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Posted by ブクログ 2023年02月10日
簡潔かつ丁寧なミシェル・フーコーへの導き書。
キリスト教の司牧者権力と近代国家のポリツァイを同一の視点から分析するとは驚きました。
告解が罪の意識を作り、そこからまた告解へと戻る。無限のサイクルの内に人が閉じ込められている。
歴史を過去のものとして振り返る際、そこで表現「されたもの」と「されなかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月25日
最近、ジュディス・バトラーの「ジェンダートラブル」と「自分自身を説明すること」を読んで、すごくフーコーの影響を感じた。
フェミニズム系の論者の間では、フーコーはあまり人気がないと思っていたので、個人的にはなんとなく意外であった。
というのは、私の個人的な偏見かもしれないが、アメリカの大学で政...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月12日
世界に対する視点を180度転換するほどの威力。自分たちが今まで「真理」と信じてきたものが、歴史的産物に過ぎないということを示してくれる。フーコーの思想は間違いなくそういう威力を持っている。その威力は入門書ですら損なわれない。(というよりも、原典は誤訳もあるし、読みにくくもあるので、入門書の方が手取り...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月06日
■著者が扱っているメインテーマ
思考のエチカとは?
■筆者が最も伝えたかったメッセージ
社会が用意した真理に従うより、自分の欲望が実現される世界に目を向けて、
自己と社会を変えていこうという意志。
■学んだことは何か
本当の自由って社会や集団が用意した場所に従って生きることではなく、
自分の欲望...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月13日
網羅的に、一貫性を持って、手堅く、フーコーの著作を解説。最初に読む本として、まさに入門として適切ではないだろうか。
・ある種の自由は、直接に制約を加える社会と同一ではないとしても、それに劣らぬ拘束的な効果をもたらす。
・カントが試みたのは、人間の理性の限界を明らかにすることだったが、フーコーにとっ...続きを読む
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