磯田道史のレビュー一覧

  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    まずまず。
    今まで知らなかった、認識と違っていた西郷隆盛を知ることが出来た。明治維新の中心人物である事は間違いない。私欲がない事が人気の理由だろう。
    薩摩藩は特異な組織で、太平の江戸時代に軍事に備えていたことが幕末に生きた。

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    2018年12月01日
  • 戦乱と民衆

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    白村江、大坂の陣、禁門の変など、
    時代はバラバラだが、戦乱の際に庶民が
    どう振る舞ったかという視点が面白い。

    意外にしたたかな、一般ピープルの横顔が
    浮かび上がる。

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    2018年11月25日
  • 戦乱と民衆

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    民衆の視点から戦争を再定義する。ここで取り上げられるのは、白村江、応仁の乱、大阪の陣、蛤御門の変。シンポジウムでの論説を掲載するもの。第2部として座談会も収録されているのだが、井上章一を交えたこの座談会が爆笑もの。なぜか「京都ぎらい」になっている。
    なかで倉本先生の「歴史から学ぶ教訓があるとすれば、ひとは歴史から学ばないということ、そして人は同じ過ちを何度でもくりかえすということ」に100%同意しちゃう。

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    2018年11月22日
  • 日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで

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    どこまでも古文書が好きな磯田さん。
    色んなところに興味を持って、連想させ、歴史を繋いでいく。
    綺麗な歴史書ではなく、その時々の心の動きが分かる生々しい内容で、毎回面白い

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    2018年11月19日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    江戸時代は農本主義ではなく、商工業に税を負荷させてない経済優先の市場だったというのは目から鱗。◆また、明治の将軍と大正のそれとは顔つきが違う点。試験に拠る変な平等主義が原因との意見も納得。◆◆また、稲作は技術がものをいうので、家族経営の方が収穫量があがるとか、農民に所有権があるからよかったとか。◆◆面白いヒントがいろいろ。◆◆猪瀬はいろんな本を読んでるな。

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    2020年07月27日
  • 戦乱と民衆

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    「民衆はいつも戦乱の被害者なのか」という視点はとても面白く、個々の論考は良かったが、対談の中で一部の研究者が現代政治を批判していて一気に興ざめしてしまった。上記のテーマ設定とずれていて、専門分野の研究結果を離れて結局、権力批判しているのは何か筋が違う気がする。

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    2018年09月03日
  • 素顔の西郷隆盛(新潮新書)

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    ネタバレ

    今NHKで「せごどん」を放映していますが、本当の西郷吉之助とはどういう人物だったんだろうと読み始めました。
    西郷さんはどうも色々な顔を持っていたようですが、人に影響されやすい側面もあったようです。影響されると一気にそっちの方向に行ってしまう。残酷でもあったし、無情でもあった。頑固でもあったようです。

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    2018年07月20日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    ネタバレ

    2018.6.23
    天皇の権威・古代からの官僚など
    猪瀬らしい
    2021.6.12再読
    組織の原理(統治の仕組み)を考える
    江戸時代における高家の血筋と天皇家の権威
    (比較するのも非礼だが)を象徴的に書くが
    古代天皇の権威の拡大する構造が目から鱗!

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    2021年06月14日
  • 江戸の備忘録

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    歴史ふむふむエッセイ。「江戸の備忘録](文春文庫)磯田道史。
    「武士の家計簿」の作者として有名な、歴史学者さんです。
    正直に言うと、軽く楽しめればいいや、というくらいの衝動買いだったのですが、かっちりと期待通りでした。

    本当に軽いエッセイ集で、記憶に残ったところで言うと、

    ●江戸時代は、武家も庶民も離婚率が高かった。再婚率も。結婚の4割は離婚していた。
    「離婚は恥、結婚は一度が当たり前」という価値観が当たり前になったのは、明治時代、修身教育以降であろう、という話。

    ●日本は地域によって貧富の差が激しかった。簡単に言うと西日本は、気候、風土的に、米と麦の二毛作ができた。
    東北はできなかった

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    2018年03月04日
  • 無私の日本人

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    ネタバレ

    著者は、江戸期に生きた、世にあまり知られていない穀田屋十三郎、中根東里、大田垣蓮月という3人の生き方を、あまり残されていない史料を繋ぎ再現してくれた。

    動機は、日本人ならではの清い生き方を、自らの子どもや、未来の人たちに伝えたいと思ったからだそうだ。

    最初の穀田屋十三郎は、映画「殿、利息でござる」を観たので、ここを読むのは省略してしまった。本当は、原作と映画でそれぞれ味わってみるというのがよいとも思うのですが。

    余談だが、著者もこの映画に出演しているとの事だが、それをあとから知ったので全く気がつかなかった。

    二つ目の中根東里については、彼の清貧な生き方よりも、その師であった荻生徂徠の悪

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    2018年01月29日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    中央公論社からでてるだけで僕なんて身構えちゃうんだよね。そういう人って多いと思う。この本も予想に反して軽い歴史エッセイ。中央公論社以外の出版社だったらもっと売れたんじゃね?

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    2018年01月19日
  • 龍馬史

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    ○目次
    はじめに
    第1章:自筆書状から龍馬を知る
    第2章:龍馬、幕末を生きる
    第3章:龍馬暗殺に謎なし

    本書は坂本龍馬の歴史を通して、幕末の政治社会史を描こうとした一冊である。基本的に龍馬関係文書を中心に、同時代史料をふんだんに用いて叙述されている点で巷の龍馬関係の書籍よりは史実を積み重ねた手堅い内容となっている。

    しかし、著者の磯田氏神ーの専門が近世史であり、明治維新史が専門ではないため、所々幕末政治史の間違った評価が多いのが残念。
    例えば、現実的に政治問題として「討幕」が出てくるのは早くとも慶應3年9月以降なのに、それ以前(下手すると文久期まで)に遡ってたり、「倒幕」と「討幕」の区別が

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    2017年10月03日
  • 殿様の通信簿(新潮文庫)

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    あの殿様は優等生なのか問題児なのか!?

    自分では知っているつもりの人物の評価がひっくり返ったり、意外な傑物を知ったり。何章もかけて書いてある前田利家と前田利常の話を興味深く読んだ。豊臣秀吉亡き後、徳川の時代になっていく中で、どうやって力を保ちつつ生き延びるのか。

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    2017年09月21日
  • 歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

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    面白い良書だとは思うが、繰り返しも多く、一つ一つの話題については、アッサリと片付けている。もっと書き込んでくれれば、より面白くなったと思うので、そこが残念である。

    磯田さんの歴史に向かい合う姿勢には共感を覚えるので、今度は一つのテーマを深く追求して書き込んで欲しい。(そういう著作もありますが)
    本書にも出てくるが、個人的には横井小楠についてもっと知りたいと思った。

    内容的には新書より文庫の方が似合う本だと思う。

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    2017年07月16日
  • 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

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    司馬遼太郎が暴いた日本人の弱さを、改めて復習する。
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    頼山陽と徳富蘇峰、そして司馬遼太郎が、日本で三人しかいない「歴史に影響を与えた歴史家」と定義されている。ほんまかいな、と言いたいところだが、坂本龍馬を「発見」したりと、ある意味確かに歴史を作ってきたのかもしれない。

    ただ、本書は司馬が歴史を作ってきたことを説くというわけではない。司馬がそのときそのときでどんな風に見ていたのかを追っていく。

    結局のところ、日本人の弱みを書いているからこそ、読者が自らに投影し感激し、ビジネスに活かそうとしてしまったりするのだろうなあ、と感じた。

    文学は文学作品の中で完結すべきだという意見に

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    2022年06月01日
  • 江戸の備忘録

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    「実語教」やスケートの羽生選手が出演して話題になった殿、利息でござる!の原作「無私の日本人」から検索していてたどり着きました。武士の家計簿、殿様の通信簿などが代表作なようです。明治維新が評価されている割に、江戸時代350年間は評価されていない気がして勉強し直しています。読み物として素直に面白かったです。問題は一次資料を自分で読みたくなってしまうところですね。

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    2017年05月04日
  • 江戸の備忘録

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    歴史好きには見逃せない、戦国末期から幕末までを網羅した歴史随筆集。
    江戸城無血開城をめぐる西郷隆盛と勝海舟との会談の裏には、西郷に決断を促した女性(78歳の尼さん)の存在があったとか。
    幕末の発明王からくり儀右衛門が西洋に生まれていたら、天才工学者として、名をの残していただろうとか。
    歴史教科書には記されない逸話の数々。
    歴史的事実を述べながら、現代にちくり一言も。
    江戸時代の寺子屋教育は、子供が能動的に自分の手と口を動かして成り立つ「手と口の学び」であった。しかし、現代は「目と耳の学び」であり、自分で勝手にやる創造的な人間や発想は生まれにくくなっていると。

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    2017年02月03日
  • 日本人の叡智(新潮新書)

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    新聞への連載をまとめた内容で人物毎に2ページを割き先人の言葉を題材にしている。読みやすい反面、多くの人物を浅く取り上げており、気に入った言葉や人物があれば更に別の書籍で深く知るきっかけの本としては良い。

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    2016年04月20日
  • 龍馬史

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    ■この本から学んだこと
    ・個人史について「なぜ?」を問いかけ、それを大きな社会的背景から考えると、世の中のことがよくわかる
    ・明治維新のエネルギーは、兵農分離されていなかった郷士が残っていた藩から湧き上がった
    ・幕末期には多くの藩が「産物まわし」つまり商社のようなことをしないとやっていけず、土佐藩もそうだったことが龍馬を生んだ
    ・龍馬の業績は大政奉還よりも、海軍をつくり、個人の海軍で幕府の海軍をやぶったこと
    ・龍馬の才は、政治的変動を商業に転換すること
    ・龍馬暗殺は会津藩が見廻り組に命じたもの

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    2016年03月10日
  • 「昭和天皇実録」の謎を解く

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    昭和史の研究家・半藤・保阪氏などの対談・鼎談集。昭和天皇の幼少期の意外な話から、摂政時代、そして昭和まで。実に豊富な記録が残っているのは歴史解明において有効だと思い、このような記録が発表されたことへの半藤氏たちの喜びが感じられる。一方であまり書かれなかったマッカーサーとの対談への不満も。戦争勃発後、昭和天皇が母・貞明皇太后に叱責されることに気を遣う様子など、昭和天皇の人となりを感じる一方で、軍・政から実権のない立場に祭り上げられ利用された人生への同情も禁じ得ない。「トラトラトラ」、「日本で一番長い日」などの映画を見た記録が残っているのも実に面白い。やはり戦争との関わりを読み解くことが最関心事で

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    2015年06月22日