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Posted by ブクログ
文人経営者として丹羽氏の経営論、読書論は成る程と納得する事が多々ある。
商社マンとしての様々な経験と豊富な読書に裏打ちされた氏の文章は素直に理解出来る。
主題のリーダーシップ論から離れて仕舞ふが、氏の対中外交論について言及する。
数々の駆引き、交渉、修羅場を経験してゐるのにも関はらず、対中外交問題になると「お人好し」になるのには理解に苦しむ。
「対話のドアより心のドアを開くべき」と安倍政権を揶揄、批判してゐる。一方で「尖閣諸島は我が領土」と言ふ中国の横車、無法を言及、非難せず、両国の問題として対話せよと宣ふ。
中国大使を経験しておきながら、『中国は美人であれば、「自分の女房」という国(李登輝台湾元総統)』と言ふ中国の国民性が分からないのであらうか。
本書では西郷南洲の「始末に困る人」の言葉を引用してゐるが、次の言葉もよもや氏は知らないはづはないだらう。
「正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。」
「中華人民共和国駐箚特命全権大使」の名が泣く。
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