人間不平等起源論

人間不平等起源論

ビジネス・実用
858円 (税込)

4pt

人間はどのようにして自由と平等を失ったのか? わたしたちは、フランス革命を導いたルソーの代表作である本書と『社会契約論』に繰り返し立ち戻ることで、国民がほんとうの意味で自由で平等であるとはどういうことなのか、どうすれば国民が真の主権を維持できるのかを、自分の問題として問い直すことができるはずである。格差社会に生きる現代人に贈るルソーの代表作。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

人間不平等起源論 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ルソー著『人間不平等起源論』
    1755年に刊行され、7年後に刊行される『社会契約論』の元になる思想のエッセンスといえる書。

    1789年から始まりルイ16世が処刑され99年に終結したフランス革命の思想の元となったといえるルソーの書。

    ルソーは、教育学や恋愛小説や自伝など様々なタイプの書を世に出しているが、このルソーの政治哲学の刮目すべき点は、

    それまでの政治哲学のホッブズやロックなどが提唱した人間の自然状態への考察を、それは現代を生きる人間による枠組みから見た状態であり、結局は原始状態に遡って見極めることは誰もできなかったと喝破し、さらに遡って人間の自然状態から論考を進めて、その上で人間の在り方を説くことだ。

    「人間は邪悪である。しかし人間の本性は善であり、これはすでに証明した」

    人間とは?をより深く洞察できる一冊

    0
    2019年02月12日

    Posted by ブクログ

    面白すぎる。解説は繰り返しが多く蛇足な感じ。本編は本当に面白かった。考えたり想像したりする読書の中でかなり面白い部類の本。こういう本がきっと愛読書になるんだろうなって感じがした。また読んでみたいなと思う。楽しい時間が過ごせる。

    0
    2017年12月18日

    Posted by ブクログ

    人が、土地を柵で囲って私財を主張するようになって以来、不平等は拡大。闘争状態を収めるために、法が導入された。自由を守るためには『腕に傷を負った人が体の残りの部分を守るために腕を切断することに同意するかのように』その一部を犠牲にする必要があった。それがのちに王権国家へと発展する。西欧の民が航海を経て出会った“未開人”はキリスト教の力を以てしても、文明化しなかった。北半球の人々がいち早く手にしてしまった【知恵の実】はいったいどこにあったのだろう。世界史も宗教も、学びなおす必要がある。

    0
    2016年08月18日

    Posted by ブクログ

    高校時代から気になってたルソーの人間不平等起源論をようやく読んだ。18世紀フランス革命前夜のジュネーブにおける市民社会への真摯な想いに感銘を受けた。自然科学の知見は当然古いが、その思考の過程と導き出した人間社会に関する結論は現代でも褪せてはいないように思う。

    0
    2012年08月18日

    Posted by ブクログ

    人間はなぜ互いに憎しみ合ったり、嫉妬しあったりするのだろう。なぜ不平等は生まれたのだろう。そういう骨太な問いに、18世紀を代表する知性が正面から取り組んだ傑作。とても感動した。

    この問題を考える上で、ホッブズやロックらの先輩思想家がそうであるように、ルソーもまた社会が成立する前の「自然状態」を考える(ちなみに、なぜ彼らがそろって実際の歴史の探究ではなく理論的に過去を遡及するのか不思議だったが、そういう戦略をとらざるをえない理由が解説に書いてあった)。そして、ルソーはホッブズやロックの「自然状態」について、それらはすでに社会が成立した後の観念を反映させてしまったものだと批判しつつ、彼独自の人類の起源を探究していく。そして次にそこから、どのようにして「社会」が成立し、現在のような不平等に至るのかを説明するのだ。

    まさに壮大な思考実験。人間性の本質は何か、私たちはどうしてこのようにふるまうのか、それを考え抜いた思考の軌跡がこの一冊だと言っていい。そして、ルソーが辿りついた結論はよく言われる「自然に帰れ」ではない。僕はこの本で初めてルソーの思想を知って驚いたのだが、ルソーはそんな復古主義的なことは全然言っていない。「わたしのような人間にとっては、あれこれの情念のおかげで、もはや原初の単純な暮らしぶりをすることは永久にかなわないことだ」(p225)といい、「美徳を学び、次にこれを実践する」ことを通じて、人間を高めていくことを決意する。おそらくこの決意が、次の『社会契約論』につながっていくのだろう(執筆時点で未読)。

    また、もう一つ強く僕の印象に残ったのが、ルソーが自然状態の原理の一つとして「憐れみの情」をあげていることだった。これは、アダム・スミスが『道徳感情論』で同感能力を人間の基礎に据えたのと似ている。もちろんルソーはそう主張するだけの根拠もあげるのだが、僕はどうしてもそこに人間性に対するルソーの期待のようなものを読み取ってしまう。彼は、不平等な現実社会を見ても、決してあきらめていない。まして「自然に帰れ」などの復古主義を唱えてもいない。人間の現実を見つめながら、それでも希望を失わず、よりよき社会を構想した思想家なのだ。そして実際、彼の思想がフランス革命とアメリカ独立革命を用意していく。それが僕たちの社会へとつながっていくのである。現実社会の中で生きる者として、僕はもっと、こういう思想家の文章を読まねばならないと思う。

    0
    2010年10月16日

    Posted by ブクログ

    フランス革命の思想の礎となったルソーの「社会契約論」。その前提となる考え方が詰まっている本。

    人間の自然状態の考察のために当時の最大限の自然科学的アプローチをとり、新たな人間観を提示している。
    現代人からすれば当たり前のように感じる一説でも、当時の身分社会で全てが平等と言い切ったルソーはやはりすごい。

    自然状態を理想化しすぎている部分は批判ポイントである一方で、人への希望を与える箇所にもなっている

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    PSYCHO-PASSで紹介されてから購入し、だいたい5〜6年間、トライしては挫折を続け、やっとこさ読み終わることができました。

    政治哲学に関する素養はないので、あまり大それた感想は書けませんが…
    「自然状態」という事実かどうかは当時確かめようのない想定から人類の社会の誕生を考え、言語などをはじめとする文化の誕生に言及し、不平等がいかに誕生したのかという緻密な分析は、読んだ甲斐があると思いました。心理学的な人間理解にも通じるものがあり、1700年代にこのような人間理解をしたルソーはまさに天才であると感じます。
    ルソーは他に、『社会契約論』や『エミール 』でも有名ですが、これらの本にもいつかは当たってみたいです。

    0
    2020年01月22日

    Posted by ブクログ

    自然状態の解釈に若干の古さはあるものの、やはり社会科学のもっとも基本的な文献の一冊としてあげたい。歴史学も考古学も、ここからはじめるというのもひとつのアプローチかもしれない。

    0
    2012年09月23日

    Posted by ブクログ

    やっと読めました。1755年!?本当に革命以前で貴族がいた時代とは思えない思想。神様です。現代に甦ってほしい本当に。今なお古さを感じない思想です。本当に素晴らしい。
    関係無いですが翻訳本に星をつけるのはとても難しいです。特にこういう既に翻訳されている本の再訳。私はフランス語はできないのでもちろんこの本を原文で読むことはできないからルソーの書いた文章そのものを評価することはできないし、翻訳されると翻訳家の技術を通してこの本を読むことになるので果たしてこの評価はルソー自身についてなのか翻訳家を通じてなのか自分でも分からなくなります。少なくともこの翻訳では真っ直ぐにルソーの文章を受け取った感じはしなかったので星4つは翻訳家の分厚いフィルターを通じてのこの本への評価です。(別に翻訳が悪いとは言ってません。むしろ読みやすかったけど。)

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    フランス革命のきっかけになった本

    今は当たり前のような考えが、当時は革新的だったんだな
    王侯貴族は自らの身分は神から与えられたと信じ切っていた時代

    結局みんな自分の利権は守りたいんだよな
    今の時代もそうじゃん。。
    ルソーが追い回されるのもわかる

    途中違う本読み始めちゃって、通しで読めてないからまた読み直そ

    0
    2025年11月23日

人間不平等起源論 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社古典新訳文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す