中山元のレビュー一覧

  • 純粋理性批判 4

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    超越論的な弁証論の巻。

    「わたしは考える」という命題の特殊性。これに尽きる巻です。

    合理的な心理学という枠組みを得ることによって理解しやすくなったです。

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    2012年02月28日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    名著・名作と呼ばれる本の中で一番人に薦めやすい、そんな一冊。とにかく読みやすい。これを若い内に読めないのは不幸だし、先に解説書や他人の説明から入ってしまうなら更に不幸だ。

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    2012年02月17日
  • 純粋理性批判 3

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    1,2巻再読してから読み始めたから結構時間経ってしまった。
    この辺りがピークなんじゃないかとなんとなく思ったり。

    超越論的な分析論の巻です。

    本編よりも付録の「知性の経験的な使用と超越論的な使用の混同によって生まれる反省概念の両義性について」が面白かった。


    良いと思った定理をひとつ書いておく。

    「わたしの外部の空間の中に対象が存在することを証明するのは、わたし自身が現実存在するという、たんなる経験的に規定された意識である。」

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    2012年01月29日
  • 善悪の彼岸

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    近代、特に西洋形而上学の伝統を根本的批判的に捉え直したいと思った時、ニーチェはいかに評価するかはともかく必ず通らなければならない道だと思う。西洋形而上学の形式としての体系に対する断章形式、高貴さの称揚… 近代に対して巨大なアンチを突きつけるニーチェの思考は、理性を超越した領域において、魂を揺さぶってくる。

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    2011年10月06日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    ネタバレ

    啓蒙とは、ごくごく簡単にいえば「自分の頭で考え、行動する。」ことである。
    理性の公的な使用と、理性の私的な利用の違いは、私的なことは「生きるために働いてることについては、当然のように従うべき。」であり、公的なことは「その働いてることについて、自分のことで考え、批判し、世の中に対して問うこと。」である。

    以下は、訳者の中山元氏の解説を元に記述する。
    そのことをカントが実行する上で重視する政体は、「共和政」である。市民は常に戦争を求めることはないだろうし、実行することが理性に叶うことはないだろう・・・とする。ただしカントは、革命が起きて新しい政体が起きたとしても、新たな秩序で以て強権的な支

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    2011年08月15日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    社会学を専攻されていた皆様はご存知の「プロ倫」が、日経BPで復刊!
    岩○文庫版よりも確実に読みやすくなっていると思います。

    「近代の資本主義の精神を構成する本質的な要素の1つ、そして単にそれだけでなく近代の文化そのものを構成する本質的な要素の一つは、『天職』という観念を土台とした合理的な生活態度であるが、この態度は『キリスト教的な禁欲』から生まれたものだ。」

    と本人が要約しているように、神の恩寵を求め、神に与えられたとされる職業を「天職」とし、神に報いるために、人々は疑うこともなく、合理的に禁欲的に働き、生活する。このプロテスタンティズムが資本主義の精神を作り上げたという仮説をウェー

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    2011年07月31日
  • 職業としての政治 職業としての学問

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    1919年、第一次世界大戦敗北、ワイマール共和国成立など動乱の渦中にあったドイツにおいて、ウェーバーは革命の余熱が冷めない学生の要請を受け、「職業としての政治」「職業としての学問」というテーマの演説を実施しました。
    本書はその演説内容が記されています。

    「情熱が『仕事』に役立つものとして、仕事への責任という形で、行動の指針となるものでなければ、政治家にふさわしいものではないのです。そしてそのためには判断力が必要なのであって、これは政治家に決定的に必要な心的な特性です。この判断力とは、集中力と冷静さをもって現実をそのまま受け入れることのできる能力、事物と人間から距離を置くことのできる能力の

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    2011年07月31日
  • 純粋理性批判 1

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    学生時代から何度も挫折したカントに齢37にして、再挑戦してみた。

    長い日数をかけ、1巻を読み終え、知った事実。
    全7巻!? 引くことも進むこともできない自分に気付いた。。。

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    2011年07月07日
  • プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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    この本を読むにあたり、予め「プロテスタンティズム~が分かる本」で読み方の基礎を得た上で、挑んだ本です。 翻訳も良いのか、とても読みやすい。同タイトルの文庫本を持っていますが、そちらより読みやすかった。

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    2011年04月21日
  • 善悪の彼岸

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    これほど多くの気づきを与えてくれる書物は、自分的に「功利的理性批判」以来だ。凄まじい洞察力。徹底したアウトサイダー。いろんな本でニーチェ像を読んできたが、それらが全て陳腐な感想文に思えるほどの衝撃を受けた。そして、陳腐な感想文を自分も書きたい衝動に駆られている。書きたくなってしまう魔力がある、この本には。困ったもんだ。。

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    2011年04月19日
  • 純粋理性批判 1

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    ネタバレ

    詳細に、正確に、簡素に徹底して。素晴らしい。
    曖昧さのなさに驚く。
    ほんとにはまった。
    新訳、たしかにこれなら入門書要らずかも。
    とっても親切。

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    2011年02月10日
  • 人間不平等起源論

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    人間はなぜ互いに憎しみ合ったり、嫉妬しあったりするのだろう。なぜ不平等は生まれたのだろう。そういう骨太な問いに、18世紀を代表する知性が正面から取り組んだ傑作。とても感動した。

    この問題を考える上で、ホッブズやロックらの先輩思想家がそうであるように、ルソーもまた社会が成立する前の「自然状態」を考える(ちなみに、なぜ彼らがそろって実際の歴史の探究ではなく理論的に過去を遡及するのか不思議だったが、そういう戦略をとらざるをえない理由が解説に書いてあった)。そして、ルソーはホッブズやロックの「自然状態」について、それらはすでに社会が成立した後の観念を反映させてしまったものだと批判しつつ、彼独自の人類

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    2010年10月16日
  • 幻想の未来/文化への不満

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    面白かった、まずはその一言に尽きる。今後はものの見方が少し変わってしまうかも知れない。そのくらい強烈な印象を受けた。
    と同時に自分が芸術作品から得ていたある種の予感が決して的外れではなかったことが分かったことで少し安心した。

    あと、やっぱり日本人て特殊だなと思った。日本人には父の記憶がないから、無闇にカリスマを求めるのかな。
    天皇陛下だってもともと祭祀しか司ってないもんな。
    これは文化的に遅れてるということなんだろうか、分からん。まあここでは関係ない。

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    2010年10月14日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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    世界平和実現のために
    私たちは良心の声に耳をかたむけねばならないのですね、わかります


    カントの人間学読んだあとだと あんまぐっとこないwwww

    空想論だとか批判もあるけど
    いや、ほんとに、これ、名著

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    2009年10月14日
  • 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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     未成年状態から脱し、汝の悟性を用いる勇気を持て。聖職者をはじめとする他人の判断に身をゆだね自分の頭で考えることを恐れる同時代人に対して、カントが頭上に下した鉄槌。ほかに宗教的寛容の大切さや平和論など、現代に直結するアクチュアルな問題意識が全編を貫く。するめと同じで、かめばかむほど味が出るすばらしい本。

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    2009年10月04日
  • 人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

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    フロイトさんはおもろいねー。
    てか、考え方似てるわー。。

    なぜ戦争してしまうかって?
    そりゃ、そういうもんだからだよ、人間は。

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    2009年10月04日
  • フロイト、性と愛について語る

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    昔受験時に倫理で学んだ以来のフロイト、超自我とか懐かしい。

    多少読みづらいなと思いつつも各論を読み切ったところで、訳者の中元氏の解説が一冊分通して丁寧にされていて、論文内容をよりきっちり理解するという目的であればその解説の方が有用だろう。
    フロイトの主張をしっかり読み解けていたかどうかの答え合わせをした感じだ。

    同性愛をまるで治すべき症状のように表現する部分に、時代の違いを感じて驚きつつも、その論の導入と後半では、結局同性愛は分析しこそすれ治すものでも治せるものでもないと述べていて、「だよね」となった。
    なおその点への言及は、巻末の出版社からの注記でも明確に述べられている。

    フロイトの論

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    2026年01月22日
  • 労働の思想史

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    私たちにとって働くとは何か?
    ハンナ・アーレントの古代ギリシアにおける労働と仕事の考察からはじまり、働くことについて展開されてきた哲学的な流れを学べる。課題のために何となく読んだけど面白かった。

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    2025年07月19日
  • 労働の思想史

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    仕事や労働という事に対して、各時代の哲学者や思想家がどのように考え向き合って来たかを時代背景も含めて判りやすく簡潔に書かれていて読みやすい。それぞれの哲学者や思想家の論点が労動史や資本主義の歴史の中で俯瞰出来るので、深掘りする前の参考になる。後半の感情労働の概念などは、特に日本では「おもてなし」として扱われてるサービスの部分かと気付かされ興味深かった。

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    2025年06月20日
  • 労働の思想史

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    働くとは何か。
    これだけ労働に時間を費やしているのに、それが何なのかと問われるとなかなか難しい。

    本書では、労働についての思想を古代から現代まで、西洋哲学の系譜を辿るものだ。
    通して読むと、労働というものの立ち位置が時代や社会状況に応じてかなり変わっていくことに驚かされる。こんなに考え方や価値観が変わるのか!という驚きを与えてくれる。

    最後はAIの登場により労働がさらに変化するであろう端緒を紹介して終わる。AIは、恐らく今までにない大きな変化をもたらすだろう。それは誰にも分からない。ただ、過去の思想の流転を把握していれば、「あー、近世の労働観の大転換の、変化軸が違うヤツかなー?」ぐらいに鷹

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    2025年06月16日