丹羽宇一郎のレビュー一覧

  • 中国の大問題

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    中国内部の政治や経済、地方の少数民族等の問題に触れた後、中国と日本及び東アジア、ひいては世界との関係に着目した上で、国際社会における中国の在り方について私見を展開している。

    強力な官僚制度に基づく国家体制や地方と都市の深刻な経済格差、急速な国力増強の歴史から見た国際社会の力学など、様々な切り口で中国を多角的に見ている。
    大使としての経験に基づいた主張は、中国の宗教的思想や文化的慣習等をきちんと踏まえた考察を行っていることも相まって、非常に説得力がある。

    日本と中国の関係に焦点を当てることが多い。隣同士の国であることに自覚的になり、平和で良好な関係を構築していくの重要性を強調している。

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    2025年06月18日
  • 死ぬほど読書

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    三輪裕範著の「時間がない人が学び続けるための知的インプット術」で、引用されていたのをきっかけに読みました。(酒を飲んで遅く帰ってきても、必ず読書はする、という丹波さんの記述に衝撃を受けたからです。)
    「死ぬほど読書」という名の通り、読書が人生そのものというような、丹波さんの思いが伝わってきました。とてもストレートな表現で書かれているので、自分の欠点を突かれて、叱られているような気持ちにもなりながら読みました
    丹波さんなりの読むべき本や読まなくても良い本の記述もあり、人によって読書の捉え方も異なるのだと思いました。
    最近では、齋藤孝著の「読書する人だけがたどり着ける場所」や印南敦史著の「遅読家の

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    2025年02月15日
  • 会社がなくなる!

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    今、世のため人の為に奉仕して、利益はその当然の報酬なり。
    客の好むものでなく客のためになるものを売れ。
    トップ自らが投資家と対峙せよ。
    これを実行できてる企業は日本にどのくらいあるのでしょうか?

    トップは今や守られるべき権威にすり替わってるのでは。

    日本は空気を読むのが当たり前文化。
    だからはみ出たり、違和感を、声に出すと厄介がられてしまう。でもこれが、変化や進化を妨げてしまってる。
    DXDX、EDGs一つ覚えのようになにかと目標欄に出てくるけど、風潮にのってるだけでそれでどうしたいのかよくわからないし、なんの恩恵があるんだろうと疑問でしかなかった。
    たしかに企業の社会貢献は当たり前。

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    2025年02月11日
  • 考えて、考えて、考える

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    若くして名棋士となった藤井聡太氏と実業界や対中外交でも活躍された丹羽宇一郎氏による63歳差のふたりの対談集。一般人には知ることができない棋界の話が、経験豊かな丹羽氏の導きで大きく広がり、読者を楽しませてくれる。

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    2025年01月22日
  • 人間の器

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    丹羽さんの本はいつも読みやすい。自身の経験を包み隠さず話してくれる。上司、しかも専務にくってかかれる方で、且つそれでも出世できる方はそうそういないのではないか?大企業のトップでも勤務が終われば、ただのおじさん。そんなこと本にしてかけるのだから、本のタイトル通り『器が大きい』方だ。
    内容で印象に残ったのは、知識と経験について書かれているところだ。知識ばかりあではなく経験も大切、経験ばかりではなく知識も大切、『得た知識と現場で得た情報や経験が相まって、初て生きた知恵になる』はいつの時も忘れずにいたい。
    又、『経験も浅く、力がまだないような人が力を抜けば、仕事が成り立たなくなってしまう。仕事は最初の

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    2025年01月21日
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

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    時代の変化と共に人の生き方も変わっていく、選択種がたくさんありすぎる情報が多すぎる現代に迷っている人におすすめです。

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    2025年01月08日
  • 負けてたまるか! リーダーのための仕事論

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    ネタバレ

    この本を読んでの率直な感想は、大企業の社長、大使を経験した方でも小さな会社の管理職をしている私と同じような思いで仕事に向き合っていることを知り、地位や名誉があるかたでも、同じような職場の人間関係のやりとりを地道に一つひとつの課題をクリアーしていった結果、あれだけの地位に上り詰めたのだと感じた。50代を目前にした私にとって
    どのように仕事や自分の生き方を選択していけばいいのかを教えてくれたなった本であった。
    おこがましいかとは思いつつ、この本を通じて丹羽さんにある負けず嫌い、なにくそ精神は私の中にも少なからずあり、とても親近感が湧いた。又、会社員なら誰でも経験するであろう、『嘘』については印象深

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    2025年01月06日
  • 死ぬほど読書

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    情報を効率的に処理することが求められる時代において、やや異質な読者本かもしれない。ただとても味わい深い。

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    2024年12月05日
  • 死ぬほど読書

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    読書好きの背中を力強く押してくれる一冊。好きなジャンルを好きなだけ読みなさいと、全肯定してくれました。これからもたくさんの本を読んで、たくさん経験も積んで、心のシワを増やしていきます。

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    2024年09月21日
  • 仕事と心の流儀

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    これはいい本。
    自分の身になるまで何度も読み直したい。
    ちょっと前時代的?って思うところも無くはないが、根底として言いたいこと、やりたいことは私も一緒な気がする。

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    2024年08月28日
  • 死ぬほど読書

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    読書は心を潤すためのもの
    その結果、感性や想像力が磨かれる
    考えながら読むことで
    情報が繋がって知識になる

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    2024年07月20日
  • 死ぬほど読書

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    タイトルがインパクトありますが、内容は全く危険ではありません。読書家の著者がご自身のキャリアで読書で得た思考がどう役に立ったか、失敗したことをも振り返り、人生の先輩としての背中を見せてくれる。あっという間に読めるオススメの本です。

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    2024年07月18日
  • 人間の器

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    丹羽宇一郎氏が「人間の器」について述べた本。

    第1章 「人間力」を高める
    第2章 「人間の器」は仕事で変わる
    第3章 老年をいかに生きるか
    第4章 自分の「善なる部分」を生かす

    の4章からなるが、個人的には、次の点が参考になった。
    ・何が起きても「それがベスト」と考える
    ・自分を捨てたとき、人間の器は大きくなる
    ・目標はいきなり高い目標を立てるのではなく、低めに設定して、着実に積み上げる
    ・ベストを尽くしたら、あとは必要以上に反省はしない(落ち込まない)

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    2024年07月01日
  • 老いた今だから

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    現役時代に世間的に活躍された方の引退後の身の置き方の難しさをつくづく感じさせられました。ほどほどの人生でも"生涯現役”がいいですね。

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    2024年05月01日
  • 考えて、考えて、考える

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    2024-023
    将棋好きの自分としては、とても参考になったかなぁ。天才って呼ばれる2人の対談は、刺激的だし、機知にめちゃくちゃ富んでる。
    誰かに勝つことではなく、己を高めることに重きを置いてる藤井八冠は本当に人生何回目って感じ。俺も高みを目指したい。

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    2024年02月19日
  • 死ぬほど読書

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    2次情報じゃなく1次情報を集める重要性が印象に残った。膨大な情報が直ぐに手に入るこの時代にその信頼性と考える作業の大切さについて知った。

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    2024年02月17日
  • 考えて、考えて、考える

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    テレビやニュースでしか藤井さんを観てないので、初めてこういう人なのかと。子供ではなく、大人、そしてプロ。人並みも遥かに超える熱量、エネルギーを、合理的に、そして冷静に投入している。そして、周りを気にせず、自分と闘っておられます。それが強みなんですね。さすがです。

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    2024年02月14日
  • 日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題

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    伊藤忠の会長、中国大使を務めた人でありながら、生活者の視点をメインに据えた考え方で、しかも中長期的な方策を提案している点は大変立派だと思う。考え方のベースがしっかりしている。理想論を並べているだけでもない。知の巨人であり、バランスも取れており、目指すべき、尊敬すべき人。
    こういうのをリベラルアーツと言うんだろう。その裏付けがあっての物言いになってて、単なる知識だけではないし、自分で考えたアイデア、主張になっている。だからブレないのだろう。
    好奇心、問題意識、思考力。

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    2024年02月12日
  • 部長って何だ!

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    元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんが、ご自身の経験に触れつつ部長の心得を説いた本。

    担当業務はもとより女性登用なども推進するなど、バランス感覚がよい方だったんだろうと思う。
    ただ、家庭を顧みず仕事に邁進することが評価された時代と現在の職員の感覚はかなり違うとは思うが、参考になることも多かった。

    ○どんな仕事でも、無駄な仕事はない。
    ○「いい部長は1年を1ヶ月で過ごす」→部長が忙しすぎるのはダメ。

    また、昨今のワークライフバランスや働き方改革などに対する意見には共感を覚えた。

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    2024年01月16日
  • 考えて、考えて、考える

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    将棋の藤井聡太さんとビジネス界の重鎮丹羽宇一郎さんとの対談。
    最初の方はあまりかみ合っていないが、後半は丹羽さんの言葉の重さにうなづくところが多かった。
    藤井さんの詰将棋に対する思いの深さを知った。

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    2023年12月04日