あらすじ
「問題が多いことを喜べ。それは懸命に生きている証だ」「能力や適性に大差はない。開花するかは『どれだけ努力したか』の違いだけだ」「空気は読んでも顔色は読むな」「情熱が人を動かし、金も動かす」「誰にだってチャンスはある。でも勉強しないとチャンスはつかめない」。幾多のビジネスの修羅場を乗り越えてきた大先輩から懸命に仕事するすべてのビジネスパーソンに贈るエール。
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Posted by ブクログ
元伊藤忠会長の丹羽宇一郎氏が若者向けに仕事の進め方、生き様について説いた1冊。私は新卒で保険会社に入り、昨年から総合商社のファイナンスの仕事に転職した人間であり、日々商社マンと接する中で、仕事の基準の高さや情熱をひた感じることが多く、正しい仕事との向き合い方について、考えることが多い。この本は、辛いことから逃げてはいけない、といった正当なことから、周りを基準にせず自分を基準にしながら、謙虚に真摯にやっていくことの必要性を説き、私の仕事のモチベーションを高めてくれた。また、意味があるか分からなくても毎日活字を読むといった習慣は、私が大事にし続けているものでもあり、20代後半になってようやくその恩恵が分かるようになって来た資産でもあったので、先人に個々を同調してもらえたことは素直に嬉しかった。
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「死なばもろとも」と思える上司に巡りあえたことは幸せだった。働くということに、熱意をもつ。そう思えた1冊。
弱いものいじめは許さない、嫌な上司は反面教師に。
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今回、初めてビジネス書を読んだ。
最も心に刻もうと思ったのは、「緊張するような大場面で平常心を保つために、もうこれ以上できない所までやる。」だ。
私はサッカー選手の久保建英選手が好きだ。久保選手は常にリスクをかけて勝負を仕掛けているが、緊張がまるで見えない。それどころか試合を楽しんでいるようにも見える。就職活動や受験などの大事な場面で緊張して眠れず寝不足の状態で挑む私からすると久保選手は憧れでした。久保選手が緊張に負けないのはキャラクターからくるもので才能だと思っていた。しかしそれは違った。本書を読んで日々の準備不足が原因だったと思った。
私はこれから新入社員として働く。緊張するような大事な場面に何度も出会っていくと思う。厳しい環境を楽しめるように、毎日を全力で頑張る。
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仕事には全力で取り組むことで、成長できるし充実感も味わえるとの言葉が印象に残った。新入社員だと失敗もたくさんするけど、小さな失敗はたくさんした方がいい、大きな失敗が防げるからというのも印象に残った。失敗しても,挫けずに諦めないで努力を重ねることを忘れないで意識したいと思った。気力と情熱を持つことも仕事を成功させるために大切ともあり、辛くても頑張ろうと思った。若いうちは無鉄砲でもいいというエールもあったので、いろいろ挑戦したいと思った。
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社長を経験されている方の書いた書籍の中でも、かなり現場の視点、上司や部下といった具体的な立場での話は身近な話であり、腑に落ちやすい内容。
「仕事で大失敗しないためのいちばん良い方法は、絶えず小さい失敗をすること」
「人は仕事で磨かれる」
「人間が自分の能力を伸ばせるかどうか、成功するかしないかは、努力以外にない」
他にも、自分自身にも部下にも仕事に大きく影響を与える有意義な内容が書いてあり、繰り返し読むべき本。管理職なりたての人にオススメ。
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伊藤忠元会長の方が説く仕事論。
「悲観的に考えて、楽観的に行動する」「勝者と敗者を分けるのは心の強さと平常心」「仕事で大きい失敗をしないために小さな失敗を重ねる」という、豊富な知識と経験を持ち、熱心に仕事と向き合うことで成果を残してこられた、著者の説得力のある言葉がとても印象的でした。社長になっても車、家などの富にはこだわらず、通勤は電車を使って読書を欠かさない生活スタイルに好印象を受けました。
最後に読書の意義を説かれていて、改めて読書習慣の重要性を実感し、現在の読書習慣を大切にしたいと思いました。
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この本は、仕事をしている全ての奴におすすめしてえ。
特に、著者が大失敗した時に筒井雄一郎という人物が励ますシーンを、読んでもらいたいな。俺が、酒を飲んで大失敗した時に、劉備兄貴が励ましてくれた事を思い出したよ・・・。
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仕事に対する考え方
真面目に一生懸命に今の仕事に向き合うということ。
こうやって真摯に取り組むと道は開けるのかな。
人生の大先輩の話を聞かせていただく感覚でした。
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もと伊藤忠会長の仕事論。
商社マン特有の仕事大好き人間(偏見)かと思っていたが、失敗談だったり、周囲との不和だったりを読むと、誰しもが悩むことを、必死に乗り越えた人物だったことが分かった。
仕事への向き合い方(1章)、社会人としての弛まぬ努力と勉強(2章・5章)が特に印象深い。
他の著書も読みたい。
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タイトルに惹かれて購読しました。
働くということを考えさせられる一冊でした
もっと自分の仕事に情熱を持って
日々努力していきたいと思える一冊でした
いい上司に巡り会うとこを楽しみにしています
もっと早く読んでおけばよかった、、
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「仕事を通して人間を磨く」
直接語りかけられている様な読み心地です。
もうちょっと若い時に読んでいればなぁ。
文中には、瀬島龍三氏とのやり取りも書かれています。
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伊藤忠元会長のメッセージ集。
心に刺さる名言がいくつかあり、良書だった。
大きな失敗を防ぐ方法は、小さな失敗をすること、それをすぐ報告すること
ただし、同じ失敗はNG
人は仕事で磨かれる 辛い仕事ほど人を成長させるので、誰も担当したがらないいたさんの担当は歓迎すべきこと
部下に感動される上司になる
Posted by ブクログ
死ぬほど読者で知り丹羽さんの読者になりました。
心に残った事を書き綴ります。
·努力の指標は自分では決められない、三段目までやってこそ。そこまでやれば他人の事は気にならない。
ビジネスマンとして、
·人を叱るときはTPO。相手の心境を考える。
上司として部下に任せて責任は取る。
甘やかしはしない。仕事の情熱を見ながら
指摘し育てる。
·真摯でいる。目先の利益を求めない。
経営者として、
·不良資産の一括処理は相当の覚悟と決断があり、
実行するには自ら態度で示し説明責任を果たす。
相手が納得行くまで。
·感覚を鈍らせないために電車通勤を続ける。
辞めたらただのオジサン、オバサン。
以上、大変勉強になりました。こんな人なかなか出会えないですが、世にでる経営者はそうなのかと思いました。自戒を込めて自分とは真逆かな(笑)
Posted by ブクログ
読んでいて、痛いところをザクザクもナイフで刺されているような気持ちになった。
仕事ってなんだろ?つまらないのか面白いのかよくわからない。そんなことを考えていた自分にとってはすごくタメになった。
著者が言ってるようにどの世代の人にでも刺さるものがあるのではないだろうか。
読書を通して、なんだこんな失敗してるだとか
同じこと悩んでるんだな、とか思えるだけでも仕事への向き合いかたも変わる気がする。
ー人間は仕事で磨かれるー
ー本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をしろー
常にこれを意識しておきたいと思う。
夢や目標を仕事を通して見つけていこうと思えるし、そのための努力は常に続けなければいけないし、一生懸命で謙虚でいようとも思う。
Posted by ブクログ
本書は元伊藤忠商事の社長であり、民間人で初の駐中国大使を歴任された丹生宇一郎氏が、自身の仕事に対する心構えを伝えてくれている。
その中でも特に自分に最もかけているものが、本書では最も大事だと言っている「情熱と気力」。しかしこれを持つためには今の仕事にやりがいを感じられるかも関係するため、非常に難しい課題である。
既に自分でも実践していることもあれば、新たに気付きを得ることもあり、何度でも読み返したい一冊である。
・失敗しない仕事をしていては成長しない。そして失敗したらすぐに上司に報告する。叱られて落ちこんでも、大きな事故を未然に防いだと頭を切りけれる。
・小さな失敗はたくさんし、大きな失敗を未然に防げばよい。そして同じ失敗を繰り返さないこと。
・逆に失敗していない部署は危険。失敗を隠しているか、チャレンジしていないということ。
・問題があることは生きている証。目的意識をもって常に考えているから問題意識が芽生える。
・組織の理論として、能力のない人に厳しい仕事をさせることはない。その人に期待しているからこそ送り込む。
・「自分は何がしたいのか?何のために生きているのか?」を常に意識し、何でも自分で考えて行動し、勉強して成長することが大事。
・自分のことではなく他者を思いやる「利他の精神」を持つ。それが人間になるといういこと。
・周囲のせいにせずに自分に原因があるのではないかと自問する。他人は変えられないが、自分は変えられる。それは自分次第。
・仕事を成長させるうえで最も大切なのは「気力と情熱」。
・上司の喜びは、部下が喜んで仕事をして健康で生活をし、この上司と一緒にしてよかったと思ってくれること。
・上司は部下だけでなくその家族も含めて責任を持たなくてはならない。責任とは、部下の能力を伸ばし、活かしていくこと。
・そのためには、部下の「生活履歴」まで踏み込んで頭に入れること。
・自分が部下なら上司にこういうことをされたら嬉しいと思うことをしてあげればよい。部長止まりで終わる人の一番の違いはそこにある。
・アメリカのある調査では、会社を辞める最も大きな理由は給料ではなく、人間関係。特に上司と部下の関係は大きな比重を占めている。
・不満を持たれる上司の特徴は以下の三点。部下の人格を認めない(セクハラやパワハラ等)、部下を信頼せずに奴隷のように扱う、絶対に褒めない、
・部下をきちんと扱える数は30人まで。
・部下に嫌われるのが怖いと思うような上司では、部下は成長しない。嫌われるのが怖いのは、自分に自信がない証拠。
・ビジネスの世界では、自己評価は何の意味もない。重要なのは他人の評価。自己評価より他人の評価が低いと不満を持つ人は多く、上司や会社のせいにするがそれは単なる自惚れや自意識過剰に過ぎない。
・本を読んで心に引っ掛かる個所があれば、線を引いたり付箋紙を張ったりし、余白には感想などを書く。読み終えたら、その箇所を読み返す。そして、重要だと思うものはノートに書き写す。最後に書き写すことで記憶に残る。やり方は人それぞれなので型にはめずに出来ることから始めて、続けることが重要。
・経営とは、世の中の動向に絶えず目を光らせながら、どの段階(川上か川下か)がこれから儲かるか、利益の源泉はどこにあるのかを見極めなければならない。
・本当に身体が震えるくらいの緊張を感じる仕事をすること。そうすれば、心にいつまでも残る大きな喜びや感動を味わうことができる。どっちに転んでもたいしたことがないような仕事を続けても、感動や感激はない。
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これはいい本。
自分の身になるまで何度も読み直したい。
ちょっと前時代的?って思うところも無くはないが、根底として言いたいこと、やりたいことは私も一緒な気がする。
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元伊藤忠商事会長の丹羽さんのこれまでの経験談を綴った一冊。
働くことに関する考え方で、時代は違えど学ぶことが多くあった。
一番心に残ったのは
「若いうちは無鉄砲でいい。」
何かと保守的になりがちだが、
良くも悪くも青臭さや無鉄砲さが若者の特権。
Posted by ブクログ
伊藤忠商事に入社し、ニューヨーク駐在を経て1998年に代表取締役社長に就任。不採算事業の整理を断行し、2001年3月期決算で過去最高の黒字を計上するまでに回復させた丹羽氏の仕事に対する心得を自説したもの。
ご自身の経験や信念が正直で誠実な形で記されており、勉強になった。仕事は人を成長させるもの。全力で挑み、努力を惜しまない。周囲とのコミュニケーションには飲みにケーションが大切であることや上司は部下を時に厳しく叱り、しかし愛情をもって育てるといった主張はご自身の経験則によるものが多いようで、そのため若干の非科学的、旧態依然のものを感じるが、日本人の特性をよくよく鑑みると、一周回って、これも日本人が仕事を通じて人生を豊かにするために大切にすべき姿勢だと思い改めた。その他、働きだしても勉強を続けること、本を読むことの大切さには大いに共感するし、それを激務の中においても欠かさず続けてきた著者に尊敬の念を持った。
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ビジネスの修羅場を数多く経験した丹羽宇一郎さんが、働くことの本質を語った本。
元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんが仕事で経験してことから、仕事を通して得られる喜びについて話しています。
努力を続けていれば、現状を変えることができます。丹羽宇一郎さん曰く「人間は死ぬまで努力だよ」。
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軽い読み心地ですらすら読める。
大切なのは情熱、努力 というのは伝わったし、刺さる言葉もあった。ちょっと残念だったのは表面的な事(根性論)が多く書かれてたこと。深い部分をもっと知りたいなあ。
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佐藤康光九段がどこかで紹介していたので読んでみようと思って読んでみた。著者は伊藤忠商事で社長まで昇り詰め、バブル崩壊後の混乱から V字回復を成し遂げた立志伝中の人物。新入社員から部課長、役員、社長までそれぞれの心構えを説き、「野望」から縁遠くなった日本人の将来を憂う(実際は、時代が変わって、野望の種類が変わっただけだと思うのだが)。
個人的にこの手の啓発書はできるだけ遠ざけているのだが、この本はわりと面白かった。
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正直者であるがゆえにサラリーマンとしての苦渋を味わい、苦難を生き延びた故に今これが言えたのであり、苦難に押しつぶされてしまった弱い人については何も触れられていない。説教臭く感じるのもそのせいだろう。精神論・根性論で苦難に立ち向かえと応援する内容。
しかし、経営者として旧世代のエスタブリッシュメントと真っ向から立ち向かい今の伊藤忠の基礎を築いた功績は見事というほかない。人としてどのようにふるまうべきか、勉強の大切さをストレートに説く。
穀物相場でやられた話は新聞などで読んだことがあるが、相場観を持っている人が一次情報をとりにいけというのはとても納得できる。
粉飾や不正などについて、監査を活用したという話は、とても参考になった。あと数年したらこの手の内容は陳腐化されるのかもしれないが、少なくとも今の時代には通用する内容であると思う。
もちろん陳腐化されない至言も含まれていたので☆4にしました。至言の抜粋はほかの方のレビューをご参考ください。
Posted by ブクログ
★4.3(3.67)2019年1月発行。他の著者の本とダブっている箇所は何か所かあったが、今の若い人に伝えたいことが満載。「人間は死ぬまで努力」「清く、正しく、美しく」「仕事を通してどれだけ人間としてできあがっていくか」など、著作の生き方がよくわかる。これまでの著者の経験に基づいて書かれているだけあって、説得力もありますね。こういう方が今の日本を支えてきたんだなぁと。日本の将来を杞憂する著者による若者向けのメッセージ。悲しいかな、今の若者にはわかってもらえないんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
「人は仕事で磨かれる」。伊藤忠商事前会長、丹羽宇一郎氏の信条だ。
丹羽氏の賞賛すべき点は、自分をよく見せようとすることなく、真実のみを語っていることだ。私もただの一読者なので、裏を取ったわけではないが、偽りのない真の意見、本音で語っているというのは伝わってくる。こういう人物の言葉には、耳を傾ける価値がある。
丹羽氏の書いた本を読んだことがある人は、重複している部分もあると感じるだろう。やはり、同じ人が似たテーマで書くと、重複する部分が出てくる。だが、重複する部分は、必ず伝えたい重要なことなのだ。前に書いたことを避けて本を書けば、後から書かれた本は、残りかすのような重要度が低いことばかりになってしまう。重複部分は何度でも読むべき大切なことだと心得たい。
はじめに、「本書は、私から働いているすべての方々に送るエールです」と書かれている。仕事で悩みがあるのなら、本書を読むことで何かしらのヒントが得られるに違いない。仕事が順風満帆で、悩みや迷いがまったくないという人は少ないだろう。つまり、働いているすべての人にお勧めできる本である。
いつもながら、内容も文章も読みやすい。
Posted by ブクログ
情報は、現地へ飛んで自分の目で確かめる、くらいの気持ちで。一次情報を得ることの重要性はますます増大している。ただ読むだけでは情報を得ているだけでしかなく、考えることが大事だ。
このあたりは、本当にそうだと思った。
p202
考えながら読むことによって、さまぞまな情報が有機的に結合したとき、はじめて知識になるのです。
p203
考えながら読むことと共に大切なのが、自分自身で一次情報を手に入れる努力です。
Posted by ブクログ
夢があってそこに向かって努力する、前に、夢を持つための努力が必要。
大学の時は製薬に行くことが夢
今はどうなりたい
余裕のある時や調子の良いときこそ楽をするんじゃなくて次の行動を起こす、余裕がなくなってしまっては行動を起こすことはできない
Posted by ブクログ
筆者は読書を欠かしたことがないとのことで、やはり本を読んで勉強することを続けようと思った。商社であらゆることを経験してきた方の一部を代理経験出来、勉強になった。常に自分以外の他人の経験や話を聞くことで、自分の行いを改めて行きたいと思う。
Posted by ブクログ
丹羽氏による仕事に対する心構えが熱く書かれている一冊。
「悲観的に考えて、楽観的に行動する」
「くれない症候群から抜け出せ」
良い言葉だと思った。
やや昭和的な内容かもしれないが、今の時代にはそのような考え方もある程度は必要。
努力の必要性、勉強しないとチャンスは来ない。
私が部下を持った時にもう一回読みたい。