中山元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔受験時に倫理で学んだ以来のフロイト、超自我とか懐かしい。
多少読みづらいなと思いつつも各論を読み切ったところで、訳者の中元氏の解説が一冊分通して丁寧にされていて、論文内容をよりきっちり理解するという目的であればその解説の方が有用だろう。
フロイトの主張をしっかり読み解けていたかどうかの答え合わせをした感じだ。
同性愛をまるで治すべき症状のように表現する部分に、時代の違いを感じて驚きつつも、その論の導入と後半では、結局同性愛は分析しこそすれ治すものでも治せるものでもないと述べていて、「だよね」となった。
なおその点への言及は、巻末の出版社からの注記でも明確に述べられている。
フロイトの論 -
Posted by ブクログ
働くとは何か。
これだけ労働に時間を費やしているのに、それが何なのかと問われるとなかなか難しい。
本書では、労働についての思想を古代から現代まで、西洋哲学の系譜を辿るものだ。
通して読むと、労働というものの立ち位置が時代や社会状況に応じてかなり変わっていくことに驚かされる。こんなに考え方や価値観が変わるのか!という驚きを与えてくれる。
最後はAIの登場により労働がさらに変化するであろう端緒を紹介して終わる。AIは、恐らく今までにない大きな変化をもたらすだろう。それは誰にも分からない。ただ、過去の思想の流転を把握していれば、「あー、近世の労働観の大転換の、変化軸が違うヤツかなー?」ぐらいに鷹 -
Posted by ブクログ
なんとか入門書と本書の半分近くを占める解説を読んで、一巻を読み終えた。それでもわかってない箇所がたくさんある。
様々な入門書を読んで思ったこととして、これは訳が悪いわけではなく、カントがあまりにも前提を省いて色々なことを書いているのが原因であると判断した。
以下、自身のメモ。
大まかに本書は、アプリオリな総合判断はどのようにして可能か?という問いに答える試みであることや、当時の経験論vs合理論が問いの背景にあることはわかる。
また、人間の認識には、感性と悟性(知性)が必要であることもわかる。そして、本書では、感性を用いて直観するためには、時間と空間が前提として人間に備わっているという話 -
Posted by ブクログ
働くようになり、経験が積まれ、研修などで啓蒙が進んでいくと、仕事に求めているものと、そこから得ているものに複数の合い入れない要素を感じるようになった。
ライフラインを維持するために賃金を獲得すること、自己実現や人の役に立ちたいという欲求に応えること、嫌なことや辛いことでもやらなければならないことなど。その中で感じる、そもそも働くとは何なのだろうか?という問いを探るために手に取った本。
アンナハレントによる労働、仕事、活動という分類と、それらが現代においては混ざりあっており、ほぼ全ての人間の営みが労働になりつつあることが指摘されている。ここを知るだけでも、労働観に対する解像度を上げることもでき -
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・夢の仕事は4つあり、心理的な素材の(二つの観念の合一としての)濃縮、(面白い素材への)転換、具体的な準備作業、知覚内容の改竄
・あらゆる夢は利己的な動機から生まれる。
・夢を形成するメカニズムにおいて利用出来る論理的な関係は、現実世界に対する圧縮、類似、共通、一致のみである。
・夢の中では、あれかこれかそのどちらかという二者択一はない。「そのどちらも」しかない。
・現実性で見過ごされるようなつまらないことは、夢には出てこない。だから、強い感情に結びついた充足しなかった願望、罪の意識は夢に出やすい。
・例えば、知り合いの夫人が手を握ってきて「綺麗な目だね」と言ってきた夢は、プロポーズをしたシ -
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人間は事物をありのままの姿で認識できない。自分の五感を信じるな。事物の本質は分からないのに、分かると考えるから心の平静が乱される。あらゆる物事の判断を控えるように。ピュロン
「私」は知覚(五感)が集まって束になったものであり、「私」という実体はない▼自分が見ているコップ(主観)と実際のコップ(客観)が一致するとは限らない。ずっとコップは見えているものだから、人間はコップの存在を習慣的に信じるようになる。皿を落とした。割れた。その経験を何度も繰り返すと、「皿を落としたから割れた」と因果関係を理解するようになる。因果関係は経験(習慣)による思い込みであり、自然界には存在しない。客観的な因果関係は -
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アテン賛歌(エジプト):汝のわざのなせるものはいかに多いことか。おお唯一の神よ、汝に比すべきものは他にない。汝は思いのままに世界を創造された。
旧約聖書(ヘブライ):御業はいかにおびただしいことか。あなたはすべてを知恵によって成し遂げられた。地はお造りになったものに満ちている。詩篇104章
アテン賛歌(エジプト):汝が西の果てに沈むとき、地は死のごとく闇にとらわれる。獅子はみなその穴より出で、這うものが出てきて人を刺す。
旧約聖書(ヘブライ):太陽は沈む時を知っている。あなたが闇を置かれると夜になり、森の獣は皆、忍び出てくる。詩篇104章
前14cアメンホテプ4。一神教を発明。その息子ツタ -
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昔、岩波文庫で読もうとして、あまりに難しさ(?)にまいって、ざっと斜め読みすることになったが、資本主義ってなんだろうと改めて考えるにあたって、再チャレンジ。
中山元さんの訳文は、圧倒的に読みやすくて、なんかやっと議論についていくことができる感じがした。
一方、この本の面倒さ、読みにくさの一つは、本文以上に膨大な注釈の存在で、これを読もうとするともともとの議論の流れがわかりにくくなることから来ている。それはもともと原著がそうなっているので、仕方がないのだが、この本をしっかり理解するためには、まずは本文を通読して、次に注も読みながら、再読、再再読する必要がある気がした。
また、キリスト教に詳 -
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