丹羽宇一郎のレビュー一覧

  • 仕事と心の流儀

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    バブルの後遺症に苦しむ伊藤忠商事を立て直し成長軌道に乗せた名経営者である丹羽宇一郎氏から若者への熱いメッセージ

    人は仕事で磨かれる。DNAのランプが灯るまで努力を続ければ、大きく成長出来る。仲間や上司と何かを成し遂げれば、心も成長し、人生も豊かになる。

    閉塞感が充満し、硬直した日本社会
    若者よ今こそ志高く挑戦しよう。

    あと10歳若かったらなー。
    読後にしみじみ思いました。

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    2019年10月17日
  • 人間の本性

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    そんなに大それたことは書かれていない。


    コンピュータやAIは目まぐるしく進化しているが、それらをコントロールする人間ははたして進化しているといえるだろうか。年を重ねても人を妬んだり恨んだりと自己中心的な他人を見て落胆しつつ、同様に成長していない自分に愕然とする―。このような人間の心のあり方は時代が変わっても普遍的なテーマであることに変わりはなく、だからこそ古今東西の哲学者が「人間とは何か」を探究し続けているのだ。この深遠な問いについて伊藤忠商事元会長、元中国大使で稀代の読書家でもある著者が、その豊富な人生経験から考察した一冊。

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    2019年08月19日
  • 修養 自分を磨く小さな習慣

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    ネタバレ

     新渡戸稲造といえば1代前の5千円札の人物です。
     国際人として知られ、晩年では太平洋戦争の回避に奔走しましたが、道半ばで病没した悲劇の人でもあります。
     本書はその新渡戸稲造が残した自己修練の指南書とも呼べるもの。

     個人的に、今の時代にあってこの類の思想書は異彩を放っていると思います。
     なんというか、目先の利益を追わず、相対的な成長に見向きもせず、ただただ正しい道を行く信念を堅持し、絶対的成長を追い求める姿が際立っています。
     孔子や佐藤一斎、安岡正篤など、外の評価に惑わされずに内なる成長を説くこのような思想に触れると、とても勇気づけられます。

     その中でも新渡戸稲造の『修養』につい

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    2019年08月11日
  • 修養 自分を磨く小さな習慣

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    修養とは、肉体を制御し、心を養うという意味。
    ・志を立てることは簡単であるが、最後までやり遂げることはとても難しい。
    やり遂げるためには、簡単なことから始めて継続することが大切。
    ・克己心を磨く。まずは情欲を制するために、何の情が自分の敵であるかを見極め、次にそれを克服するという手順が必要。また克服するにあたり、それを利用することも視野に入れる。
    ・勇気を養う。最悪の事態を想定し、現状に対する心を落ち着かせる。
    ・知力を養う。知識ではなく知力。知識を謙虚にタイミングよく提示することにより、徳も蓄えていく。

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    2019年07月14日
  • 丹羽宇一郎 習近平の大問題―不毛な議論は終わった。

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    先富論とはいうが、豊かさは上から下へと順繰りにはならず、富む人はさらに富み、そうでない人との格差が広がり続けるだけ。
    習近平に直接会わずに日本のメディアは報道している。
    少数民族とは言うが、一番多いチワン族は1500万人以上。
    中国はマズローの5段階の社会的欲求の段階。

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    2019年07月07日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    脳科学者の茂木健一郎、クリエイティブディレクターの箭内道彦などその道のトップランナーが考える力をつけるためのメソッドを紹介している本。

    個人的には茂木健一郎が書いた部分がわかりやすく、自分の仕事においてヒントを得ることが多かった。

    人は知識、経験だけではダメで、意欲が大事。
    反対に意欲だけあっても知識や経験がなければだめ。

    この世の中で最も強く賢いのは誰か?
    それは意欲を持った高齢者。
    高齢者は知識、経験は豊富である。
    そこに意欲を伴えば最強!

    高齢者ケアに携わる者として、高齢者は弱者ではないということの説明に使える!と思った。
    また、意欲を引き出すことの重要さを意味付けしてくれた。

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    2019年07月07日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    若い人に向けた仕事への取組みを説いた本です。

    人は仕事で磨かれる、人は読書で磨かれる、人は人で磨かれる。

    気になったポイント:「清く正しく美しく」、「自分を磨くために働く」、「仕事の評価は他人がする」、「努力を努力と思わなくなる近道は、それを好きになること」

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    2018年12月30日
  • 丹羽宇一郎 戦争の大問題―それでも戦争を選ぶのか。

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    ネタバレ

    「戦争をなくすために大事なことはまず戦争を知ることである」と著者が冒頭に述べているがそのとおりだと思う。考えさせられることが多かった。

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    2018年11月24日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    民間人ながら中国大使も務めた元伊藤忠の社長の丹羽宇一郎の仕事論。

    彼自身の自伝的な内容ながら、文字通り、今後リーダーになりうる人のための指南書という感じ。

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    2017年08月07日
  • 人類と地球の大問題 真の安全保障を考える

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    元商社マンということで、現場で肌で感じた事象や危機感は説得力があるが、資料から示される現実は総じて一般的に認知されているものが多く、対策も総花的で、新しい切り口や情報はそう多くは感じられない。

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    2016年02月03日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    やましいこと、後ろめたいことをするな、というのは最近自分でも感じることなので共感。一方で、そのことくらいしか印象に残った記載はなかった。

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    2015年04月05日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    著者の人生経験から導き出される言葉にはなるほどなと思わせられます。
    ・嘘はつかない、隠し事はしない
    ・”不自由を常と思えば不足なし”の精神
    ・アリのように働く
    など。

    しかし、前半部分の最近の若者には元気がないから頑張れ!という主張にはなかなか諸手を挙げて賛成派できない。
    著者が育った時代は日本は成長の道を進んでいただろうし、ある種がむしゃらにやっていればそこそこいい感じになれるとういう社会だったのでは?と思うわけだが、現在ではまずがむしゃらになる必要がほとんどないというほかに、がむしゃらになっても将来はかなり不透明で、そうして失敗したときに失うものは著者の時代より多くなっているのではないか

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    2015年01月15日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    伊藤忠商事元会長の著書
    ・「くれない症候群」になっているのなら、一度、「それは自分のせいではないか」と頭を切り替えて考えてみる
    ・内に秘めた自信を自負心という。周りに自慢してはだめ。

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    2015年01月10日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    元中国大使で伊藤忠って商社の社長をやった人物のリーダー論。なんだか偉そうに感じるところもあったけど、反面教師から学ぶことが多いって話や、日頃から猛烈に勉強して自分の専門分野には絶対の知識を持つこと、人の能力に差はなく、情熱と集中力が違いを生むって話、簡単に成長しないから継続が必要って話、一流を経験することの重要性、「負けてたまるか」の精神、リーダーなら国の将来のビジョンを考えろなどなど、納得する話も多かった。

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    2014年12月20日
  • 中国の大問題

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    丹羽さんの視点から見た、中国の問題点について書かれた本。
    大使として中国で勤務や調査をした経験から、他の本ではなかなか書かれていない異民族問題や政治状況が解りやすく解説されてあります。
    しかしながら、中国は日本より広い国土・多くの人民を抱えており、教育も熱心。この本では中国の問題点を浮かび上がらせながらも、同時に今の日本の在り方までもを描いております。そして、今後の日本が向かうべき方向性までもを提言しており、とても参考になります。

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    2014年08月16日
  • 中国の大問題

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    ネタバレ

    中国に対する評価は人によってずいぶん異なっているように感じる。「じきに世界トップの経済大国になる」「一党独裁が崩壊し内戦に突入する」「中華思想的な発想で周辺国を圧迫する」「反日プロパガンダで国民の不満を逸らしている」等々。それぞれ、一面では嘘ではなく、全体では的外れなのだろうと思った。
    一章では、習近平体制は当面は対外強行路線に走らざるを得ないという。将来的には連邦制になるとの予想。
    二章では、国防費の3倍を国民の教育に費やしていると指摘する。科挙の歴史を引くまでもなく、エリートがそれぞれの良識を持って国を引っ張っているに違いない。
    5章、日中関係、あたりは少々楽観論にも聞こえる。個人的な信頼

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    2014年08月12日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    文人経営者として丹羽氏の経営論、読書論は成る程と納得する事が多々ある。

    商社マンとしての様々な経験と豊富な読書に裏打ちされた氏の文章は素直に理解出来る。
     
     主題のリーダーシップ論から離れて仕舞ふが、氏の対中外交論について言及する。

    数々の駆引き、交渉、修羅場を経験してゐるのにも関はらず、対中外交問題になると「お人好し」になるのには理解に苦しむ。

    「対話のドアより心のドアを開くべき」と安倍政権を揶揄、批判してゐる。一方で「尖閣諸島は我が領土」と言ふ中国の横車、無法を言及、非難せず、両国の問題として対話せよと宣ふ。
     
    中国大使を経験しておきながら、『中国は美人であれば、「自分の女房」と

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    2014年08月06日
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論

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    導入部分はよかった。けどだんだん、小見出しと内容がずれてきたりしてごちゃごちゃになってしまったように感じました。でも、そんなに偉いと思われたいなら、背中に肩書きを書いた紙でも貼って歩いてろと思う、という言葉に好感が持てました。それから、ほのかに香るくらいのゴマならすってもいいというのに目から鱗。信念のためなら人間関係を壊すのも仕方ないと思い始めたわたしにはひびくものがありました。一流のものに触れて、人間性を深めていきたい。

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    2014年08月17日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    前中国大使。
    伊藤忠商事で社長までやった人なので、書かれていることは、それなりに説得力がある。

    この人は、失敗からは学ぶことは少ないと考えるタイプ。

    読書を勧めている点には、シンパシーを覚える。

    大使時代のエピソードに期待したけど、ほとんどなし。
    残念。

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    2014年07月16日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    著者の経験に基づいたリーダー論、リーダー哲学。
    その要諦は、リーダーには、〇〇の知識があるとか、△△のスキルがあるといったことよりも、人間としての総合的な力が何より重要。人間としての器と言い換えても良いと思うが、これを鍛えるのには読書。読書によって「人間とは何か」を学び続けなければならない、ということ。
    著者が提示するリーダー像は、かなりレベルが高い。簡単に真似できるものではない。自分はまだまだだ、とわが身を省みるのに使えそうだと思った。

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    2014年02月05日