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コンピュータやAIは目まぐるしく進化しているが、それらをコントロールする人間ははたして進化しているといえるだろうか。年を重ねても人を妬んだり恨んだりと自己中心的な他人を見て落胆しつつ、同様に成長していない自分に愕然とする。このような人間の心のあり方は時代が変わっても普遍的なテーマであることに変わりはなく、だからこそ古今東西の哲学者が「人間とは何か」を探求し続けているのだ。この深遠な問いと人間の生き方について伊藤忠商事前会長、元中国大使で稀代の読書家でもある著者が、その豊富な人生経験から考察した一冊。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年07月24日
自分が強くなったと思った時点で終わりだと。心を強くするために鍛えるとは書いてあるが、常に努力し続けなければならないものだと思う。つまりは保守が必要。仕事も同じ。変化の激しいこのご時世、蓄積だけでは食っては行けない。そう思うと楽にはならないのだと覚悟する必要があるのか。
ここで述べられていることはす...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月01日
伊藤忠商事の生え抜きで、バブル崩壊直後の大変な時期に社長であられた著者。
著者はちょうど私の父親と同じ歳。80歳。
社会を構成する一員として、ちゃんと理解しておくべき「人間」というものを、経験豊富な「親父」から教えられたような感触で読みました。
親父から教えてもらったことを胸に、まだまだ未熟者...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月28日
先月読んだ『人間の器』に続き、丹羽さんの本から元気を貰おうと手に取った。
社長になっても黒塗りの車に乗らず電車で通勤し続け、浪費を控えるという謙虚さ、そして現状に満足せず学び続ける向上心など、丹羽さんの魅力的な人柄が垣間見える。「私の履歴書」の執筆を断り続けたエピソードは面白かった。
いろいろと独自...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月09日
私もまだまだ現役バリバリで仕事をしているが、仕事や人生で必ず抱いている様な感情・感覚について、人間としての本性が要因となる事、それをどの様に良い方向へ持っていくか学べる。生きるための本能として動物的に持つものもあるが、ヒトであるから持ちうる高度な感情。多くは妬みや虚栄心、ストレス等のマイナスの要素で...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月10日
生きていくうえ、仕事をするうえでのヒント集みたいな本だった。考え方を育てるのに良いかも。
下記は参考になった考え方。
短所は逆から見れば長所になる。たとえば、鈍感な人は細かいことにくよくよしないとか。この見方は、結構仕事で使えるかも。
あと、2:6:2の法則で、働きアリ2、普通のアリが6、怠けアリが...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月11日
怒り、憎しみ、暴力的な衝動を内包する「動物の血」が人間には流れていることを忘れてはいけません。(中略)「動物の血」は、常に「理性の血」の下をマグマのように流れているのです。
ライフネットの出口さんもそうですが、トップに立って成し遂げる人は読書家の方が多いですね。
丹羽さんが生きてきた中で捉えた「人...続きを読む
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