高野文子のレビュー一覧

  • 【電子書籍版限定特典付】わたしたちが描いたアニメーション「平家物語」

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    今年は大河ドラマは「鎌倉殿と13人」だし、「平家物語」のあたり年?
    中学生か高校生の頃に教科書で読んで、その「滅びの美学」のようなものに惹かれたことを思い出しつつ、同時並行で、平家と源氏の物語を堪能した。
    そしてさらに、その平家の物語の制作の裏側まで覗けるなんて。さらにさらに、高野文子の原画やコメントまでとは、なんと贅沢な。
    全部のシチュエーションひっくるめて星5つ。

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    2022年03月26日
  • るきさん

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    黒電話、駅改札の切符をハサミで切る、鍵のかかっていない家のドア、昔ながらの風呂釜(バランス釜)、布製のマスク(今で言うアベノマスク?)、子供の頃にあったものが描かれていて、懐かしい。
    なのに、描かれている女友達との会話は、古びていなくていい。

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    2022年03月18日
  • 棒がいっぽん

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    るきさんで高野文子デビューし、先日の古本まつりでこちらを見つけたので購入。

    とても繊細な部分を描いている漫画。
    ちょっとファンタジー香る女性らしいやわらかい空気感と、女性らしい潔さと大胆さ。
    でもありきたり感がなくって、ここを切り取って漫画にしているのかぁ、と感服。

    病気になったトモコさんは、視点とリズムが独特で面白いし、
    私の知ってるあの子のことは、いい子で育った子供の葛藤がものすごく自分と重なるし、
    東京コロボックルは、大好きな借りぐらしのアリエッティと重なる部分が多くてキュンとする。
    奥村さんのお茄子は、世界観がとにかく独特で、掘り下げるエピソードの進み方も斬新で面白かった。

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    2022年02月23日
  • ドミトリーともきんす

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    科学は全然くわしくないけど、ちょっとくわしくなりたくなる。理経の人はクールで難しいみたいな偏見がくつがえされて、すごくほっこりする。ちょっと不思議でやさしい気持ちになる

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    2021年06月11日
  • 青い鳥 (新装版)

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    成人式の後、親友と行ったスナックの名前が "青い鳥" だった。
    ザ・タイガースが歌った幸福を運ぶ鳥が "青い鳥" だった。
    "青い鳥"ってどんな話か覚えていなかったので、青い鳥文庫で読んでみた。

    チルチルとミチルが青い鳥を探しに行く。
    幸せとは何かを巡る、大いなる秘密をあばきたてるのが "青い鳥"。
    色が青い鳥は沢山いるけど、本物の "青い鳥" は一匹しかいない。
    いろんな所を探し回ったが見つけられない。
    なぜなら、いつもいるのにさっぱり見えていなかった家の中にいたから。

    青い鳥って、物事の

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    2021年05月29日
  • 青い鳥 (新装版)

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    名作『青い鳥』。あらすじぐらいは聞いたことがある人も多いかもしれません。内容はとても深く、本当の幸福とは、幸福にはなにが必要か、幸福はどこにあるのか、などについて、作者は想像力を大きくはためかせて書いています。

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    2021年05月12日
  • ドミトリーともきんす

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    最近読んだ本の中でもベストかも。柔らかいタッチで描かれているけど、作者の深い知性を感じる内容でした。きん子ちゃんがほんとうにかわいい。癒し。

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    2021年01月05日
  • ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事

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    数時間で読み終わってしまった、少しだけ読む気でいたのに止められなかった~
    デパートできらきら働くところとても素敵だった!

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    2020年12月08日
  • 棒がいっぽん

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    凄い作品でした。

    なんでもない日常のひとこまが切り取られているようで、じつはSF設定だったりするところが、絶妙な表現力。

    ン十年ぶりに読みましたが、学生時代に難解か、無意味に思えたシーンが、しみじみ身に染みて。

    日常をホンワカとして過ごしながら、今後なにか予想できないようなことが起こりそうな怖さも感じられて、それは登場人物達の表情や、間からなのか、不穏な不安定な、さみしいようなたのしいような微妙なっ空気が感じられる。
    それは自分の人生経験からにじみ出てくるような感覚なのかも知れません。

    なんど読んでも、新たな発見ができそうな、おいしいお食事を食べているような作品だと思います。

    短編集

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    2020年11月10日
  • 棒がいっぽん

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    「美しき町」は、その後二人が平凡に、でも幸せに老いていくのであろうということを感じさせる素敵な一編。何度でも読みたい。というか何度も読んでる。

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    2020年07月12日
  • ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事

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    漫画を読んでいるはずなのに、舞台のお芝居を観ている気分になる。一コマ一コマが映画のカメラワークのよう。ストーリーはアメリカンなハッピーエンド。

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    2020年05月31日
  • ドミトリーともきんす

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    これは なんと素敵な一冊でしょう
    中谷宇吉郎さんが 好きな人
    牧野富太郎さんが 好きな人
    湯川秀樹さんが 好きな人
    朝永真振一郎さんが 好きな人

    手塚治虫さんが 好きな人
    中原中也さんが 好きな人
    宮澤賢治さんが 好きな人
    ビアトリクス・ポターさんが 好きな人
    バージニア・リー・バートンさんが 好きな人
    レイチェル・カーソンさんが 好きな人

    「詩と科学が遠いようで近い」の雰囲気を
    持っておられるさまざまなお人たち

    手元に置いて
    何度でも
    いつでも
    手に取りたい一冊です

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    2020年01月24日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本屋になりたい。

    2回目なんだけど、1回目とは違う部分に惹かれたり、
    違うこと考えたりする。
    それが本の良さなんだよなあ。

    1 お金をどう使うのか
    2 本屋のシステム
    3 新刊書店と古本屋の違いとこれから

    とくに、お金の使い方。
    ただ、欲しい、なになにしたい、ではなく
    そのお金が誰の元に入るのか。
    そのあとどうなるのか。
    そんなことまで考えて使えたらステキだなあ

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    2019年01月26日
  • ドミトリーともきんす

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    ネタバレ

    川上澄生の明治の版画を思い出した。時代の距離感がちょうど3世代分くらい、というところか。文体と画風との違い、製図ペンで書いたという均一な線。最後の3ページのなんというリリック。

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    2018年11月07日
  • ドミトリーともきんす

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    トモナガ君、マキノ君、ナカヤ君、ユカワ君が住んでるドミトリー。こんな寮に学生の頃住んでたらと想像しながら読みました。4人の中では特に雪の結晶で著名な中谷宇吉郎の本「科学の方法」に強く影響を受けました。

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    2018年03月22日
  • ドミトリーともきんす

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    独特な世界観と絵の柔らかさと自然、この世にあるもの、そこにただあるものの美しさ。
    意味を見出すのは人間のエゴと知と能力。

    文字と絵から、優しさを感じた。

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    2017年09月03日
  • ドミトリーともきんす

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    前から気になっていた本を、胡桃堂喫茶店の本棚で見つけて読破。とっつきにくいと思っていた科学の考え方がとも子さんときん子ちゃんとの掛け合いでするすると読める。

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    2017年07月30日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    チェーンの新刊書店ではなく、自分の街や日本中、世界中の旅行先の本屋さんに立ち寄りたくなる一冊です。宇田さんと沖縄の人とのやりとりがあたたかくて、優しい気持ちになりました。

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    2015年12月18日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    本に対する愛がいっぱい詰まった、あったかい本。この本がちくまプリマー新書から出たことも、同時に喜びたい。沖縄にあるので実際にこの本屋に行く機会は今後あるかどうかわからないけど、それでも、離れた場所でこうやって本屋をやっているひとがおるねんなぁと思うだけでも、がんばってほしいと思える。

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    2015年10月21日
  • 本屋になりたい ――この島の本を売る

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    まず素直に憧れる。
    本を扱い、地域に根ざして生きる姿。
    本というものの力を信じストレートにそれを表現し続けている姿に。
    こういう本屋が近所にある地域の人々は幸せだなぁと、思う。

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    2015年06月21日