丹羽宇一郎のレビュー一覧
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今の時代、AIに関する記述が多く著書とされているものがある中で今回はこの著書を選んだのには意味がある。
それは仕事がなくなることを危機感を持って毎日を過ごしている人間はどれほどいるのだろうかと疑問に思った。
確かに頭の中ではAIという存在が自分たちの将来に危機感を与えていると言うことを認識してはいるものの、具体性として、自分の将来に対して危機感を持っている人間は少ないのではないだろうかと私は思った。
考え方ややり方を変えていかないと、気づいたときには職を失い、路頭に迷う。そんな人間がこの先将来、増えていくのではないだろうかと懸念した。
著書の中では、努力といった言葉がたくさん出てきていたが、 -
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元伊藤忠丹羽さんの本。
読みやすい。
冒頭思った以上に、お金に関する話でびっくりした。
生き方の哲学ということで、丹羽さんの哲学で、今の環境生立ちなら違っていたのでは?と感じるところもしばしば
・気がついたこと、心に留めたいことは記録に残すこと
・人が生きていくうえで一番大切なことは人から信頼されるようになること。ビジネスを成立させるのも相互の信用と信頼
・シニアに向けて
人に喜ばれるようなことに力を尽くす
人の目を気にしない
できるだけ人と話をする 1日6回は人と話をする
感動を味わう。
・良いことだらけの人生はないし、悪いことだらけの人生もない。人生さまざま
・悩みは生きている -
Posted by ブクログ
先月読んだ『人間の器』に続き、丹羽さんの本から元気を貰おうと手に取った。
社長になっても黒塗りの車に乗らず電車で通勤し続け、浪費を控えるという謙虚さ、そして現状に満足せず学び続ける向上心など、丹羽さんの魅力的な人柄が垣間見える。「私の履歴書」の執筆を断り続けたエピソードは面白かった。
いろいろと独自の視点から、批判や見解を述べられているのだが、全然嫌味に感じられず、飾らない、自然体の優しいお爺さんという雰囲気である。権力と実績を携えて説教したり、自慢するのではなく、社会的な肩書を外した「ただの人」を普段から意識されているのだなと思った。
次は『死ぬほど読書』を是非読んでみたい。 -
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丹羽さんの本が読みやすくて好きなので手に取ってみた1冊。タイトルの通り、おそらく丹羽さんが接点を持ったりインタビューなどを目にして器の大きい人だと感じた人について、それぞれの印象的な考え方やエピソードを交えながら「こういう考え方ができたらいいね」ということを短い文章にまとめて伝えてくれています。
で、個人的には器が大きいからそういう考え方ができるのではなく、そういう考え方を持っていたからいい結果を出せたり人から引きたててもらえたりして、結果として器の大きな人と見られるようになった人ばかりだろうなと感じました。特にアフガニスタンの中村哲さんのところは、胸を打ちましたね。一度直接話してみたかったで -
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ネタバレ死ぬほど読書 丹羽宇一郎 2023/01/23
幻冬舎新書 183 実用 75
無知を知ることで謙虚に吸収。
・自分は何も知らないことを自覚する。「無知の知」
・関心があるということは、学びたい意欲があるということ。
興味があれば、必ず何かを得ることができる。
・教養を磨く。仕事、読書、人生。人として成長することができる。
・なぜ?どうして?と考えながら読む。考える力は生きていく力に直結する。
・欲望をどこまでコントロールできるか。心の栄養を読書で得る。
・読書は無償。効用は後からついてくる。楽しいから読む。
読むための努力は最低限に。
・頭に残るノート活用。自分なりの名言集を作成。 -
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私もまだまだ現役バリバリで仕事をしているが、仕事や人生で必ず抱いている様な感情・感覚について、人間としての本性が要因となる事、それをどの様に良い方向へ持っていくか学べる。生きるための本能として動物的に持つものもあるが、ヒトであるから持ちうる高度な感情。多くは妬みや虚栄心、ストレス等のマイナスの要素であるが、それ自体を生み出しているのはヒトの心であり考え方一つで良い方向にも変えられる。
失礼ながら筆者が伊藤忠商事の元社長であった事は、書籍購入後に知ったのだが、さすがは戦後日本経済を支えた大商事会社のトップであるだけに、どんな超人的な心の持ち方なのだと、期待したが何のことはない。我々サラリーマン誰 -
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伊藤忠商事の社長・会長を歴任し、中国全権大使などの経験もある実業家、丹羽宇一郎による新書。バブル時代に膨らんだ不良債権を一括処理し大幅な赤字を出すも、膿を出し切ってその後最高益につなげるなどの手腕で知られる著者が、社長を目指す者や社長に向けて、社長とは何か、社長に必要な要素は何かを書いた本。
各章にて、社長が気をつけるべき点やあるべき姿をが丹羽のエピソードと共に語られており面白い。例えば上述の不良債権一括処理のエピソードは、「社長は攻めと守りを同時に行うべき」との教訓とともに語られている。丹羽は、バブルで溜まった不良債権を整理するため、赤字状態の子会社を売却したり、リストラしたり、守りの活動 -
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伊藤忠商事を率いてきた丹羽氏の人生録。
所々に重要なキーワードが散りばめられています。
部長の最大の仕事は事業推進と人材育成であり、部下とのコミュニケーションが何より大事。毎日バタバタと動き回る部長にロクな部長はいないとのこと。
第一章 仕事・読書・人が自分を磨く
懸命に仕事をすれば信頼され仕事を任せられる
読書量が人間力を養う
経営者にとって大切なのはどうやって儲けるか
よりも人を動かす力、組織を改革する力
第二章 部長時代の手痛い失敗
部長の最大の仕事は事業推進と人材育成
言われたことをやるだけでは面白くない
情熱と説得力があれば上司が動いて事態は進む
事業は自分の