丹羽宇一郎のレビュー一覧
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生命が育まれた奇跡の天体、地球。ここで、領土という目に見えない境界を引きながら、領土を超えてチョッカイを出すヒトたちがいる。現在、世界各地で火種が燻り始め発火してきた。こうした状況のなか、著者の怒りを感じさせる渾身の力作。問題を起こしているリーダー達には読ませたい内容である。歴史は勝者により脚色された物語になりがちであり、先の大戦で敗者の日本は、自らの物語を学ぶ必要性を訴えている。勝者の歴史は過去から現在までで終わるが、敗者の歴史は過去の事実から学んだことを未来のために生かすために必要である。先の大戦においては2つの大問題があり、それをなおざりにした不作為を指摘している。1つは開戦前のシミュレーションの無視。陸海軍、官民から選ばれた若手エリートたちが日米戦を分析、開戦初期には勝利が見込めるが、長期戦には資源及び生産力で戦力が低下、最終局面ではソ連参入により敗けるという結論。まさに正鵠を得ていた。これを東條英機は机上の演習と一蹴するが口外してはいけないという箝口令をひく判断ミス。もう1つは終戦判断の不作為。責任回避からの先延ばしにある。戦前はマリアナ沖海戦で敗北することは想定してなく、その後は戦争継続できるはずがないなか、一億玉砕という強い言葉だけのスローガンのもと、東京や名古屋の大空襲、悲惨な沖縄戦、そして広島、長崎への原爆投下を招き、死ななくてもすんだ多くの国民を犠牲にした。原爆に関しては投下した側の責任は当然だが、投下させた側にも責任がある。誰も責任を負うことなく壊滅的敗戦を招く。故田中角栄元首相が語っていた「戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。だが、戦争を知らない世代が政治の中枢となったときはとても危ない」という言が現実味を帯びてきた感がする。
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元伊藤忠会長の丹羽宇一郎氏が若者向けに仕事の進め方、生き様について説いた1冊。私は新卒で保険会社に入り、昨年から総合商社のファイナンスの仕事に転職した人間であり、日々商社マンと接する中で、仕事の基準の高さや情熱をひた感じることが多く、正しい仕事との向き合い方について、考えることが多い。この本は、辛いことから逃げてはいけない、といった正当なことから、周りを基準にせず自分を基準にしながら、謙虚に真摯にやっていくことの必要性を説き、私の仕事のモチベーションを高めてくれた。また、意味があるか分からなくても毎日活字を読むといった習慣は、私が大事にし続けているものでもあり、20代後半になってようやくその恩恵が分かるようになって来た資産でもあったので、先人に個々を同調してもらえたことは素直に嬉しかった。
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最初はただの昭和おじさんで、根性論やらなんやらを押し付けてくんのかと思ったが、そんなことはなかった。むしろ後輩を見るなどの著者の観点は厳しくも愛のあるものに見えた。印象的だったのは、就職した数年は何もできなくて会社から教えられる立場であるのだから、会社側に給料くれというもの。(笑)インパクトはすさまじかっが、正しいと思った。現代は新卒の初任給ばかりが取り上げられ、初任給マウントなるものに嫌気がさしていたし、初任給だけで就職先を決めるのもいかがなものかと思っていた。物価高もあり給料面を気にせざるを得ないのもわかるが、成長主義で行こうよ、、、。そんな気持ちを代弁してくれるかのようだった。
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今回、初めてビジネス書を読んだ。
最も心に刻もうと思ったのは、「緊張するような大場面で平常心を保つために、もうこれ以上できない所までやる。」だ。
私はサッカー選手の久保建英選手が好きだ。久保選手は常にリスクをかけて勝負を仕掛けているが、緊張がまるで見えない。それどころか試合を楽しんでいるようにも見える。就職活動や受験などの大事な場面で緊張して眠れず寝不足の状態で挑む私からすると久保選手は憧れでした。久保選手が緊張に負けないのはキャラクターからくるもので才能だと思っていた。しかしそれは違った。本書を読んで日々の準備不足が原因だったと思った。
私はこれから新入社員として働く。緊張するような大事な場面に何度も出会っていくと思う。厳しい環境を楽しめるように、毎日を全力で頑張る。 -
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一次情報を一刻も早く得ることがとても重要だ。現代はSNS最盛期時代で情報に溺れている。全ての報道か正しいとは限らない。
教養を磨くには仕事、読書、人。どれかが欠けてもいけない。
仕事や人との付き合いの中で体験したことが記憶にある言葉と結びつき初めて、こういう事なのかと腑に落ちる事がある。それまで単なる知識に過ぎなかった言葉はそこで知恵に変わり心のシワになる。
即ち本で出会う言葉と体験は互いにキャッチボールをしながらその人の人生を作っていく。本で読み、心に刻まれた言葉は必ずその生き方に現れる。
やはりたくさんの経験を積んでたくさんの本を読む。時間をかけてたくさんのシワを作ってきた人はシワの数だけより深い人生を生きられる。そうやって心のシワを増やすことが何物にも変え難い喜びだと思います。 -
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飾らないけれども力強い人生論。
「どうせダメだ」「何で俺だけ」と、卑屈な気分になる時、読み返したい。
私欲を排除してどれだけ他人に貢献できるか。
これまで私は、「ギブアンドテイクのgiverであり続けることに疲れた」と発言している。まだまだ器の小さい未熟者で、みっともない。反省した。
器を広げるには、自分の中に渦巻く「動物の血」を抑え、「理性の血」を増やす必要があるとのこと。その手段として、丹羽さんの「読書推し」が半端ない。さらには、読書ノートに記録し続ける(アウトプット)が良いとのこと。私自身、細々と読書し、読書会を開催し続ける目的を再確認することができた。「自分のやっていることは間違いない」と丹羽さんに励ましてもらえた気がする。
そして、私は「日日是好日」という言葉が好きだが、丹羽さんの考え方にピッタリだと思った。物事はいつ始めても良い(歳をとってからでも問題ない)し、日々のトラブルは成長するチャンスだから楽しく構えようということ。どんな日でも、意義のある1日になるのだろう。