12月30日
  • 棒がいっぽん

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    すごいなぁ…。
    なんだろうこの空気感。手触りや匂いさえ感じるような表現の凄さに驚愕。

    「美しい町」と「奥村さんのお茄子」のラストシーンがとても印象的。
    「バスで4時に」と「私の知ってるあの子のこと」も。

    何でもない一瞬がこんなに輝いているのかと思い知らされる。
    あと視点のめまぐるしい変化についていけず、初読の時は頭がクラクラした。

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    2011年01月24日
  • 棒がいっぽん

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    東京コロボックル面白い!
    全部面白い!!

    とうとう高野文子の既刊全て読んでしまい嬉しくも
    切ない気持ち。

    雑誌に載ったきりのやつ集めて短編集でないかなー。

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    2011年03月26日
  • 棒がいっぽん

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    静的なコマから、生活の力強さが伝わってくる「美しきまち」は
    何か快い後味が残り、『棒がいっぽん』の中でも一番好きな作品です。
    個人的に小津監督作品に通ずるものを感じます。

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    2010年03月10日