中山元のレビュー一覧

  • 純粋理性批判 1

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    解説が豊富。訳も定訳に拘らず、大変わかりやすくなっている。それでも難解なのは仕様だし、書中の感想は省く。

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    2011年02月08日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    ウェーバーの本を面白いと思ったことは実はなかった。しかし、中山元訳の手にかかると面白い読み物になってしまう。ウェーバーのキッパリとした物言いにも現実感があり、人柄までもが伝わって来そうだ。

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    2011年01月30日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    近代資本主義を支える心理的原動力となったものは何だったのか?その答えの一つとしてヴェーバーはプロテスタンティズムの禁欲的精神があったと考えた。禁欲とは修行僧にみられるような絶食・座禅といった修行ではなく目的のために他の欲望を一切拝するというものである。そういった精神はルターの提示した天職義務の教義と融合しつつ発展していき、こうしたカルヴァニズムが社会に浸透していった結果、意図せずして産業経営合理的な資本主義を発展させることになった。非常に逆説的ではあるが、近代資本主義というのは、マモニズムへの嫌悪、すなわち、金儲けすることを目的とした重商主義的精神からは決して生まれる事はなかったのだと、そう

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    2010年11月05日
  • 純粋理性批判 1

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    カントは天野貞祐訳で読んでそういうものかと思っていたので、この大胆な翻訳には関心もし感動もした。毀誉褒貶はあるだろうが、翻訳に新しい時代を切り開いたのだと私は感じている。

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    2010年10月28日
  • フーコー入門

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    生活に応用できる哲学。
    今現在の自分の立ち位置を見つめ直すいい機会になりました。
    途中はしょりすぎて意味不明、難解な箇所もありましたが(言説の部分)個人的に興味深い理論なので別の解説書を手にとって補おうと思います。

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    2010年10月24日
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿

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    自然状態から社会状態へ移行し、利己心を持ってしまった人間たち。そこから、社会の成員全員の自由と正義が守られる理想政体を作ることは可能なのか? 前著の『人間不平等起源論』を受けて、この『社会契約論』ではその可能性が探られる。前著に引き続く壮大な思考実験だが、国家の規模や風土に応じて望ましい政体の幅を持つなど、現実を見据えた議論でもある。

    さて、ここで理想政体を作るための鍵概念となるのが、「全員の、全権譲渡による社会契約」であり、「一般意志」(一個の精神的存在としての政体の意志)に基づいた徹底的な人民主権だ。高校の公民レベルの知識しかない僕には、これまでこの「一般意志」がひどく全体主義的なものに

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    2010年10月17日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    個々の人間がいかにして国際的な連帯を築くことが可能なのか。この本に治められた一連の著作を通じて、カントの政治哲学と歴史哲学を一望することができる。「啓蒙」の持つ可能性に絶対的信頼を寄せているあたりに時代の雰囲気も感じるのだが、カントが決して楽観的に「永遠平和」を唱えているのではなく、人間性がかかえる「非社交的な社交性」を冷徹に見つめ、それを与えた「自然」によって人間達が国際的な連帯へと導かれていくと考えるロジックが面白かった。中山元の解説にも大いに助けられ、カント入門には良い一冊。カントってとても真摯に人間の限界と可能性を見つめ、現実に向き合い、その改良を目指した思想家なのだと好感を持った。

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    2010年10月03日
  • フーコー入門

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     ちくま新書には、他にもカントやデカルト、ハイデガー等の哲学者や思想家の入門本があるので、それを読んでみたいと思った。自分は本来そういった分かった気になるようなものを読むのは好きでないのだが、思想の流れのようなものを大まかに掴んでみたいし、一人ひとり丁寧に作品を読んでいったのではかなりの時間がかかり疲れる。
     以上の理由から本書を読んでみた。以前にバタイユ入門を読んだが、それよりも非常に分かりやすく、内容も自分にとって興味深かった。フーコーの造語であるエスピテーメー、エノンセ等の概念が理解しづらかったがそれ以外は問題なかった。以下に、自分が考えさせられたところを箇条書きで記す。

    「人間学の罠

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    2010年09月19日
  • フーコー入門

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    [ 内容 ]
    「真理」「ヒューマニズム」「セクシュアリティ」といった様々の知の「権力」の鎖を解きはなち、「別の仕方」で考えることの可能性を提起した哲学者、フーコー。
    われわれの思考を規定する諸思想の枠組みを掘り起こす「考古学」においても、われわれという主体の根拠と条件を問う「系譜学」においても、フーコーが一貫して追求したのは「思考のエチカ」であった。
    変容しつつ持続するその歩みを明快に描きだす、新鮮な人門書。

    [ 目次 ]
    序 現在の診断
    第1章 人間学の「罠」
    第2章 狂気の逆説
    第3章 知の考古学の方法
    第4章 真理への意志
    第5章 生を与える権力
    第6章 近代国家と司牧者権力
    第7章 

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    2014年10月27日
  • フーコー入門

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    5/19
    ルネサンス→古典主義に至って「まなざし」の覇権に。
    監視の視線の内在化による抑圧。
    「普遍的な真理」の欺瞞→「真理ゲーム」

    ちくま新書の「○○入門」シリーズは質が高い。

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    2010年05月19日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    第一に読みやすさを意図した本になっていて看板に偽りなしといったところ。「感性」に対して「悟性」(本書では「理性」)とか、基本概念をおさえておけばすいすい読め、その整理も、訳者が訳注でしてくれているので言うことないです。より深く正確な理解は、たくさん読んでからでもいいかなと思える。

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    2010年05月11日
  • フーコー入門

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    フーコーの思想を、著作を追いながら解説。わかりやすいが、結局のところはフーコー自身の著作にあたらなければ・・・入口にはいいかもしれない。

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    2010年05月16日
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿

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    東浩紀さんの連載「一般意思2.0」と併読。主権と国家、統治と権力、そして立法と民意。現代のわたしたちが当然のものとして受け取っている社会のありかたにも源流があり、またルソーがこの本を著したときと同様に、ありうべき社会のありさまを構想することが私たちにもできると知ることに、この本をいま読む価値はある。

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    2010年12月15日
  • フーコー入門

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    知と権力には深い関係があるそうです

    「人間は死んだ」
    フーコーは狂気の研究を進めるうちに近代ヨーロッパ学問全体を支えている価値観に切り込んでいくことになった

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    2009年10月15日
  • 人間不平等起源論

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    やっと読めました。1755年!?本当に革命以前で貴族がいた時代とは思えない思想。神様です。現代に甦ってほしい本当に。今なお古さを感じない思想です。本当に素晴らしい。
    関係無いですが翻訳本に星をつけるのはとても難しいです。特にこういう既に翻訳されている本の再訳。私はフランス語はできないのでもちろんこの本を原文で読むことはできないからルソーの書いた文章そのものを評価することはできないし、翻訳されると翻訳家の技術を通してこの本を読むことになるので果たしてこの評価はルソー自身についてなのか翻訳家を通じてなのか自分でも分からなくなります。少なくともこの翻訳では真っ直ぐにルソーの文章を受け取った感じはしな

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    2009年10月04日
  • フーコー入門

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    いろいろなことを勘違いしていたかもなぁとしみじみした一冊。

    と同時に、監視社会論でのこの人の引用の仕方は
    何か変な解釈が混じっているようにも感じるけれど。

    フーコーの流れはざっくりわかった気がする。
    フーコーの本も読んでみようかな!

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    2009年10月04日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    「啓蒙とは何か」は、明快に理性の自律を促す。他の章も、解説が丁寧で何とか読み進めることができた。「永遠平和のために」は、決して易しくはないが、いいたいことは伝わる。なるほど理想主義的な論文だが、空疎ではない。特に「国家」とか「戦争」を考える上で多くの示唆がある。理解を深めるために、何度か再読すべし。

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    2012年06月07日
  • フーコー入門

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    エピステーメーに因って揺らぐ真理。権力構造の分析に拠って明らかになるエピステーメー。権力と真理は不可分のものなのだろうか。

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    2009年10月07日
  • 人間不平等起源論

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    フランス革命のきっかけになった本

    今は当たり前のような考えが、当時は革新的だったんだな
    王侯貴族は自らの身分は神から与えられたと信じ切っていた時代

    結局みんな自分の利権は守りたいんだよな
    今の時代もそうじゃん。。
    ルソーが追い回されるのもわかる

    途中違う本読み始めちゃって、通しで読めてないからまた読み直そ

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    2025年11月23日
  • 純粋理性批判 2

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    1巻と違い、こちらはざっと読み飛ばした。自分の浅い理解であるものの、本書では純粋知性概念について述べている。つまり、アプリオリな知性は何かということ。

    その際、カントが拠り所としたのは、論理学の判断表。例えば、量に関しては単称判断(このAはBである)、性質に関しては肯定判断(AはBである)など。

    これらの判断表は、人間がアポステリオリに作ったわけではなく、人間のアプリオリに備わる知性であるとカントは考えた。

    その正しさについて、ひたすら論じているものの、別にその正しさに関心はないため割愛。

    アプリオリな知性は何か?という問いに対して、論理学から判断形式を持ち出し、これこそがカテゴリーで

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    2025年06月12日