中山元のレビュー一覧

  • 純粋理性批判 7

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    7巻は今までのまとめみたいな感じ。
    いっそ全部あとがきって感じでいいんじゃないかとも思うくらいだけど。とりあえず読み終わって嬉しい。

    朝の15分だけ読むって決めていたからえらくだらだらと読んだけど(1,2巻は2回ずつ読んだし)とても幸福な読書体験でした。

    これから先何を読んでも純粋理性批判を読むのと読まないのとではきっと理解の仕方が違ってくると思います。

    読み方の良いクセを得ることができた。


    実践~と判断力~は新訳ででないのかな。

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    2012年06月07日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    資本主義の精神と言うのは功利主義的な商人気質から来るものではなく、節制と禁欲に励むプロテスタンティズムの倫理から生まれて来たのだということを解き明かした名著。自己啓発ブームにより、誰もが仕事で理想と自己実現を得ることを強いられる近年において、こうした「天職」という概念がどこから来たものなのか、かつては職業人であることを欲していたのが、なぜ今は職業人でなければならないのか、こうした観点から再考するのも面白いかもしれない。岩波文庫は解説だけ読んでおき、こちらを脚注は全て飛ばして読むのが入口として最適な方法。

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    2012年05月15日
  • 純粋理性批判 6

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    神の存在は証明できないけどいると考えてもいいよ、だってそのほうが便利だからね、みたいな感じの巻だったんですが尖ってるなあとしみじみ思いました。

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    2012年05月09日
  • 道徳の系譜学

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    善悪の起源、良心の起源、禁欲の起源、それらが如何に倒錯的に現れ、人間を支配してきたか。それは近代科学のような学問の領域においてさえ。

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    2012年04月19日
  • 純粋理性批判 5

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    二律背反の巻。なんとなーくうさんくささを感じるのは私だけですかね。あと、ようやく身体性のある話になってきたなぁとほっとしております。

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    2012年04月06日
  • 純粋理性批判 4

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    超越論的な弁証論の巻。

    「わたしは考える」という命題の特殊性。これに尽きる巻です。

    合理的な心理学という枠組みを得ることによって理解しやすくなったです。

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    2012年02月28日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    名著・名作と呼ばれる本の中で一番人に薦めやすい、そんな一冊。とにかく読みやすい。これを若い内に読めないのは不幸だし、先に解説書や他人の説明から入ってしまうなら更に不幸だ。

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    2012年02月17日
  • 純粋理性批判 3

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    1,2巻再読してから読み始めたから結構時間経ってしまった。
    この辺りがピークなんじゃないかとなんとなく思ったり。

    超越論的な分析論の巻です。

    本編よりも付録の「知性の経験的な使用と超越論的な使用の混同によって生まれる反省概念の両義性について」が面白かった。


    良いと思った定理をひとつ書いておく。

    「わたしの外部の空間の中に対象が存在することを証明するのは、わたし自身が現実存在するという、たんなる経験的に規定された意識である。」

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    2012年01月29日
  • フーコー入門

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    入門にしては難しかったが授業で習ったことが沢山出てきていて面白かった。これからも繰り返し見て復習したい、特に性の歴史の所が難しくてまだわからない。

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    2011年12月16日
  • フーコー入門

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    ネタバレ

    史上最も偉大だとされる哲学者であるミッシェル・フーコーの晩年を、主要な著作とその概要を交えながら描いた本。解説もわかりやすいし、何よりこの一冊で、フーコーがどのようなことを問題意識として持ちながら人生を歩んだのかが良くわかる。この点において、本書はかなり有用だといえるだろう。

    フーコーの数ある著作のうち、最も示唆的なものは「監獄の誕生」であると個人的には感じる。なぜなら、後から述べるように、従来信じられてきた「権力」に関する概念を全く新しいものに構築し直した上に、それは現代まで通じるものであるし、加えて、あらゆる学問分野・生活に適用可能だからである。これが幅広い読者によって長年読み続けられて

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    2012年07月23日
  • 善悪の彼岸

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    近代、特に西洋形而上学の伝統を根本的批判的に捉え直したいと思った時、ニーチェはいかに評価するかはともかく必ず通らなければならない道だと思う。西洋形而上学の形式としての体系に対する断章形式、高貴さの称揚… 近代に対して巨大なアンチを突きつけるニーチェの思考は、理性を超越した領域において、魂を揺さぶってくる。

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    2011年10月06日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    ネタバレ

    啓蒙とは、ごくごく簡単にいえば「自分の頭で考え、行動する。」ことである。
    理性の公的な使用と、理性の私的な利用の違いは、私的なことは「生きるために働いてることについては、当然のように従うべき。」であり、公的なことは「その働いてることについて、自分のことで考え、批判し、世の中に対して問うこと。」である。

    以下は、訳者の中山元氏の解説を元に記述する。
    そのことをカントが実行する上で重視する政体は、「共和政」である。市民は常に戦争を求めることはないだろうし、実行することが理性に叶うことはないだろう・・・とする。ただしカントは、革命が起きて新しい政体が起きたとしても、新たな秩序で以て強権的な支

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    2011年08月15日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    社会学を専攻されていた皆様はご存知の「プロ倫」が、日経BPで復刊!
    岩○文庫版よりも確実に読みやすくなっていると思います。

    「近代の資本主義の精神を構成する本質的な要素の1つ、そして単にそれだけでなく近代の文化そのものを構成する本質的な要素の一つは、『天職』という観念を土台とした合理的な生活態度であるが、この態度は『キリスト教的な禁欲』から生まれたものだ。」

    と本人が要約しているように、神の恩寵を求め、神に与えられたとされる職業を「天職」とし、神に報いるために、人々は疑うこともなく、合理的に禁欲的に働き、生活する。このプロテスタンティズムが資本主義の精神を作り上げたという仮説をウェー

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    2011年07月31日
  • 職業としての政治 職業としての学問

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    1919年、第一次世界大戦敗北、ワイマール共和国成立など動乱の渦中にあったドイツにおいて、ウェーバーは革命の余熱が冷めない学生の要請を受け、「職業としての政治」「職業としての学問」というテーマの演説を実施しました。
    本書はその演説内容が記されています。

    「情熱が『仕事』に役立つものとして、仕事への責任という形で、行動の指針となるものでなければ、政治家にふさわしいものではないのです。そしてそのためには判断力が必要なのであって、これは政治家に決定的に必要な心的な特性です。この判断力とは、集中力と冷静さをもって現実をそのまま受け入れることのできる能力、事物と人間から距離を置くことのできる能力の

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    2011年07月31日
  • 純粋理性批判 1

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    学生時代から何度も挫折したカントに齢37にして、再挑戦してみた。

    長い日数をかけ、1巻を読み終え、知った事実。
    全7巻!? 引くことも進むこともできない自分に気付いた。。。

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    2011年07月07日
  • フーコー入門

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    フーコーの思想には「真理のゲーム」など啓発させられるものが多かったです。
    著者のHPでも様々な解説を載せてるそうなのでぜひ参考にしたいところ。

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    2011年06月12日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    この本を読むにあたり、予め「プロテスタンティズム~が分かる本」で読み方の基礎を得た上で、挑んだ本です。 翻訳も良いのか、とても読みやすい。同タイトルの文庫本を持っていますが、そちらより読みやすかった。

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    2011年04月21日
  • 善悪の彼岸

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    これほど多くの気づきを与えてくれる書物は、自分的に「功利的理性批判」以来だ。凄まじい洞察力。徹底したアウトサイダー。いろんな本でニーチェ像を読んできたが、それらが全て陳腐な感想文に思えるほどの衝撃を受けた。そして、陳腐な感想文を自分も書きたい衝動に駆られている。書きたくなってしまう魔力がある、この本には。困ったもんだ。。

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    2011年04月19日
  • フーコー入門

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    フーコーの思想を彼の著書をひもときながら、つまびらかにしていく。真理について、生権力と司牧者権力、統治性のプロジェクト、欲望、実存の美学、パレーシア、真理のゲーム。

    とても分かり易く、面白い。生権力の福祉社会のパラドクスなど分かり易い。

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    2011年04月15日
  • 純粋理性批判 1

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    ネタバレ

    詳細に、正確に、簡素に徹底して。素晴らしい。
    曖昧さのなさに驚く。
    ほんとにはまった。
    新訳、たしかにこれなら入門書要らずかも。
    とっても親切。

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    2011年02月10日