丹羽宇一郎のレビュー一覧

  • 負けてたまるか! 日本人 私たちは歴史から何を学ぶか
    現代の日本の状況を憂慮する、丹羽宇一郎と保阪正康が対談する。
    同じ過ちを繰り返すのが人間だから、戦争をするなと言うのではなく、「戦争に近づくな」と、丹羽氏は訴える。
    日本は感情的な国なので、過去の戦争も感情論から始まったし、曖昧模糊、無責任体制、権限・責任の不明確さという精神風土はいまだに変わってい...続きを読む
  • 人間の本性
    怒り、憎しみ、暴力的な衝動を内包する「動物の血」が人間には流れていることを忘れてはいけません。(中略)「動物の血」は、常に「理性の血」の下をマグマのように流れているのです。

    ライフネットの出口さんもそうですが、トップに立って成し遂げる人は読書家の方が多いですね。
    丹羽さんが生きてきた中で捉えた「人...続きを読む
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    読みやすい。そして著者が錚々たるメンバー。いろんな人に悩みのアドバイスをもらっているような気分で読める。
  • 人間の本性
    仕事で初対面のお客さんに何故か頂いた本。

    目標というとどうしてもbecome(何になりたいか)という部分だけが注目されがちだが、being(どうありたいか)という目標を持つことが大事であるという考え方が心に刺さった。

    どんな人間にも「動物の血」が存在するという概念は常に頭の中に留めておきたい。
  • 死ぬほど読書
    読みながら「考える」ことをしなければ、知識にならないという言葉はダラダラと本を読んでいるわたしに刺さりました。お目当ての本だけ買うのもいいけど、本屋で色んな本をみて一目惚れして買うのも読書の醍醐味なんだなと改めて思った
  • 社長って何だ!
    ★4.3(3.29)2019年12月発行。元伊藤忠商事社長、元中国大使の著者。この著者の本は何冊も読んだが、間もなく81歳。伊藤忠もこの社長のお蔭で商社No1になったのかなという感じですね。日本のいや大企業の社長が皆このような方であれば、日本経済ももっとよくなっていたのかも?清く、正しく、美しくをモ...続きを読む
  • 人間の本性
    傘寿を迎えた読書家の本。人間とは何かについて、正直かつ肯定的に述べている本。
    人間と機械との違い、自分との戦い、感謝の気持ち等、頭では分かっているが、大事なことを再度認識させてくれる。
    謙虚な姿勢を取り戻し、努力を継続して少しでも清く、正しく、美しい人生を送りたい人にオススメ!
  • 仕事と心の流儀
    正直者であるがゆえにサラリーマンとしての苦渋を味わい、苦難を生き延びた故に今これが言えたのであり、苦難に押しつぶされてしまった弱い人については何も触れられていない。説教臭く感じるのもそのせいだろう。精神論・根性論で苦難に立ち向かえと応援する内容。
    しかし、経営者として旧世代のエスタブリッシュメントと...続きを読む
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題
    専門分野で多くの経験を積んでこられた方々との対談。著者もビジネスマンとしての経験豊富な方でフムフムとうなずきつつ拝読しました。最も興味深かったのは第4章の後半、災害対応における国の体制作りが非常に未熟だとの指摘。災害発生は避けられずとも事前対策や事前想定はできるはず。国の災害対応マネジメントはこうあ...続きを読む
  • 人間の本性
    本書では、丹羽氏の経験談から人間とは何か、どう生きるべきかという壮大なテーマが語られている。

    皆弱さを抱え、悩みながら生きている。
    自分の選択に不安を覚えて、揺らぐことも多い。
    しかし、このような感情に向き合い、誠実に努力を続ければ人は強くなる。
    という言葉で、自分の悩みが小さなものに思えてきた。...続きを読む
  • 仕事と心の流儀
    ★4.3(3.67)2019年1月発行。他の著者の本とダブっている箇所は何か所かあったが、今の若い人に伝えたいことが満載。「人間は死ぬまで努力」「清く、正しく、美しく」「仕事を通してどれだけ人間としてできあがっていくか」など、著作の生き方がよくわかる。これまでの著者の経験に基づいて書かれているだけあ...続きを読む
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題
    ★4.2(3.58)2019年2月発行。「トゥキディデスの罠」それまでの覇権国に対して挑戦する新興国が出現したとき、お互いそれを望んでいないなかったにも関わらず、戦争が勃発するという。世界史上過去500年こうした覇権争いが16回もあったと・・・。これだけは今回は回避しないと地球滅亡に繋がってしまいま...続きを読む
  • 人間の本性
    人間は死ぬまで未完成、人は悩みがあるから生きていける、最後に自分の人生を振り返って悔いが残らないように生きる、努力ができるのは人間の証等について解説。また、目先の損得にとらわれず、清く、正しく、美しくを目指す生き方をするようにと。人間はあきらめたらそこで終わり、死ぬまで好奇心を持ち続けろと、80歳を...続きを読む
  • 仕事と心の流儀
    こういう本を欲していたので、とても心に響きました。自分の最近の仕事ぶりを指導してくださった内容で、繰り返し読みたい本です。
  • 負けてたまるか! 若者のための仕事論
    著者が危惧している点。人口減少社会。国の借金。教育。いずれも早急な対策が必要であるが、速効性の対策は無い。

    若いうちは泥まみれで働く。というのが著者の言葉。その仕事は10年も続かない。そのうち、少しずつ責任ある仕事を任される。
    評価されることが目的ではない。
    ありのままでいること。下手に嘘はつかな...続きを読む
  • 人間の本性
    人間とは何者なのかを語った本。経験談なので仕方がないが、仕事と心の流儀の内容とかなり被っている。
    幸せとは何か、人間の本質とは何かをわかりやすい事例を使って説明しており非常にわかりやすい。血尿が出るまで仕事をするのコメントだけは反対だが、残りの考え方は今後の自分の人生の幅が広がるので、出来る部分から...続きを読む
  • 人間の本性
    気持ちのいい生き方/自分は本当にベストを尽くしているだろうかということを、絶えず自問する/的外れな努力は意味がない/小さな達成感を積み重ねることが、モチベーションを持続させるコツ/自発的に仕事をすると疲れない/時間は必ず恩恵を与えてくれる/自己評価は実際よりかなり甘くなる/「清く、正しく、美しく」
  • 人間の本性
    著者の経験に基づく人生訓の束。平易な表現、親しみの持てる語り口で読みやすい。動物の血と理性の血という説明は面白い。自慢話が沢山出てくるが、嫌味はなく素直に読める。
  • 仕事と心の流儀
    成長するためにどのように仕事をし、どのような心構えを持つ必要があるかを書いた本。
    自分なりに響いたのは以下。

    1.嘘をつくな、清く、正しく、美しく
    2.腐ったリンゴは元に戻らない
    3.損は想定の三倍になる
    4.通勤電車を読書ルームにせよ
    5.悲観的に考えて楽観的に行動する
    6.開花するかどうかはど...続きを読む
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題
    丹羽宇一郎さんの著作
    いつ読んでも、とても腹落ちします。

    日本の未来は私たち一人一人が今をどう生きるか?
    にかかっている。

    その場その場で自分がやりたいと思うベストに向けて
    小さな一歩を踏み出す。その小さな一歩が世の中を
    変えて行くための唯一の処方箋。

    上っ面の主義主張ではない
    毎日を生きる。...続きを読む