中山元のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アインシュタインに問いに対して、なぜ人間は戦争をするのか考察した書簡。
支配者が持っている権力を暴力と言い切る。支配者は最終的には被支配者に対して暴力をふるうからだ。
それに対して被支配者は団結して権利を得る。
なのでお互いに利害関係が一致しないので争い続ける。
また、欲動(欲求のようなもの)には生の欲動と破壊の欲動(死の欲動)の2種類がある。
同じ共同体の中では、生の欲動に訴えて争いを無くす方法がある。1つは愛すること。もう1つは同一化すること。
戦争を確実に防止するには、人類が1つの中央集権的な政府を設立することに合意すること、そして、すべての利害の対立を調定する権利を、この中央政府に委ね -
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Posted by ブクログ
ルソーの意識は、マルクスと同様、今ここの社会の悲惨な現状がいかにして興ったのかを知ることにある。
そのために、社会への成り立ちを、自然状態から説明する。
ルソーは、現代が自己の外=他律的にしか自己の価値が定まらないという、吉本隆明が言うところの〈関係の絶対性〉を問題視するために、
社会状態に移行する前の自然状態では、
誰ともかかわりをもたない「孤独な生活者」として人間を描く。
人に備わっているものは、次の3つ。
自己改善能力、自由意志、憐みの情。
だが、社会性のある生活ではないので、最後の項はほぼ潜伏している状態でしかない。
そこから社会への移行は、天変地異が起らなければありえない、とい -
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Posted by ブクログ
「正義」といえば、NHKで放映された「ハーバード白熱教室」がきっかけとなって、日本ではマイケル・サンデル氏の講義・著作が大きなブームとなりました。
本書は、古代から現代までの西洋哲学における「正義」の思想のエッセンスを、代表的な論者の著作を紹介しつつ概説したものです。登場するのは、古代ギリシャのプラトン、アリストテレスから、中世のトマス・アクィナス・マキアヴェッリ、さらには社会契約論の系譜としてホッブズ、ロック、ルソー、そしてカント。アダム・スミス、ベンサム、ヘーゲルときて、マルクスにニーチェ・・・と大思想家が目白押しです。
正直なところ、私の理解度としては20%ぐらいでしょうか。ただ、 -
Posted by ブクログ
フーコーの話をずっとし続ける授業を受ける羽目になったので、とりあえず一冊入門書を読んでみようとして買ったもの。著者は最近光文社の新訳でご活躍中の中山元。
内容としては、フーコーが発表していった著作の流れに沿って、どのような問題意識によっていたのかと、その問題にどう取り組んだかが章のテーマ・著作ごとに語られる。パノプティコンなどの比較的読みやすい部分はそこそこ理解できたように感じたが、正直なところチンプンカンプンな部分も多くあった。そういった意味で「ぺらい入門書だ」という意識で読もうとすると跳ね返されるかもしれないし、実際「入門書」だからといってレベルを下げきったものではないように感じられた