中山元のレビュー一覧
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プロテスタンティズムの「禁欲倫理」から、近代資本主義が生まれたとする。
宗教と労働、資本主義の関係性を解説した書籍。
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ドイツでは、経済的に発達した地方でプロテスタンティズムが信仰された。
プロテスタンティズムとその信徒の特徴は以下。
・私的な生活から公的な領域まで、広く信徒の生活を規制する。
・教育熱心で、高等教育を受ける人の比率が高い。
・近代資本主義との親和性が高い。信者の大多数が商人層の出身であり、傑出した実業家も誕生している。
ベンジャミン・フランクリンは「正直であること/勤勉であることは、信用を築く上で有益だから、美徳である」とした。
こうした功利主義的な「 -
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ネタバレフロイト最晩年の著作。支離滅裂な部分があり全面的に信じることはできないものの、真実を含んでいるのではないか。
・唯一神教の起源をエジプトにみる。若いファラオであるアメンヘテプ(後のイクナートン)は、それまでの多神教を捨て太陽神のみ(アトン教)を信仰するようになるが、エジプトの地では衰退した。
・エジプト脱出を指揮したモーセは高貴な生まれのエジプト人と推測する。イクナートンが亡くなり多神教信仰者から迫害を受け、アトン教は滅ぼされつつあった。そのときアトン教を信仰していたモーセ(政府の高官)がユダヤ人を引き連れ脱出した。モーセが口下手とされるのはユダヤ人と言語が通じず、通訳を通していたため。
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【1〜4のまとめ】
意外にも、共産主義のことは書かれていません。
資本主義の問題点の指摘は当たっていると思いますが、じゃあどうすればいいかは書いていません。
1.この本を一言で表すと
・資本主義の問題点を見直す本
2.よかった点
・資本家は労働者から搾取している
→ブラック企業と言われている所では、そういう視点で見てみるのはいいかもしれない。
・植民理論
→ヨーロッパ諸国が植民地から搾取して栄えたのは指摘通り
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・資本家は労働者から搾取しているという考えではなく、労働者全員が資本家になるという考え方が必要ではないか?
また、資本家が儲けているの -
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機械、大工業、増殖価値、労働力価格についての部分。
「ジョン・スチュアート・ミルは「経済学原理」において「これまでさまざまな機械が発明されてきたが、これで日々の労苦が軽減された人が、一人でもいるかどうか疑問である」」p13
「大工業に特徴的な労働手段であり、体系的に発達してきた機械類は、手工業経営やマニュファクチュア経営の労働手段と比較すると、比較にならないほどの大きな価値をそなえているのは明らかである」p51
「機械類を使用する規模が大きくなると、労働日をたえず延長することが「望ましい」ことになる」p89
「木綿紡績業の飛躍的な成長によってアメリカ合衆国では木綿の栽培が促成栽培のように促進 -
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第1巻-Ⅱまでの1000ページを読破した。1-Ⅱでは、利益である増殖価値についてと労働について書かれている。機械化工業の創世記は労働時間が長く、労働者が酷使されていたことがわかる。子供であっても15時間以上の労働が強いられ、資本家と労働者間での争いにより、次第に労働環境が改善されていった時代背景を理解できた。
「資本家はたんに使用価値を生産するだけでなく、商品を生産することを、使用価値だけでなく「価値」を生産することを、たんに「価値」だけでなく増殖価値を生産することを強く望んでいるのである」p36
「資本家としての彼は、人間の姿をとった資本にすぎない。資本家の魂は、資本の魂である。そして資本 -
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アインシュタインに問いに対して、なぜ人間は戦争をするのか考察した書簡。
支配者が持っている権力を暴力と言い切る。支配者は最終的には被支配者に対して暴力をふるうからだ。
それに対して被支配者は団結して権利を得る。
なのでお互いに利害関係が一致しないので争い続ける。
また、欲動(欲求のようなもの)には生の欲動と破壊の欲動(死の欲動)の2種類がある。
同じ共同体の中では、生の欲動に訴えて争いを無くす方法がある。1つは愛すること。もう1つは同一化すること。
戦争を確実に防止するには、人類が1つの中央集権的な政府を設立することに合意すること、そして、すべての利害の対立を調定する権利を、この中央政府に委ね -